本日現在:1102 転職体験記
No.1091

とことん働き、とことん年収を上げたくM&A業界へ転職

前職
政府系金融機関 都内の支店 法人営業
現職
東証一部上場 株式会社日本M&Aセンター M&Aコンサルタント
加藤 洋一 氏 / 32歳
関西学院大学 経済学部 卒
証券外務員一種
銀行業務検定試験 財務2級
日商簿記検定 2級
銀行業務検定試験 法務2級

1.学生時代にさかのぼって新卒での就活の時の志や志向、そして具体的な会社訪問等

・学生時代、イベント実行委員会の協賛担当として、パンフレットに掲載する広告を集める役割を担っていた。協賛活動の業務は、地元に本社や営業所を構える企業に対し電話を架け、アポイントが取れ次第訪問するというプロセスを繰り返し行っていった。失礼ながら取り組み当初は、誰でも知っている大企業の営業所ばかりに電話をかけ、名前を聞いたことのない企業は後回しという、勝手な考えで行動をしていた。

当然、大企業から毎回協賛がとれるわけではなく、成果が出ないときに助けて頂いたのが、中小企業経営者だった。「地域活性化に取り組んでいる学生の頑張りに1口協賛するよ!」と、言って頂いたときの感謝は未だに忘れられない。そして協賛した企業の一社で印刷工場を案内して頂き、全長30mにも及ぶ大型の輪転機が目にも止まらぬ速さで印刷している姿を見て、「世の中を回しているのは決して大企業だけではなく、このような中小企業が全国で頑張っているからではないか?」と気づかされた。このような経験から「経営者の悩みを抜本的に解決して、社会に貢献したい」と強く思い、中小企業を支援する政府系金融機関へ入社することを決断した。

2.新卒で入社した会社での担当業務や実務経験、体得したスキル

・入庫後8年間、法人営業に従事。最初に配属された支店では約100社、2店舗目の支店では約150社の取引先を担当し、特定の業種に偏ることなく、経営者と信頼関係を構築する重要性を学んだ。通常の貸出業務に留まらずシンジケートローン、デリバティブ、外国為替業務等、ソリューション業務に注力し、法人営業としての幅が広がった。

・この法人営業を通じて「仮説思考に基づいた提案」と「信頼関係構築力」が身に付いた。限られた時間と情報量の中で、経営上の課題を見極め、そして方向性を示すためには仮説思考が必要不可欠である。予め仮説を立てて検証を行うというプロセスを繰り返すことで、スピードだけでなく意思決定の質が向上することを学んだ。加えて、信頼関係が構築できているからこそ、経営者の本音を聞き出したり、課題を共有することでクロージングに繋がる事を身をもって経験してきた。そのためこの2つが法人営業を行う上での軸であり、自身の強みとなった。

3.今回転職するに至った背景や理由・きっかけ

・私自身が携わっている仕事は、資金繰り安定化、あるいはシンジケートローンなどの資金調達の多様化、金利や為替のヘッジ等、事業活動という大きな側面から見た場合、財務的な側面に限られていた。「経営者の悩みや課題に対して、自分自身は何パーセント応えられているだろうか。」という疑問がいつも頭から離れずにいた。金融機関は収益の源泉である貸出業務に注力することで、企業の存続あるいは延命に寄与し、短期的な視点でみれば貢献している。けれども経営者が抱えている悩みを抜本的に解決し、そして本当の成長戦略を支援するという長期的な視点でみた場合、決して取り組みが十分とは言えないのが現実だった。

なぜなら経営者の半数以上は後継者未定であり、2055年には生産年齢人口が5,000万人を下回り、業界再編は避けて通れず、企業を取り巻く環境は不透明で厳しい現実が待っている。しかし、経営戦略の一つであるM&Aには、この社会問題である事業承継の円滑化に資するだけでなく、閉塞感に包まれた現状を打破できる真の成長戦略も備えている。社会貢献性が高く、社会から本当に必要とされていることを実現できるパワーを秘めているのがM&Aと考え、今回M&A業界に転職することを決意した。

4.こだわり、譲れないと考えた事柄、逆にこだわりを捨てた点

・譲れないと考えた点は以下4点。①既に結婚をして子どもがいるため、少なくとも今の年収を維持できる企業であること。②既存の古い固定観念に縛られた組織ではなく、多種多様な人材を受け入れ、自由闊達な企業であること。③自分が働きたいだけ存分に働ける企業を志望していたため、残業規制に厳しい企業、休暇を多く取得するように促す企業は除外。④給与体系が明確な企業。年功序列では自身のモチベーションが上がらないため、成果を上げた分だけ自身の給与に正しく反映される企業。

・捨てた点は、歴史があり誰でも知っている有名企業。既得権益に守られている企業。

5.転職活動を通じて、気づいた点や学んだ点、反省点等

・転職活動の難しいところは、失敗しても今の生活が保証されているので、自分自身の転職スイッチを入れることが何よりも重要。そのためにはまず、自分自身が志望する企業を見つけるのが、「はじめの第一歩」。これまでの振り返り、現状への不満、不満を解消するための手段、今後やりたい事、家族を含めた将来設計等を、一旦紙に書き出すことをお勧めする。書いていくうちに内容が整理され、ただ頭の中で考えているときには気づかなかった視点にも気づくようになる。

