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夫婦の将来を考え、再び日本での就業を決意。大手人材紹介会社の中国上海現地法人から、日系コンサル会社へ

夫婦の将来を考え、再び日本での就業を決意。大手人材紹介会社の中国上海現地法人から、日系コンサル会社へ

No.1449
  • 現職

    会計事務所を母体とする 日系コンサルティングファーム 人事・組織コンサルタント

  • 前職

    プライム上場 大手証券会社 地方支店及び23区内営業店 コンサルティング営業職 法人及び個人顧客
    →プライム上場 大手人材紹介会社 中国現地法人 経営企画部 総経理助理 兼 営業統括ディレクター

山添 敏一 氏 31歳 / 男性

学歴:埼玉県立 大宮光陵高等学校 卒
学習院大学 法学部 法学科 卒
体育会山岳部 卒部

1.    はじめに

今回、(株)エリートネットワーク様にご支援頂き、中国から日本への転職活動を無事に終えることができました。
ご担当頂いた転職カウンセラーの木村様や高橋様に厚く御礼を申し上げるとともに、海外から日本へ就業することを志す、私と同じような境遇に置かれた方々にとって少しでも貢献できる判断材料になればと思い、この『転職体験記』を執筆させて頂きます。

2.    新卒での就職活動について

将来に対する経済的な不安を少しでも無くしたい。金融商品・サービスを通じてお客様の資産を増やし、より豊かな生活を送れるように貢献したい。それが、私が新卒で就職活動をしていた際の志でした。

学生時代には体育会山岳部に所属していたため、部員の命を預かりながら目標達成に向けて努力した経験を基に、キャリアセンターを積極的に活用し、自己を客観視して言語化できるように訓練致しました。

就活本番前に事前対策を徹底的に行っていたこともあり、第一志望の大手証券会社に入社することができました。

3.    1社目から2社目への転職活動

地方支店に配属され、1年目から自転車を使って飛び込み営業に従事致しました。
中小・中堅企業のオーナーを日々訪問し、現在の事業課題や個人のお悩みをヒアリングしながら様々な金融商品・サービスを提案しておりました。
業務後は、会食や先輩との飲み会、お客様に向けた手紙の作成、政治・経済ニュースのインプット等、毎日とても忙しかったですが、充実しておりました。

中国で就業したいという想いは、仕事をしていく中で芽生えました。
中国の経済成長や様々な政治問題について日々ニュースで見ていたため興味がありましたし、所謂 ”爆買い” をしている中国人富裕層も珍しくなかったため、中国は豊かな国だな、と思っておりました。

そうした中で、私が担当するお客様にも中国国内でビジネスを展開する方や、観光客向けのサービスを提供している方が多くいらっしゃいました。中国の更なる成長性や、発展空間。何より、中国人は意思決定と行動が非常に素早い国民性であることについて、経営者目線で熱く語って下さりました。
その経験から、私も中国で働き実際に見てみたい、1社目で培ったスキルを活かして活躍したいという想いが生まれ、中国での就業を決意しました。

同時に、地方&首都圏の経営者共通の悩みとしてよく耳にしていた「良い人材が採用できない」「人材が流失してしまって困っている」という課題を解決するため、人材紹介業界で働きたいと思っておりましたので、"中国×人材採用" を転職活動の軸として開始しました。
中国全土で人材紹介事業を行っている日系企業に直接応募し、無事内定。中国の上海で働くことになりました。

私にとって初めての海外渡航&就業でしたが、大学時代や1社目の経験から何も怖くはありませんでした。ただ、新たなチャレンジにワクワクしていた一方で、懸念がありました。
当時交際していた女性との結婚を考えていたため、中国への転職を彼女に打ち明けることへの不安です。
しかし、私の挑戦を後押ししてくれたので、遠距離で交際を継続することになりました。
中国への転職が決まった当時は新型コロナウイルスが発生していなかったため、年に複数回行き来することや、将来的な中国移住について、2人とも前向きに考えておりました。

4.    今回転職するに至ったきっかけ

長期化するコロナ政策の緩和の目途が中々つかず、一時帰国もままならないため、既に入籍した妻との今後の人生を考えて日本に帰国することを決意したからです。

中国では新規開拓営業からキャリアをスタートしましたが、経営企画部への異動やPM、中国全土の新規営業責任者など、キャリアを発展させながら様々な業務を経験し、とても充実した日々を過ごしていました。
しかし、中国赴任後に入籍した妻と渡航後は一度も会うことができず、中国のコロナ政策は益々厳しくなる一方でした。

妻もこのような状況で中国に渡航することに否定的であったため、私たち夫婦の将来を考えたときに、このまま中国でキャリアを伸ばすことよりも、日本に帰国することを決意致しました。中国での業務が一区切りついたことも後押ししました。

5.    今回の転職活動を振り返って

反省点は、転職活動初期において、仕事選びの軸や自分自身の深堀りが浅かったことです。
当初は、大手人材紹介会社に登録して、オススメの求人を紹介して頂きました。求人情報も豊富で、実際にいくつかの選考に参加致しましたが、面接不合格が相次いでおりました。

エージェントから機械的にご紹介頂いた求人に応募し、不合格になることを繰り返していく内に、自分自身が本当にやりたいことは何か、中国で何を学び次の仕事に何を活かすことができるのかを言語化できておらず、結果として面接で話す内容に魂を込められていないことに気づきました。
実際に、応募する職種や業務内容にも一貫性がありませんでした。

そんな中、エリートネットワーク様のHPで多くの『転職体験記』を拝見しました。
皆様がそれぞれ異なる悩みを抱えながら転職活動をしている姿が私に重なりましたし、そうした課題に真摯に向き合うエリートネットワーク様に相談しようと思い、コンタクトをとりました。
1度目の面談で私の仕事の軸や今後実現したいことを話した際に、高橋様から、「あなたの性格はM&A仲介の業界に向いていないと思う。本当は何がしたいの?」という言葉をハッキリ頂いたことで、もう一度自分を見つめ直すことができました。

これまでの業務経験を通じて、心から解決したいと思うお客様の悩みは何だったかを見つめ直したときに、「採用以前に組織体制や人事制度に課題がある」「評価制度が未熟なため、優秀な人材が離職してしまう」といったお話をよく耳にしていたことを思い出しました。
前職では解決できない悩みであったため当時はコンサルティング会社をご紹介しておりましたが、自分自身でその課題を解決し、お客様に喜んで頂きたいと強く思っておりました。

これまでのキャリアで私が大切にしていたことを振り返ることで、莫大なインセンティブを得ることができるM&A仲介コンサルタントではなく、人事制度設計・運用を通じてクライアント企業様を支援する組織人事コンサルタントこそが真に実現したいキャリアだと確信しました。

ただ求職者の言葉通りに求人案件を紹介するエージェントではなく、キャリア相談を通じて新たな道を提示して下さったエリートネットワーク様にのみ今後のキャリア相談をすることにして、改めて転職活動を再開致しました。
人材業界にいたとはいえ組織人事コンサルティング業務は未経験のため、書類通過や面接対策に苦戦することもありました。
しかし、木村様が粘り強く求人をご紹介して下さったこと、朝早くから面接対策を複数回実施して下さったことで、第一志望の企業から内定を頂くことができました。

6.    終わりに

エリートネットワーク様にご支援頂いたことで、海外にいながら、新たなキャリアを叶える転職を実現することができました。

木村様、高橋様の的確なアドバイスと迅速な対応に心から感謝しております。
また、多くの『転職体験記』を通じて勇気づけられました。本当に有難うございました。

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