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料理教室講師、一部上場食品素材メーカーの直営アンテナショップ立上げスタッフへ

料理教室講師、一部上場食品素材メーカーの直営アンテナショップ立上げスタッフへ

No.1125
  • 現職

    一部上場 食品素材メーカー ベーカリーショップ新規立ち上げスタッフ

  • 前職

    私立大学 研究室助手
    大手ベーカリーチェーン店 パン製造スタッフ
    大手エネルギー会社のグループ企業 料理教室立ち上げの講師・運営スタッフ

岩佐 華子 氏 35歳 / 女性

学歴:実践女子大学 生活科学部 食生活科学科 卒
栄養士
食品衛生管理者

【はじめに】

今回、(株)エリートネットワークさんを通して、3回目の転職活動を行いました。
・1社目:卒業した大学での研究室助手(任期3年)
・2社目:パン製造・小売りチェーンでのパン製造職
・3社目:ガス関連会社での料理教室新規立ち上げ、運営、講師

【大学卒業から今回の転職に到るまで】

大学では栄養学を学び、栄養士を目指していましたが、授業で病院や老人ホームへ実習に行くことがあり、果たして自分がやりたいことは栄養士なのか? と考えるようになりました。大学のゼミでは食べ物の配合による破断強度の違いの実験をしており、学生時代の就活では食品メーカーや飲食系の会社を主に受けていました。
就活中、大学のゼミの先生から「研究室の助手をやらないか」と声をかけて頂きました。既に何十社と応募をしており、この頑張りが無駄になるのではという思いや、助手の仕事は任期がある仕事だったため、とても悩みましたが、助手をするチャンスは今しかないと考え、勤めさせて頂くことを決めました。

最初の仕事、大学研究室の助手は一般的な就職とは違い特殊な環境でした。企業に就職すると一般的には新入社員研修があり、先輩がおり、仕事は段階を踏んで覚えていくことが多いと思います。しかし、大学の研究室では新入社員の研修はなく、先輩がいるわけでもありません。学校の組織内では新人という立場ではありましたが、学生から見れば「新人だからできない」では済まされない仕事でした。そのため、プレッシャーも多く、月曜日から土曜日の出勤で、定時にあがれることはまずなく、ハードな仕事ではありましたが、食のプロと関わることができ、勉強しながらお給料が頂ける、贅沢な職場でした。

任期最終の年、また就職を考えなければならない時は、ちょうど仕事も慣れてきてやりがいを感じている時期でした。しかし、任期満了のため辞めなければなりません。当時、忙しくも楽しく仕事をしている中で、次に何の仕事をしようかと考えるのはとても大変でした。

そして私が2つ目に選択した仕事はパン製造職です。食に携わる仕事、現場で働きたいという気持ちがあり、未経験でも受け入れて頂けるところを選びました。「作ることが好きだから」という気持ちが大きかったのだと思います。パン製造職は初めてでしたが、中途採用ということもあり、入社初日に「はい、作って」といった感じの実践重視の職場でした。指導は感情論が多く、日々の忙しさからかあまり熱心な指導は受けることができませんでした。「見て学べ」という時代でしたので、必死に見て覚えて技術の習得をしました。

最初に入ったポジションは、新人が任されることの多い最も体力の要るポジションでした。入社して2年ほど後輩が入ってこず、なかなか新しい事を学べませんでした。仕事には慣れて来ましたが、新たなポジションに入らせて貰えず、体力的、精神的にも辛い時期が続いていました。そんな中、店舗異動があったのです。次の店舗では社員数が少ないこともあり、1人が様々な工程ができないとお店がまわらない状況だったため、初めて他のポジションを学ぶことができました。これを機に仕事が楽しくなり、やりがいも感じられるようになりました。
しかしながら、出勤の半分以上は夜勤で、このまま30代を過ごせるかという不安もあり、転職を考えるようになりました。

そして3つ目に選んだのは料理教室の立ち上げ、運営の仕事でした。以前から料理教室にも興味がありました。しかしながら、今流行りの料理教室はお客様への勧誘が中心だったり、正社員ではなくフリーランスが多かったりで、私の求めている仕事内容や雇用形態とは違っていたので諦めていました。当時、仕事で悩んでいるタイミングでガス関連会社の料理教室の立ち上げメンバーの募集を見つけ、転職を決めました。

会社としても初めての取組みだったため他の関連会社に研修を依頼し、3ヶ月間の研修を経て料理教室を立ち上げました。講師として立つためには本来なら半年~1年の研修が必要とのことでしたが、会社側の意向で3ヶ月の研修で講師として教室に立ちました。講師、アシスタント、レシピ開発やチラシやホームページに載せる写真撮り、運営全てを担っていましたが、直接お客様の反応が分かり、とてもやりがいのある仕事でした。