私自身、毎日20時まで働き、転職活動は退社後、23時までカフェで行っていた。傍からから見ると大変な生活を送っているように思われるかもしれないが、一生を懸けて働きたい企業が見つかったので、とても充実した日々を過ごすことができた。まずは半年間と期間を区切ったこと、そして一発百中で考えていたので、半年間は第一志望の企業一社に集中。他社は一切見なかった。辛かった点は担当エージェントを除くと、転職について真剣に相談できる友人がいなかったので、社外での幅広い人脈作りを行ってこなかった事は反省点として挙げられる。

そのため徹底的に書籍やネットを通して志望企業を調べ上げた。少なくとも志望企業のHPを一日30分以上は熟読。特に業界動向、企業研究、関連書籍の読み込み、求められる人物像 (社長が述べている特に動画サイトを念入りにチェック)、想定面接対策、SPI、作文、プレゼン練習等をリスト化し、毎日自分自身の進捗具合をチェックしていた。

転職活動は、どのエージェントと巡り合うか、どんな採用担当者が面接するかという「ご縁」ではあるが、受験勉強や資格試験と同じように、最後の最後まで努力してきた人間が最後は「内定」を勝ち取るはずである。ただ受験や資格試験と異なり、正解はない。そのため自分に正直であること、そして最後の最後まで納得する転職活動を続ける決意がとても大切であると、改めて気づかされた。

6.次の職場に賭ける意気込みや覚悟等

・M&Aを一件成立させるには、とても多くの利害関係人 (売り手、買い手、株主、取引先、取引金融機関、従業員・・・・・) が納得して始めて成功する仕事である。特に売り手企業の社長にとっては一生に一度の機会であり、失敗が許されないディールである。一方、買い手企業にとっては、先行き不透明な現状を打破するための重要な成長戦略手段である。これからの日本は、少子高齢化により生産年齢人口がますます減少し、国内マーケットは縮小の一途である。これまでのようにただ規模やシェアを獲得する「競争」するというフェーズから、お互いが不足している部分を補完していく「共存共栄」のステージに移行しつつある。

そのためのM&Aは企業が存続、発展しく過程においては今まで以上により必要とさるはずである。私自身はただ売り手、買い手の仲介としての機能を果たすのではなく、数字には表れない背景や経営者の心情を汲み取ることができるM&Aコンサルタントになるのが当面の目標である。微力ながらも、中小企業の存続と発展に貢献し、企業を根底から支えられるM&Aコンサルタントを目指していきたい。

7.面接対策

•志望企業のHP (業界サイトも) を隅から隅まで読み込み、最新決算期の動向、株価の推移、直近のプレスリリース情報等を随時インプット。自分自身で説明できるレベルまで読み込む。

•志望企業が出版している書籍を全て熟読。ただ目を通すのではなく、「内容の要約+自分の考え」を簡潔に述べられる様に意識する。

•志望企業の求められる人物像は決まっている。基本的なことかもしれないが、採用HPや動画サイトで内容をチェックし、面接で話す内容と企業が求めている人物像のズレがないかを都度チェックする。

•筆記試験はあまり見られていない。その代わりに作文 (テーマ:仕事と私) が重視されている。履歴書≒経歴書≒作文≒面接でのズレがないよう注意する。

•1次面接は人事部の若手担当者が実施。退職理由、志望動機、営業成績、これまでの生い立ち等、特段の難しい質問はない。志望企業の特徴として、何が何でもやり抜くトップセールスマンを求めているのは事実だが、ただ平均年収が高いだけでなく、社長が採用HPでも述べているように、「クールヘッドとウォームハート」を持ち合わせているかが重要。そして最後に企業へ行う質問で、企業への関心度が計られている。

•2次面接は配属予定部門の部長が面接。中にはとても個性的な部長がおられるので臨機応変な対応が大切 (面接官の当たりはずれがある)。面接する部長陣はとても忙しいので、事前に履歴者や職務経歴書には充分に目を通していないこともある。面接というよりも、フランクな会話形式。付け焼刃で事前に覚えてきた面接対策は通用しない。またこの時点ではM&Aに対する高度な知識は求められていないので、法人営業担当者としての資質や話し方、営業数字を達成する粘り強い貪欲さ、協調性を見られている。特にM&A業界は、ここ一番の際には残業@100~150時間/月を超えるのも当たり前なため、過酷な労働環境に耐え得る人間かどうか。

•最終面接は社長あるいは副社長+取締役1名=計2名の面接官での対応が基本。社長のスケジュール調整は難しく、副社長が対応する可能性が高い。面接はとても張り詰めた雰囲気で、履歴書や職務経歴書は隅々まで読み込まれている。「私は、 ~ という理由で、日本M&Aセンターに何が何でも入社したい!社会的な使命を実践するため、そして年収 (具体的に5千万円とか。。。)を高めて、豊かなプライベート生活も実現したい!」と素直に「覚悟」を伝えるのが一番効果的。

•プレゼン (前職の会社の紹介+前職の会社で成功する方法) が最終面接で必須と言われているが、実際はパワポの作成レベルを見られており (金融機関の営業系出身者はパワポが使えない人が多いため)、必ずしもプレゼンがあるとは限らない。私自身も何度もプレゼンの練習を行ったが、資料を提出するだけでは最終面接で使用されなかった。

•噂で聞いた程度だが、これまでの営業成績 (社長賞、頭取賞等の社内表彰の受賞歴)が事実かどうか、会社独自に調べているらしいので嘘を話してはいけない。私自身、特筆すべき営業数字がなかったため、結果よりもプロセスを重視して説明。中には採用後に嘘がバレて辞めさせられた人が若干名いるので注意。

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