【東証プライム上場 日本最大級の発電会社】
電力需給統括部 電力需給システム開発プロジェクトリード担当
【東証プライム上場ホールディングスの中核を担う金融業界に強みを持つITコンサルティングファーム】
金融機関向けのシステム開発・ITコンサルタント
1億円弱程度の開発案件の開発リーダー(要件定義~設計/開発/テストなど上流~下流まで一貫して経験)
倉松 俊夫 氏 25歳 / 男性
学歴:都立高校 卒
一橋大学 経済学部 卒
TOEIC 960点
日商簿記検定2級
二種証券外務員
情報処理技術者(応用情報技術者)
AWS 認定クラウドプラクティショナー
新卒で就職活動をしていた頃の私は、正直に言うと、明確に「この業界でこういう仕事がしたい」という強い志を持ってはいませんでした。
大学は経済学部でしたが、当時は社会や産業に対して今ほど強い関心があったわけではなく、学生生活ではテニスや友人との時間に大きな比重を置いていました。中学・高校・大学とテニスにはかなり打ち込んできて、努力した分だけ少しずつ上達していく感覚や、勝負の中で自分の弱さと向き合う経験は、自分の土台になっていると思います。
一方で、就職活動では「やりたいことが明確にないからこそ、まずは自分に力をつけたい」という思いがありました。
できるだけ汎用的なスキルを身につけたい、成長実感を得られる環境に行きたい、将来の選択肢を狭めたくない。そう考えた結果、IT×金融という、市場価値の高い専門性が身につきそうな業界を選びました。未経験の領域だったので、会社選びでは育成環境が整っていることを重視しました。
入社後は金融機関向けのシステム開発に従事しました。
主に銀行の為替業務に関わるシステム刷新や、障害対応、開発チームでの実装・テスト・設計などを経験しました。
3年目には開発チームのリーダーのような役割も担い、小規模ながらマネジメント的な経験もしました。
元々IT未経験だったため、最初は分からないことばかりでした。設計書の読み方、コードの書き方、テストの考え方、障害時の切り分け、関係者との調整など、日々の業務を通じて一つずつ覚えていきました。特に、バグの原因を突き止めたり、複雑な処理を整理して分かりやすくしたり、後輩に技術的な内容を説明したりすることに対しては、自分なりの面白さを感じていました。
この会社ではITスキルだけでなく、社会人としての基礎体力を相当鍛えてもらったと思っています。
前職ではスキルが身につく感覚があった一方で、働く中で少しずつ違和感も大きくなっていきました。
理由の一つは、自分が作っているものの価値を実感しづらかったことです。
金融システムは重要なインフラではありますが、日々の業務の中では、画面の向こう側にいるユーザーや社会の変化を直接感じる機会は多くありませんでした。自分が携わっているシステムが誰の役に立っているのか、どのように社会を良くしているのかを、実感として持ちにくい部分がありました。
当初は「まずは自分に力をつけたい」「汎用的なスキルを身につけたい」という思いが仕事に向き合う上での大きな原動力だったので問題無かったのですが、社会人として数年間働く中で、徐々に、スキルを身につけること自体を目的にし続けるのではなく、身につけた力を何のために使うのかを考えたいと思うようになりました。
そこで、金融は自分自身が長期的に情熱を持ち続けられる領域なのかと考えると、少しずつ疑問が出てきました。
お金を動かす仕組みよりも、物流、交通、エネルギー、製造、社会インフラのように、より現場感があり、実体のある産業に関わりたいという気持ちが強くなっていきました。社会人になってから、日経新聞を読むようになり、企業分析や投資に関心を持つようになったりしたことも大きかったです。学生時代にはあまり見えていなかった社会の仕組みや、業界構造などに自然と興味を持つようになり、社会に出て初めて、「世の中はこういう仕組みで動いているのか」と感じる場面が増えました。
もう一つ大きかったのは、ITエンジニアとしてのキャリアをこのまま深めていくことに対する迷いです。
私は開発の仕事自体には面白さを感じていました。難しい不具合の原因を突き止めたり、複雑な処理を整理したり、システムが意図通りに動いたりすることには、純粋な楽しさがありました。ただ、近年のAIの進化を見ていく中で、開発者として生きていく道の将来性についても考えるようになりました。もちろん、AIによってエンジニアの仕事がすぐに無くなるとは思っていませんし、むしろITの重要性は今後も高まっていくと思います。
一方で、単にコードを書く力や、技術そのものを深めていくことだけに自分のキャリアを賭けることには、少しずつ不安も感じるようになりました。自分が純粋な技術者としてトップレベルを目指していくタイプなのかと考えた時に、必ずしもそうではないと思いました。
開発は好きでしたが、技術だけに振り切るよりも、ITを理解した上で、事業や産業、社会課題に近い場所で価値を出す方が、自分にとって納得感のあるキャリアなのではないか。そう考えるようになったことも、今回転職を考えるきっかけの一つでした。
今回の転職活動で私がこだわった軸は大きく三つです。
一つ目は、社会的意義や公共性を感じられることです。
自分の仕事が、社会の土台を支えている実感を持てるかどうかを重視しました。金融も社会インフラではありますが、次はもう少し物理的な現場や産業に近いところで、人々の生活や企業活動の基盤を支えるような仕事に関わりたいと考えました。
二つ目は、自分が長期的に興味を持てる領域であることです。
