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在外公館派遣員、一部上場100年の歴史を有する企業の広報担当へ

在外公館派遣員、一部上場100年の歴史を有する企業の広報担当へ

No.1112
  • 現職

    一部上場 総合物流企業 経営企画本部 広報担当

  • 前職

    一部上場 化学メーカー 国内営業担当
    在外公館派遣事務職員 (海外日本大使館 期限付きアシスタント)

遠山 千夏 氏 26歳 / 女性

学歴:神戸市外国語大学 外国語学部 ロシア学科 卒
ロシア語検定試験 第1レベル(ТРКИ-1:ロシアの大学への入学可能レベル)
TOEIC 750点
英検2級

【学生時代】

大学でロシア語を専攻し、いずれはロシア語を使った仕事をしてみたいと思い、総合商社や自動車関連のメーカーなど、海外、特にロシアに関わりのある会社を中心に就職活動を行いました。

【一部上場 化学メーカー】

入社後は国内営業本部のリテール部に配属となりました。メーカーに入社したということで、自社が製品をどのように売り、利益を得ているのか、お客様にどうして選ばれているのかなど、メーカーが稼ぐ仕組みをまずは勉強したいと考えていたため、国内、海外に関わらず営業部門への配属を志望していました。

配属後の主な仕事は、B to C向けの国内のメーカー直営店の営業企画、支援でした。具体的には、全国の直営店で行う販促イベントや営業ツールの企画、店舗店長・スタッフの接客研修の実施、店舗づくり支援、ホームページ運営企画などを担当しました。全国の店舗を統括する部署での業務を担当することで、幅広い知識と経験を得ることができ、非常にやりがいのある日々を送っていました。

ただ、部署内の先輩方のキャリアを見ていると、国内を経験したのちに海外業務に携われる方は一握り、それも10年や15年など長年の経験を積んだ後であるなど、若手のうちに海外にステップアップできないのではないかと感じ、転職を考えました。

ロシア語をすぐに活かして働ける仕事として、外務省の外郭団体が募集している、在外公館派遣員制度に応募しました。言語ごとの募集で、世界各国にある日本大使館にて言葉を使ったアシスタント業務を2年間行うといった仕事です。

大学卒業をしてから全くロシア語には触れておらず、一発で試験に通らないのでは、とまずは試しに受験したところ、運よく合格し、1社目を退職することになりました。

【在外公館】

大使館での仕事は、日本から国会議員や官僚などが訪問した際のアテンドやそれに伴う手続きのほか、翻訳や情報収集など多岐にわたり、得難い経験をすることができました。
元々2年間と期間が限定されていたため、帰国後の進路については常に考えながら過ごしていました。憧れていた言語を使った業務はとてもやりがいがありましたが、内容としては大使館で携わったようなアシスタント業務よりも、自分から主体的に動ける総合職の仕事の方が自分には合っていると強く感じるようになりました。

【転職活動】

帰国まで半年を切った2018年3月頃、本格的に日本での転職に向けての準備を始めました。ネットでは色々と情報が溢れているものの、海外にいると、日本の転職市場の肌感覚や詳細な情報までキャッチすることは非常に難しく、海外に居ながらの転職活動に対して不安になることが多々ありました。そこで2018年5月頃、一時帰国の機会に一度話を聞いてみようと思い、数社の転職エージェントへ面談に伺いました。そのうちの一社がエリートネットワークさんでした。

担当の転職カウンセラー廣重さんは、これまでの経歴やそれに至るまでの想いをゆっくりと時間を掛け、丁寧に聞いてくださり、過去の海外からの転職事例や、帰国までのスケジュールに合わせた提案をしてくださいました。他社での面談の際には、海外からの転職という特殊な事例に関してのノウハウがない紹介会社が多く、相談にならないケースもありましたが、エリートネットワークさんでは過去にも同じようなケースで転職された方も数多くいらっしゃるようで、帰国時期との兼ね合いで懸念していたスケジュールについても、複数案を提示してくださいました。

また、一緒に海外に赴任していた夫も同時期に帰国→転職をする予定であったため、日本での勤務地などについても夫とすり合わせながら転職活動を進めていく必要があったのですが、そういった事情についても廣重さんは本当に親身になって相談に乗ってくださり、他社のマニュアル一辺倒のようなサービスとは全く違っていたため、メインで利用させて頂くことに決めました。

2018年9月末に帰国した後、本格的に活動を開始しました。改めて面談に伺った際には、自分の志望業種や勤務地などの表面的なことだけでなく、その考えに至った過程や大学、高校時代の話にまで遡ってヒアリングして頂いたことには本当に驚きました。当初はロシア語を使った仕事が第一希望で、見つからない場合は海外営業がいいかな、と漠然と考えていたのですが、ロシア語さえ使えれば仕事内容は問わないのか? やどうして海外営業がいいのか? などと質問され、面談を進めていく中で、自分でも気づいていなかった本当の自分の希望や、自然と目をそらしていた現実に気づかされ、最終的には大きく希望が変わることになりました。

結局、既婚で転勤が難しいことや、前職での経験と重なる部分、そして将来的には海外案件にも携わる可能性があるポジションとして、広報をメインで探していくことになりました。

方向性が定まってからは一気に活動が前進していきました。他社のような条件だけで機械的にマッチしたものではなく、会社の雰囲気や歴史などまで考慮して、私に合った求人案件をまずは10件ほどご提案頂き、そのほとんどに応募しました。

面接前にはそれぞれの企業についての詳細な情報を都度提供してくださるなど、きめ細やかなサポートで安心して挑むことができました。その中で、仕事内容も会社の雰囲気も自分に合っており、違和感なく安心して働けそうだと感じる歴史のある企業に出会うことができ、入社に至りました。

エリートネットワークに出会えていなければ、深く自分のことを知り、深層心理に隠れていた潜在的なニーズに気づくことなく転職活動を始めることになっていたでしょう。一貫して手厚いサポートをしてくださった担当の廣重さんには本当に感謝しております。

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