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電子部品メーカーから、フリーランスやNPOを経て、38歳で希望の研修講師職へ

電子部品メーカーから、フリーランスやNPOを経て、38歳で希望の研修講師職へ

No.1382
  • 現職

    東証プライム上場 大手人材会社グループの人材開発企業 研修講師職

  • 前職

    組織開発ベンチャー企業 講師・ファシリテーター職
    東証プライム上場 電子部品メーカー 国内営業、海外駐在員、海外営業担当

宮島 大輝 氏 38歳 / 男性

学歴:公立 武蔵台高等学校 卒
明治大学 経営学部 卒
TOEIC 825点

① 新卒時の就職活動の志向

新卒での就職活動時は「意識低い系」だったので、きちんとした軸を持って活動はしておらず、銀行やコンサル、そしてメーカー、更にはブライダルなど色々な会社を受けていました。

そんな感じだったので、あまり就職活動は上手くいかなかったのですが、「少数精鋭」「若いうちから活躍出来る」という点をアピールしていた電子部品メーカーに、なんとか内定を頂くことが出来、営業職として入社しました。

② 新卒で入社した会社での担当業務、体得したスキル

新卒で入社した会社には6年間在籍しましたが、その間、国内営業3年、マーケティング1年、海外駐在1年、海外営業1年と、色々な業務に携わらせて頂きました。

全員が全員、こういった多様な経験が出来る訳ではないので、運が良かったこともありますが、まさしく「若いうちから活躍出来る」という謳い文句の通り、社会人1年目から活躍出来るフィールド・成長出来る機会を与えて頂きました。
その結果、営業スキルだけでなく、プロジェクトマネジメントや資料作成のスキルを身に着けることが出来たことは、38歳となった今でも、私の大きな武器になっています。

ただ、6年間で色々な経験をした結果、29歳にして「この会社で、プレイヤーとしてやれることは一通りやった」という、ある種の達成感を持ってしまいました。
かといって、すぐにマネージャーになれるというわけではなく、この会社の慣例上、マネージャーになるためには、あと10年近く時間がかかることが分かっていたので、「この会社にいても、30代は、今までのようには成長出来ない」という焦りを感じました。

また、色々な経験をさせて頂きましたが、それは全て、上の方々が決めたことなので、「誰かが敷いたレールの上を走る」という働き方に疑問を持ったことも、退職を考えた理由の一つです。

③ 新卒で入社した会社を辞めてから前職まで

新卒で入社した会社を辞めると決めたものの、もともと「意識低い系」で、社会人になっても、同じ会社の人としか接していなかった私は、次に何をしたいのか、全く思いつくことが出来ませんでした。

とはいえ、辞めたいという気持ちを抱えたまま、その会社で働き続けることが出来ない性格なので、とりあえず、次を決めずに退職し、暫くは、ビジネススクールに通ったり、色々なセミナーやイベントに参加するなど、「何をしたいのかを考えるための情報収集」を集中的に行いました。

その結果、「自分の力を活かして誰かの役に立ちたい・社会に貢献したい!」と思い、フリーランスとして復興支援のプロジェクトに参加したり、創業支援のNPOで働いたりと、色々な仕事をし、その後、36歳の時に「対話型組織開発」の仕事に出会い、創業間もないベンチャー企業に入社しました。

その会社に在籍したのは、わずか1年半でしたが、入社して4カ月で講師やファシリテーターとしてデビューし、いくつかの企業様に対して、研修やワークショップを実施する中で、これが天職だと感じることが出来ました。

④ 今回転職するに至った理由

今回、転職するに至った理由は、いくつもあるのですが、シンプルに言えば、会社の業績が芳しくなく、常に先行き不透明な状態だったことです。

創業間もないベンチャーなので、先行き不透明なのは仕方ないのですが、私がジョインしてから1年半、みんなで色々な手を尽くしてきたにも拘らず、業績が良くなることはなく、常に「3カ月後は、どうなっているか分からない」という状況でした。

そのような状況下では、安心して業務に打ち込むことが難しかったため、まだ転職しやすい30代のうちに決断した方が良いと判断し、やり残したことはありましたが、転職を決意しました。

⑤ こだわりや、譲れないと考えた軸、逆に、従来のこだわりを捨てた点

今回の転職活動における軸は以下の3つでした。

・やりたい仕事が出来るかどうか
・裁量をもって働くことが出来るかどうか
・多様な働き方が出来るかどうか(リモートワークやフレックスなど)

1点目については、前職の仕事が楽しかったので、引き続き、対話型組織開発の仕事をしたいと思っていましたが、いかんせん、対話型組織開発を専門としている企業が少ないことが悩みでした。

そのような中、一通り対話型組織開発を専門としている企業の面接が終わったあとに出会ったのが、(株)エリートネットワークさんでした。

これまで何度か転職をしてきましたが、1~10名規模の小さな組織で働くことを、ある種の「こだわり」として持っていたため、ハローワークや人材紹介会社などを介することなく、直接応募する形で転職活動をしてきました。
ただ今回、もともと希望していた対話型組織開発の会社とのご縁が無く、もう少し視野を広げる必要があったため、エリートネットワークさんに紹介をお願いしました。その結果、転職活動の軸を3つとも満たす会社とご縁を頂くことが出来ました。

これまでは、自分ひとりで転職活動をしてきましたが、その「こだわり」を捨てたことにより、自分ひとりでは知り得なかった会社・仕事と巡り合うことが出来ましたし、採用選考について、一緒に悩み・考え・喜んでくださるエリートネットワークの転職カウンセラーの山本さんの存在は、すごく心強かったです。

また、面接についても客観的なアドバイスを頂くことが出来、それが今回の内定に繋がったと思っています。

⑥ 転職活動を通じて、気づいた点や学んだ点、あれば反省点など

エリートネットワークの山本さんにアドバイス頂く前は、どちらかといえば、「自分が伝えたいことを伝える」というスタイルで面接を受けていました。

その結果、相手の興味関心が薄い話題を長くしてしまったり、相手を不安にさせてしまうような回答をしてしまったことも多々あったので、その点は反省しています。

もちろん、しっかりと自分のことを伝えることは大事だと思いますし、面接に受かるために自分を偽る必要はないと思います。しかしそれでも、相手のことや立場を考え、伝え方を工夫することは大事ですので、今後もそのことを意識していきたいと思っています。

⑦ 次の職場に賭ける意気込みや覚悟

すごくシンプルですが、次の職場では「長く働くこと」を目標にしています。

30代は、色々な仕事を転々としてきたこともあり、キャリアとして積み上げてきたものが、あまりありません。
そういったことから、今回の転職活動で「うちに入っても、長続きするかどうか心配です」と言われたこともありますし、次の職場からも「出来るだけ長く働いてもらいたい」という言葉を頂きました。

そのため、まずは「長く働くこと」。そして、長く働くことによって、しっかりと講師やファシリテーターとしてのキャリアを積み重ねていきたいと思っています。

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