新卒の時は「成長できるか」「スキルが得られるか」という軸が大きかったのですが、今回はそれだけではなく、「自分が本当に関心を持てるか」「その業界について学び続けたいと思えるか」をかなり重視しました。働く時間は人生の中で大きな割合を占めます。だからこそ、待遇や条件だけでなく、自分の知的好奇心や価値観と合っているかを大切にしました。
三つ目は、これまでのIT経験を活かせることです。ただしこれは、転職活動を進める中で徐々に固まっていった軸でした。
当初は、あえてITから離れる選択肢も含めて考えていました。例えば営業職のような全く異なるフィールドにも関心があり、これまでとは違う環境に飛び込むことで、自分の可能性を広げられるのではないかと考えていた時期もありました。
しかし、実際に面接を受けたり、営業職の仕事内容について理解を深めたり、様々な方から話を聞いたりする中で、少しずつ考えが変わっていきました。自分の性格やこれまでの経験、強みの出し方を考えると、必ずしも最も力を発揮しやすい道ではないのではないかと感じました。
同時に、せっかく数年間かけて積み上げてきたITの経験を、完全に手放してしまうのはもったいないとも思うようになりました。私はまだ技術者として完成された人間ではありませんが、それでも未経験から金融システムの開発に向き合い、現場で苦労しながら得た経験は、自分にとって大切なキャリア資産です。それを捨てるのではなく、より自分が関心を持てる産業や社会課題の中で活かしていく方が、納得感のある選択だと考えるようになりました。
ITに閉じるのではなく、ITを起点に事業や社会に関わるという方向性が、自分にとって最も自然で、かつ可能性のある選択だと感じました。
転職活動を通じて学んだことは、自分の本音を言語化することの難しさです。
最初は、なぜ転職したいのかを上手く説明できませんでした。職場の人間関係は良好でしたし、勤務時間も安定していて、待遇にも恵まれていました。周囲から見れば、わざわざ転職する必要があるのかと思われる環境だったかもしれません。
ただ、自分の中では「このまま同じ領域で経験を積み続けて、本当に納得できるのか」という問いがありました。
私はもともと、「絶対にこれがやりたい」と強く言い切るタイプではありません。どちらかというと、色々なことに興味があり、良くも悪くも選択肢を広く見てしまうタイプです。
そのため、今回の転職活動でもかなり悩みました。海運、エネルギー、物流、交通、重工、シンクタンク、社会インフラ系IT、営業職など、関心のある領域や職種が複数あり、最初から一直線に答えが見えていたわけではありません。
その中で良かったのは、一人で抱え込まず、色々な人の話を聞いたことです。(株)エリートネットワークさんはもちろん、家族にも相談しましたし、外部のキャリアアドバイザーの方にも相談しました。もちろん最終的に決めるのは自分ですが、自分だけで考えていると、どうしても視野が狭くなったり、同じところをぐるぐる考え続けたりしてしまいます。第三者に話すことで、自分が何に引っかかっているのか、何を大事にしたいのかが少しずつ見えてきました。
特に、エリートネットワークの転職カウンセラーの前田さんとの対話は、自分の転職軸を整理する上で大きな助けになりました。
前田さんはすぐに応募を勧めることはなく、まずは私自身のこれまでの経験や考えを丁寧にヒアリングした上で、最適な選択肢を一緒に考えてくださいました。複数のエージェントの方とお話ししましたが、最終的にエリートネットワークさんを中心に転職活動を進めたのは、このように転職の方向性を固める過程から付き合っていただけたことが大きかったと思います。
また、連絡へのレスポンスが早く、ちょっとした質問に対してもいつも誠実に回答をいただけたので、信頼できるエージェントだと感じておりました。
一方で、転職活動は想像していた以上に大変でした。
私は比較的多くの企業に応募したこともあり、WEBテスト、面接対策、日程調整など、多くの時間と精神的なエネルギーを使いました。仕事をしながら転職活動を進める場合、平日の夜や休日の時間が自然と削られていきますし、面接結果を待つ時間や、選考が思うように進まない時の精神的な負荷もありました。
そのため、これから転職活動をする方には、できれば現職が極端に忙しい時期は避けることをおすすめしたいです。もちろん、転職にはタイミングもありますし、常に余裕のある時期を選べるわけではありません。
ただ、転職活動は片手間で簡単にできるものではなく、想像以上に体力も気力も使います。やるなら一定の覚悟を持って、時間を確保し、自分と向き合うつもりで取り組んだ方が良いと実感しました。
今回ご縁をいただいた電力会社では、これまでのIT経験を土台にしながら、より広い視点で社会や事業に関わっていきたいと考えています。前職で培った経験は次の環境でも必ず活かせると思っています。
今回の転職活動を支えてくださった方々には、本当に感謝しています。自分一人では、ここまで自分の考えを整理し、納得感を持って決断することは難しかったと思います。
この一連の経験を次の職場でしっかり活かし、数年後に振り返った時に「あの時、勇気を出して転職して良かった」と思えるように、覚悟を持って新しい仕事に取り組んでいきたいです。
クライアント企業との太いパイプと採用実績・高い定着率で財閥系企業や上場企業を中心に各業界の大手企業各社から評価を頂いており、ハイキャリアの転職支援実績が豊富にございます。
各紹介先企業に精通した専任のカウンセラーが転職活動の各プロセスにおいて、職務経歴書の作成に関する具体的なアドバイス並びに添削、退職にまつわるノウハウも提供し、次の会社への入社に至るまでひとりのカウンセラーが一貫してサポートします。