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国家公務員女性、子育てとの両立も叶え、日本の保険会社幹部候補職に

国家公務員女性、子育てとの両立も叶え、日本の保険会社幹部候補職に

No.1389
  • 現職

    国内大手 保険会社 企画職

  • 前職

    国家公務員 総合職 課長補佐(霞が関勤務)

岡崎 美和子 氏 33歳 / 女性

学歴:東京大学 経済学部 経営学科 卒
国家公務員総合職大卒程度(経済)

はじめに

この度、(株)エリートネットワークさんにお力添えをいただき、国家公務員総合職(約10年)から、民間企業への転職を叶えることができました。転職カウンセラーの高橋さんに、心より御礼申し上げます。

私の場合、転職活動に向け、確たる行き先を定めぬまま動き始めたのですが、最終的に振り返れば、ご縁というべき何かに導かれ、新しい職場が決まったように思います。
拙い内容にはなりますが、どなたかのご参考になればと思い、転職体験談を執筆します。

これまでの経歴と転職に至った理由

前職では、大きな取りまとめを中心に行う部署よりも、個別の政策立案を担ういわゆる原課にいることが多かったように思います。中でも、「地域」をキーワードにした政策に携わることが多く、人と人の繋がりが好きな私にとっては、希望が叶った配属をさせてもらえました。同僚にも恵まれ、日本の津々浦々に影響を及ぼす国家公務員としてのダイナミズムも感じながら、楽しい仕事環境を与えてくれた、前職にとても感謝しています。

しかしながら、最愛の息子が生まれました。公務員になる際には、将来、出産しても仕事を続けようという決意を持って入省したことは確かですが、実際に子育てとの両立となると、「霞ヶ関」は、なかなか私には厳しい環境でした。
育休明け当初は、ワークライフバランスを考慮した職場に配属させてもらえました。国会等の他律的業務が少なく、テレワークも推進されており、全く問題なく仕事していました。たまに国会が当たっても、同僚の方にご迷惑をおかけしながらも、互いに協力関係を築き、こなせていたと思います。

そんな中、ふと、ワーママ先輩職員の皆様を拝見してみますと、凄まじい。そもそもこの業界は、面白いことをやろうとすればするほど、24時間戦士にならざるを得ない構造になっています。出産前は生き生きと、やりたいことをやりたいように時間に関係なく働いていた私にとって、この現状はかわいい息子との板挟みでした。
・・・転職活動、してみようか。
これが私のきっかけでした。

実際の転職活動

さて、転職活動を決意したものの何をすればいいんでしょう。どうやら職務経歴書と履歴書が必要らしい。ということで、とりあえず適当な様式にちまちまとまとめながら、ネットサーフィンで情報を探す毎日でした。私の場合、志望業界すら定まっていませんでした。国家公務員の転職者がよく行く先は、コンサルやシンクタンク、政策渉外、あたりのようですので、その辺りもお話を少し聞いたりしましたが、なんだかしっくりこない。
そんな中、高橋さんと出会いました。
 
高橋さんは、他で出会ったエージェントさんとはちょっと違いました。私の家族も含め、生い立ちから、根掘り葉掘り聞いてくるのです。
そしてお話は長く(笑)、面白い。お話しするたびに、何かヒントを散りばめてくれている気がしました。あらゆる業界に精通し、過去の歴史や社会の構造から、会社について教えてくださいます。公務員として生きてきた私にはとても新鮮でした。 
前述の通り、私には志望業界が定まっていませんし、転職に関する知識も浅く、視野の狭い自分で業界を絞り込むのも躊躇われましたので、これはもう、私自身のことを全てさらけ出して、百戦錬磨のプロである高橋さんに委ねようと思いました。
そうして出会ったのが、今回の転職先です。

転職先の業界としては、私が所属していた省庁の管轄とは異なります。しかし、面接がとにかく毎回楽しかったのです。「肌が合う」、という言い方がしっくりくるかもしれません。未経験の業界ではありますし、その分勉強が必要ですが、面接を経るにつれ、長く腰を据えて働くにはいいかもしれない、と思えるようになりました。

実は同時期に、別のエージェント経由で、コンサルも複数内定が出ていたところでした。それら企業は面接が全てオンライン、というところからもわかる通り、テレワークが推進されている点が大変魅力的でした。ただ、人材の流動性が高いので、専門性を身につけて数年後には再び転職を見据える必要があるかもしれません。
一方、転職先でのテレワークは「部署による」ようです。面接もイマドキに対面ですし、いわゆる最近の、コンサルやベンチャー企業等に代表される「超柔軟な働き方」、とはいかないようです。しかし素敵な方ばかりで、毎日、同僚と楽しく働くイメージが湧きます。人と人の繋がりが大事な私にとっては、これは大変重要な点でした。高橋さんからも、「ここは、あなたのキャラと合うと思います」と言っていただけたことが、決定打となりました。

終わりに

たまたま、転職を決意した時期と、企業側が求人を出してくださった時期が合い、面接もとんとん拍子に進み、まるで「こっちにおいでよ!」と言われているような、不思議なご縁を感じました。浅い人生経験ですが、こうしたご縁を感じる時はまず間違いないと思っています。
転職先に導いていただいた高橋さんはじめ、今回の転職活動でお世話になった全ての方々に、そして私を育ててくださった前職の皆様に、心より感謝申し上げます。新しい職場にて早くお役に立てるよう、少しの緊張と大きなワクワクを胸に、一歩を踏み出そうと思います。

この体験記を読んでいる方は、少なからず転職を考えているかと思います。ここまでお読みくださり、ありがとうございました。少しでも、参考になれば幸いです。

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