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数学を専攻したクオンツアナリスト、ビジネスに直結するデータ分析に挑戦したく、資産運用会社からコンサルティング会社へ

数学を専攻したクオンツアナリスト、ビジネスに直結するデータ分析に挑戦したく、資産運用会社からコンサルティング会社へ

No.1455
  • 現職

    東証プライム上場 日系大手コンサルティングファーム コンサルティング本部 シニアコンサルタント

  • 前職

    東証プライム上場 金融機関系列の大手資産運用会社 運用本部 クオンツアナリスト

清水 光輝 氏 29歳 / 男性

学歴:都内 私立高校 卒
早稲田大学 基幹理工学部 卒
早稲田大学大学院 基幹理工学研究科 修了
TOEIC 845点
証券アナリスト
使用言語:R、Python

はじめに

私が今回転職しようと考えたきっかけは下記2点です。
① 自身の数学的な知見を、よりビジネス寄りの業務で活用したいと考えたこと
② 30歳を目前に、未経験で他業種へ挑戦できるタイミングが最後だと考えたこと

新卒時の就職活動の志向

大学および大学院にて数学を専攻していたため、新卒採用の際には数学の知見が業務に活かせるクオンツといった金融系専門職を志望していました。
その中でも自身のアイデアがパフォーマンスとして明確に可視化されるクオンツ運用に興味を惹かれ、資産運用会社に絞り就職活動を行いました。
その結果、ご縁があった日系資産運用会社へ就職しました。

新卒入社した会社での業務、体得したスキル

新卒入社した運用会社では、国内投資家向け法人営業職や国際ビジネス業務などに従事した後、クオンツアナリストとなり、営業関連業務から運用関連業務まで資産運用業界における幅広い業務を経験しました。
色々な業務を通じて運用会社で働く上で必要となる業界知識の取得や、業務効率化のためのVBAやSQLの知識、クオンツアナリストとして必要となったデータ分析に関する知識も体得しました。
また、金融業界で働く上で必要最低限な知識の習得を目指し、証券アナリストの資格も取得しました。

転職活動のきっかけ

運用会社において経験した全ての業務は私にとってどれも興味深く、また給与面など社内の待遇にも満足していました。
しかし、次第に私がやりたい業務と運用会社で行っている業務の間にギャップが存在することに気付きました。

クオンツアナリストとしての業務においては自身のアウトプットをファンドのパフォーマンス改善に活用するなど、活用先が運用業務に絞られています。もちろん運用業務への活用も興味深いですが、営業関連の業務経験が長かったこともあり、次第によりビジネス寄りの業務へのアウトプットの活用に挑戦したいと考え始めました。
同時に、一般的にキャリアを積んだ年齢での転職には即戦力となる専門知識や業務経験が必要とされるため、私自身30歳を目前に、未経験での他業種への転職はタイミング的に最後かもしれないと考え、転職活動を開始しました。

転職活動のターニングポイント

最初に某転職サイトへ登録し、様々な転職エージェントからメッセージを頂き、実際に何人かとお話ししました。
その中の一人が(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの木村さんでした。
お話したエージェントの中で最も私の希望や意向を細かくヒアリングして下さり、職務経歴書の細かい添削や面接時のアドバイスだけでなく、意向に沿った求人案件の紹介など多岐に亘るサポートを頂き大変助かりました。

転職活動の初期は事業会社のデータサイエンティスト採用を中心に案件を探していました。
経営判断や新規ビジネス立案に際するデータ分析をデータサイエンティストに任せたいという募集案件が多かったためです。
しかし、事業会社においてはデータ分析業務の実務経験年数を重視する傾向にあり、実務年数の少ない私とマッチしない企業が多くありました。

そのような転職活動の状況下、木村さんからコンサルティング会社を志望してみてはどうか?とアドバイスを頂きました。
コンサルティング会社も事業会社と同様にデータサイエンティストを募集していますが、事業会社とは異なり実務経験年数をそこまで重視しない傾向にあるためです。
最初はコンサルティング会社を全く候補として考えていませんでした。しかし、コンサルティング業務においては事業会社と異なり、多種多様な幅広い案件で様々な業種のデータに触れることができます。加えて、データサイエンティスト以外でも多くの案件でデータ分析業務が必要になる点に気付き、次第にコンサルティング会社への興味が強くなっていきました。
今回の転職活動においては、この気付きが一つのターニングポイントだったと思います。

最後に

前述のように転職先であるコンサルティング業界は未経験ではあるものの、運用会社で得た経験や自身の数学的な知見を充分活かすことができると思っています。
これから経験する全ての業務が私にとっては新しい業務であるため不安を感じている反面、業務を通じてどんな成長ができるか、どんなキャリアを描けるか楽しみにしています。

最後に、今回の転職活動で非常に多くの支援を頂いた木村さんには大変感謝しております。ありがとうございました。

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