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MBA・既婚女性。”日系企業怖い病” を解消し、外資系 損害保険会社から、日系 大手総合金融サービスグループの生命保険会社へ

MBA・既婚女性。”日系企業怖い病” を解消し、外資系 損害保険会社から、日系 大手総合金融サービスグループの生命保険会社へ

No.1420
  • 現職

    プライム上場 総合金融サービス企業 グループ内生命保険会社 カスタマーサービス部

  • 前職

    大手外資系 損害保険会社 コンタクトセンターサポート部

坂田 麻衣子 氏 37歳 / 女性

学歴:学習院大学 法学部 政治学科 卒
オーストラリア公立 Deakin University Faculty of Law and Business 卒
MBA取得
TOEIC 870点
初級システムアドミニストレータ

転職の経緯

複合的な要因から転職を考えるようになりましたが、上司が変わったことが一つの転機になりました。
その上司は、新しく着任した人事部長の『お友達』として他社から引き抜かれた方で、管理職に必要な経験・能力・資質を著しく欠いていました。業務上のやり取りでも意思疎通が図れず、部下として、とても苦労しました。
人の話に耳を傾けない、業務上必要な情報を共有しない、有休申請も承認してくれない上司に対して、同僚間の連帯感は一層強くなりましたが、主な仕事内容が上司の尻拭いになり、職務経験が積めない状況に対して危機感を覚え始めました。

ただ、上司が嫌いだから転職するというのも安易であり、そのような状況下であっても自発的に何か出来ないだろうかと業務スキルの向上(Pythonの習得)と並行しながら、前の上司に相談して社内異動の機会を伺ったりもしました。
しかし、新人事部長が人事権を掌握していたこともあり、ちょうど良いポジションに空きが無く、「社外の機会も考えてみるか…」という軽い気持ちで転職サイトに登録しました。

上司に問題はあるものの、同僚には恵まれ、在宅勤務も出来、生活出来る程度のお給料もあって、仕事にやりがいはないけれど、職場に留まること自体は可能でした。
それに、もしかしたらいつか異動になるかもしれない上司のために7年間働きながら築いた人脈や職務環境をリセットすることも惜しく、意欲的な転職活動のスタートではありませんでした。

ただ、求人情報を見ている中で、こんな仕事があるのか、こんなスキルや経験が求められているのか等々を知りました。
今の自分は転職市場に出たところで戦えるだろうか、結婚もしてこれから出産の可能性も考えると、実際は転職したいと思っても出来ないのでは、と思いエージェントに話を聞いてみることにしました。

株式会社エリートネットワークとの出会いから内定受諾まで

その中で(株)エリートネットワークさんに話を伺う機会を頂きました。
上記のような上司の愚痴を散々ぶちまけ、更に結婚したのでワークライフバランスも考えて、ずっと激務ではなく有休の取れる会社で働きたいとのわがままも根気強く聞いて下さいました。
また、「エージェントに連絡したら成功報酬のためにグイグイ転職の方向に進められるのでは?」と不安に思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、『この立場から言うと営業のように聞こえるかもしれませんが、もし仮に友人の立場であっても転職をお勧めすると思います』と控えめに、しかしはっきりと進言して頂きました。

転職することは可能とのことで、まずは求人案件を探して頂きましたが、最初に頂いた求人案件リストには私の重い腰が上がらず(ごめんなさい)、「また何かあったらよろしくお願いします〜」と言った直後に、今回入社することとなる企業の案件をご紹介頂きました。

この案件がちょうど私の職務経験を活かせる職種であった為、お話を進めて頂くことにしました。
職務経歴書でのアピールの仕方から、面接の流れやポイント、面接後のフォローアップまで、丁寧に相談に乗って頂きました。

また、内定後に、内定先では在宅勤務が出来ないことがわかった時も、ご相談に乗って頂きました。
ご相談した際に『条件が全て満たされているにも関わらず、転職を決意することに迷いがある方もいらっしゃるんですよ』というお話を伺い、『それあった!』と思いました。
実は今回の件の前に、他社エージェントにて違う求人に応募し、話が途中まで進んだことがありました。
外資系の企業で在宅勤務も(フルではないが)可能で、お給料もかなり良い案件でした。しかし、お話を重ねて行く中で、なんとも言えない違和感が出てきてしまい、最終的には先方からお見送りになったのですが、結果が出るまで「もし内定が出たら本当に入社するの?」と不安な気持ちでいっぱいでした。
その経験を踏まえると、今回は在宅勤務以外の条件を満たし、素直に働きたいと思える職場でした。それならばチャレンジしてみようと思い、最終的には家庭内での話し合いも経て、内定を受諾し、転職を決意しました。

エリートネットワークさんで担当して下さった転職カウンセラーの木村さんは、内定先の企業と定期的に連携を取られている関係性で、企業の内情もよくご存じでした。
『日系企業は〇〇部長とか役職名で呼ばなきゃいけないと聞きますが、呼称の件って直接聞いても大丈夫ですか?』『酒宴へ出席強要や、その参加によって評価が変わったりする雰囲気はありますか?』などと、私の "日系企業怖い病" と前職のトラウマから来る瑣末な質問にも丁寧に答えて下さいました。
元々、今回の求人に応募が出来たのも、木村さんが内定先企業と密に連携して下さっていたからこそ、「こんな求人出そうと思っているのだけれど…」というところに、「じゃあこの方どうですか?」と私をタイムリーに提案して下さったからでした。
木村さんが企業と密接に連携して下さったお陰で決まった転職だと思っています。

最後に

転職を決意した後も同僚に涙を流して別れを惜しんで貰い、正直この決断が100%正しいものなのか、転職先企業へ入社前の現時点で断言は出来ません。
しかし、決断したからには『この決断は正しかった』と言えるように、後は全力を持ってぶつかるのみだと思っています。
不安が無い訳ではありませんが、このような新しい挑戦が出来ることに胸が高まっています。それだけでも、上司の悪口を言い続けるだけの日々を送るよりずっと良かったと思います。

人によって状況は異なるので気軽には言えませんが、私のように「上司への愚痴にも飽きてきた」「このままで将来大丈夫かな…」から始まる転職もあるので、一部でも何かの参考になれば幸いです。

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