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学生時代から憧れ続けた “総合商社” への転職

学生時代から憧れ続けた “総合商社” への転職

No.1049
  • 現職

    総合商社 コーポレートリスク管理企画部 リスク分析・評価

  • 前職

    メガバンク 大手企業向けRM→国際部 トレーニー派遣→海外支店RM→調査部 アナリスト

木村 洋輔 氏 31歳 / 男性

学歴:同志社大学 工学部 環境システム学科 卒
宅地建物取引士資格
簿記検定 2級
証券外務員 1種
TOEIC 845点

学生時代の就職活動

学生時代に就職活動をしていた際は、出身学部が理系でありながら、人と直接関わる事のできる営業職等を希望し、活動しておりました。
根本の軸として、私は海外に関わる仕事をしたいと考えていた為、航空や海運、総合商社等を希望していました。しかしながら、なかなか狭き門の業界でもあり、最終的に金融機関を選び就職。その中でも、社会人としての基盤かつ必要能力である『ファイナンス』に関わる事で、その後の人生に広がりを持てるだろうと考え、銀行を選択しました。また、損害保険や生命保険と比較し、海外展開を積極的に行っている銀行に入行すれば、自分の実現したい仕事像により一層近づけると感じていたのです。

就職後の業務内容

銀行では、法人営業、海外支店の企画関連業務、海外支店での日系企業向け法人営業、調査関連業務等に従事。

初任店で配属された営業部では、お客様の運転資金ニーズや設備資金ニーズ、海外展開をするにあたっての情報提供、貿易に関わる金融取引の提案等、様々な金融商品のセールスを担当しました。
『金融』という形がない商材を、お客様にどれだけ選んで頂けるかという業務だったため、お客様から相談しやすい営業担当になるべく、必要な対応の姿勢を学びました。また、大手商社を担当していたため、その頃から現職に近い環境に身を置く事ができたのではないかと思います。(やり取りをする相手の部署は財務部だったため、総合商社がどの様な事を考えながら業務をしているのかも、この時に少しわかりました。)

海外支店における企画業務では、支店運営の際の規制対応や送金等の銀行の裏方ともいえるオペレーション業務の基礎に従事。
周囲は課長を除いて全てナショナルスタッフのみの環境でしたので、基本的に英語を用いて業務を行っていました。日本人以外の方々とコミュニケーションをとらなければならない立場で、最初はかなり苦労しました。ですが、徐々に打ち解けていき、最終的には円滑に業務を進められる様になっていきました。
この時期から、海外の異文化の中で働く楽しさと難しさを強く感じる様になっていきました。

その後異動となり、海外支店での日系企業向け法人営業を担当。主に日本企業の海外現地法人をお客様とし、融資、預金、貿易金融等各種取引の営業推進を各チーム配下のナショナルスタッフと共に実施していきました。

日本に帰国後は、調査の業務を担当。具体的には、担当業界の動向調査や担当業界のトピックに関するレポート執筆等を実施し、顧客への情報提供も含めて担当しました。

転職するに至ったきっかけ

入行以来、非常に恵まれた環境で楽しく仕事をしていましたが、最前線で顧客とやり取りをしてきた業務から一転して、顧客とあまり関わらない内部での作業が多くなりました。
また、営業担当時代に顧客と接する際に常々感じていましたが、銀行という立場にいる私が、顧客の手がけている「事業」自体に直接関わるのは難しいです。我々ができるのはあくまで「お客様のサポート」に留まってしまう事に違和感を覚える日々が続いていました。

閉塞感を募らせていくうちに、やはり顧客の様に私自身も自社の事業に関わって収益を稼ぎ、会社や社会に貢献していきたい、と強く思うようになっていきました。そんな思いから「一度、他の会社も見てみよう。むしろ昔から興味のあった総合商社を見てみたい!」と考えるようになり、ついに転職活動を開始する事になりました。

