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民事を扱う法律事務所の弁護士、企業法務に携わりワークライフバランスも改善したく、電力会社のインハウスローヤーに

民事を扱う法律事務所の弁護士、企業法務に携わりワークライフバランスも改善したく、電力会社のインハウスローヤーに

No.1480
  • 現職

    東証プライム上場 グローバル展開も行う電力会社 企業内弁護士

  • 前職

    約370名の弁護士を抱える法律事務所 アソシエイト弁護士 民事事件・刑事事件

有働 公大 氏 28歳 / 男性

学歴:県立高等学校 卒
同志社大学 法学部 法律学科 卒
同志社大学 法科大学院 修了
弁護士

① 新卒での就職活動

私は、大学の法学部で学ぶうちに法律に強い関心を抱き、大学卒業後は自身が学んだ法的知識を活かせるような仕事に就きたいと考え始めました。
そして、法律系資格の中で最も職域が広い弁護士を目指すようになりました。

2度目の受験で司法試験に合格した後は、離婚や労働問題、交通事故といった、いわゆる一般民事案件を扱う法律事務所を対象とした就職活動を行い、全国に支店を構える法律事務所に入所致しました。

② 入所後の担当業務

入所後しばらくのうちは先輩弁護士の補助という形で事件に携わり、様々な分野の事件処理を経験致しました。
ある程度事件処理に慣れてからは、先輩の弁護士が受任した事件を単独で処理していました。

以上のような業務処理の中で、事件解決に向けての大まかな道筋を立てること、最終的な目標から逆算した処理を意識することが出来るようになりました。

③ 転職に至ったきっかけ

一般的に転職活動を始める理由として多く挙げられるものとしては、職場の人間関係に関する悩みがあると思います。
実際に、私の同期で他の法律事務所に入所した方からも、上司からのハラスメント等に関する悩みを聞く機会が頻繁にありました。
この点で、幸いにも私が入所した事務所の方は皆さん温厚で、指導も丁寧に行って下さっていたため、人間関係に関する悩みは特にありませんでした。

それにも関わらず、私が転職を検討し始めた理由は2点あります。
まず1点目は、企業法務に本格的に携わりたいと考えるようになったことです。
もともと、法律事務所への就職活動を行っていたときに、一般民事系の事務所に入所するのか、企業法務系の事務所に入所するのかを随分悩みました。
最終的には、事務所に所属しておられる先生方の人柄に惹かれて一般民事系の事務所への入所を決意した次第です。
実際に一般民事事件、特に労働事件に携わるうちに、「適切な法的アドバイスをする人間が身近にいたら紛争を防げたのではないか」といった疑問を抱く機会が多くなりました。 
以上のような経緯で、企業法務の中でも特に予防法務の分野に力を入れて取り組みたいと考え、転職を検討し始めました。

2点目は、インハウスローヤー(企業内弁護士)としての働き方に魅力を感じるようになったことです。
就職活動を行っていた頃、「一般民事系の事務所か企業法務系の事務所か」といった迷いはありましたが、「法律事務所に行くか一般企業に行くか」といった迷いはなく、法律事務所に絞って就職活動を進めていました。
自身の周りにインハウスローヤーとして勤務している弁護士がおらず、仕事内容やキャリア形成について具体的なイメージが湧かなかったことが原因だと思われます。
しかし、法律事務所に入所して勤務するようになった後にインハウスローヤーとして勤務する弁護士の話を聞く機会があり、ワークライフバランスの取りやすさや福利厚生の充実さの面で、インハウスローヤーというキャリアに非常に魅力を感じるようになりました。
そして、私自身、今後のキャリアプランについて悩んでいる時期だったこともあり、さまざまな方のアドバイスや書籍の情報等も踏まえた上で、インハウスローヤーに転身することを決意致しました。

④ 自身がこだわった事柄、逆に、従来のこだわりを捨てた点

まず、転職活動にあたっては、転職先の業界を最も重視しました。
顧問弁護士と異なり、インハウスローヤーは会社の従業員として内部的視点からアドバイスを行います。
従って、インハウスローヤーとしてのキャリアを積んでいくためには、法的知識のみならず、経営や業界情勢に関する知識等も必要になってきます。
そのために、自身が興味を持ち、主体的に様々な知見を吸収していけるような業界に転身したいと考えていました。
このような考えから、人々の生活に無くてはならないものを提供するインフラ業界に興味を持つようになり、転職先を選びました。

また、実際に入社した後の働き方にも重点を置いて企業を選ぶようにしました。
そもそも、私が転職を決意したきっかけの一つがワークライフバランスの取りやすさなので、実際に入社した後に実現出来るかどうかを転職の際に重視しました。
この点で、転職先はスーパーフレックス制度やリモートワーク制度を導入しており、平均残業時間が1か月あたり20時間以下で非常にワークライフバランスが取りやすい環境に身を置くことが出来るため、入社を決めました。

⑤ 転職活動を終えて

私は、これまでに法律事務所の面接を受けたことはあるものの、一般企業の面接は一度も受けたことが無かったため、エージェントを利用することにしました。
何社かのエージェントに登録しましたが、その中でも(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの梨本さんには特に手厚いフォローをして頂きました。

例えば、応募企業を検討する段階でも手当たり次第に応募先を勧めるようなことはせず、業界情勢を踏まえた細かい分析や私の経験・スキルを鑑みた上で、応募すべきおすすめ企業の厳選をして下さいました。
さらに、面接の前後にはメールではなく電話での面談を行って下さり、密なコミュニケーションは常に心がけて頂いていたように感じます。
特に、各面接の後には、私が伝えきれなかった部分等を企業に対して適切に援護射撃を行って下さり、万全の態勢で臨んで下さいました。

他社のエージェントでも、ここまで手厚いフォローを行って下さった方はいませんでした。
梨本さんには本当に感謝しています。

⑥ 最後に

一般企業と法律事務所では、業務の内容も職場の雰囲気も全く異なることが想定されます。
これまでに得た知見を活かして会社に貢献していかなければならないことはもちろん、新たに学ぶべきこともたくさんあるので身の引き締まる思いです。
日々研鑽の思いで、職務を全うしたいと思います。

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