もともと、人前に出ることは苦手で、どちらかと言うと裏方の作業が得意だと思っていましたが、この仕事をするようになり、接客が好きになりました。時には難しいお客様への対応もありますが、お客様にご納得頂けた時にはとてもやりがいを感じました。

【今回転職を考えた理由と実際の転職活動の流れ】

今回は、会社トップの交代、そして料理教室の立ち上げを発案された方が退いたことから、教室が縮小傾向にあると感じたため、転職を考え始めました。

パン作りがしたいという思いがありましたが、以前のような夜勤を含む勤務状況では体力的にも厳しいという思いもあり、さらに今までやって来た仕事が活かせる内容が良いと考えていました。転職を真剣に考えるようになってから1年ほど経った頃、今回応募した求人を拝見しました。応募条件はすべてをクリアしておらず、尚且つパン製造業務では5年のブランクがあることから、無理だろうと思い、始めは諦めていました。しかし、条件に満たない方でも可能性があるという文言が記載されていたので、思い切ってダメでも一度連絡してみようと思い、(株)エリートネットワークさんにご連絡しました。

連絡後直ぐに転職カウンセラーの廣島様と面談させて頂き、書類選考をして頂けることになりました。面談時に2次面接では実技があると伺い、現役ではないので厳しいかと思いましたが、書類選考が通るか否かも分からなかったので、とにかくまず受けてみることにしました。
その後、書類選考が通り、一次面接を受けさせて頂くことになりました。面接や人前でのアピールはとても苦手だったので、廣島様からアドバイスを頂き、練習してから挑みました。面接官が4名とのお話を伺っていたので、緊張して伺いましたが、お会いしてみるととても和やかな雰囲気でお話ししやすい環境を作ってくださっていました。私は繕っても仕方ないと思い、双方の思いに食い違いがあってはもし入社できたとしても辛い思いをすることになると思ったので、はっきりと応募条件に満たない部分やブランクがあることもお伝えし、それでも大丈夫ですかと伺いました。すると、どのような人材を求めているかを丁寧に教えてくださいました。

その後、2次面接のご案内を頂き、実技試験を受けることになりました。2次面接の通知が来てから実技試験までは時間があったので、課題のレシピを練習してから挑みました。また、WebでのSPI試験の受験もあり、初めてだったため廣島様にアドバイス頂き、練習問題を解いてから実施しました。実際の実技試験では事前にブランクがあるということもはっきりと伝えてあったので、それを考慮してくださった試験だった気がします。実際に立ち会ってくださった方々がとても親切で、できれば一緒にお仕事したいという気持ちがさらに強くなりました。

【内定を頂いてからの退職交渉】

年度末ということもあり、現職の来年度のことも決めていかなければならない時期であったため、とても忙しい状況でした。内定を頂いた企業様に対してもいついつまでに結果が分かれば4月1日に入社できますが、それ以降であると4月1日入社は難しいですとお伝えしていました。企業側もそれを考慮してくださり、直ぐに結果のご連絡をくださいました。そのため、退職交渉もスムーズに進めることができました。退職交渉の具体的なアドバイスも廣島様から頂き、揉めることなく手続きできました。

【今回転職活動をしてみた反省点】

学生時代の就職活動や今までの転職活動で経験しなかったことが多かった気がしました。履歴書などの書類選考はパソコン入力、WebでのSPI試験は初めてでした。特に、SPIは難しい問題ではありませんが、PC画面に慣れていないとスムーズに解けないので、転職を考えているのであれば前以て練習しておくべきだと感じました。

【最後に】

何度か転職をしてきましたが、当時の仕事が嫌で転職をしたというよりは、将来性を考え、もっとスキルアップしたいという気持ちからのことでした。
私にとって、仕事は生活のほとんどです。何を重視するかは人それぞれです。通勤が近い、休みがしっかり取れる、好きな事を仕事に、などそれぞれあります。私はその中で、やはりやりたいことを仕事にしたいという思いがいつもあります。仕事は仕事、やりたいことを仕事にすると逆に大変と言う人もいます。

しかし、それを承知で私はやりたいことを仕事にしたいと思います。今まで通って来た道は決して無駄だとは思っていません。転職回数が多いとそれだけで不利に感じる人もいるかもしれません。でも、私は全てが次に繋がっていると思っています。それぞれの職場で経験させて頂いたことを活かして今後の仕事も楽しく頑張っていきたいと思っています。

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