転職活動を開始するにあたり、いくつかの転職エージェントに登録をしました。その中で何人かのエージェントの方と面談をさせて頂き、自分の想いをぶつけました。
エリートネットワークさんでは、転職カウンセラーの高橋さんに初回カウンセリングをして頂いた際、現在の転職マーケットの状況や私の希望する業界・職種の話をお聞きしました。他エージェントでは聞く事ができなかった肝の情報等を様々な角度から丁寧に教えてくださり、「エリートネットワークさんはすごいな」と感じました。

転職するにあたり、業界は総合商社以外あまり考えていませんでした。
そんな私の考えを聞いた高橋さんは、現在の総合商社の中途採用状況や難易度、人事担当が必要としている人物像等、他のエージェントからは聞かされなかった(教えてくれなかった?)事まで非常に細かくご指導頂き、非常に狭き門である事を含め、厳しい現実も認識できました。

通常の転職エージェントは希望と全く異なる、私自身あまり興味を持っていない業種の求人案件を多数送ってくるのですが、高橋さんは希望に沿った、厳選された求人案件のみを持ち掛けてくれました。
他のエージェントからも色々な紹介がきましたが、私が行きたいと思っていた企業群は既に固まっていた、かつ、上記の理由から他のエージェントの紹介には全く興味を持てませんでした。

エントリーシート提出の際にも、高橋さんからエントリーの時に必要となる細かな情報を事前にご指導頂き、スムーズに準備を進める事ができました。

これらのサポートや、私が真に希望する求人案件のご紹介、高橋さんからの的確な助言、希望業界の情報を頂けた事がエリートネットワークさんに転職活動のサポートをお願いした最大の理由です。

自身のこだわり、従来のこだわりを捨てた点

転職をするにあたり、譲れない点として決めていたのは、①海外に関連する仕事ができる事、②事業に直接関わる仕事ができる事、③事業会社の経営ノウハウを身につけられる事、の3点でした。

①については銀行でも従事できるのですが、②③は銀行では従事するのが難しく、やはり可能性を広げるという点では、今回転職をした業界が最適であると考えていました。この考えは転職活動中も自身の軸としてぶれる事はありませんでした。

軸をぶらさず、自身の考えを相手に伝えるのは非常に重要だと思います。
特に総合商社は、候補者が商社マンに相応しいのかどうかをよく見ていると感じました。(異業種からの転職という事も有ったかとは思いますが。)
その為、総合商社で実現させたい事をぶれずにきちんと伝えていくのが非常に重要でした。実際に面接で自身の軸を元に話す事により、スムーズに選考が進んだたと感じています。

私が思い描いていた総合商社は、一度部門に配属されると定年までその部門のみ、という縦割りのイメージが強かったのですが、昨今の状況もあってか、その他の部署にも行ける可能性があると知りました。その点も私にとってはプラスだと感じ、転職の決め手の一つになりました。

転職活動をする中で、希望している企業の同業他社のキャリアプランを見てみる事も重要だと感じました。もちろん、それが自らの希望にあまり合っていない場合は詳しく見る必要はないかと思いますが、少しの点がネックで希望企業の選考を進めるか迷っている場合は、上記を調べたり、実際に他社の選考を受ける事で自分の視野や可能性を広げる事に繋がると思います。

次の職場に賭ける意気込み等

振り返ってみると転職先の業界は学生時代からの『憧れ』でした。
前職の業務は非常に充実していながらも、頭の片隅で総合商社で働いてみたいという想いもありました。想い続ければそれに向かって努力する事もできますし、転職活動を成功させる原動力にもなると感じました。

今後はこの業界で世界各国と関係する仕事に従事し、日本をはじめとした世界の様々な国や人に貢献できる様に日々努力していきたいと考えております。

最後になりますが、今回の転職活動を終始一貫してサポートして下さった高橋さんに心より感謝申し上げます。本当に有難う御座いました。

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