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非鉄金属メーカーのIoTマネージャー51歳、プラントエンジニアリング会社のDX部門へ

非鉄金属メーカーのIoTマネージャー51歳、プラントエンジニアリング会社のDX部門へ

No.1364
  • 現職

    東証プライム上場 大手 プラントエンジニアリング会社 デジタル統合本部 プラントEPCのIT担当

  • 前職

    東証プライム上場 老舗非鉄金属メーカー 技術開発部 マネージャー 兼 タイ現地法人 IoTマネージャー

本間 英司 氏 51歳 / 男性

学歴:九州大学大学院 総合理工学研究所 情報システム学専攻 修了

テクニカルスキル
【OS】
・Windows
・SunOS / Solaris
・MS-DOS
・BSD/OS
・NetWare
・Cisco iOS
・Linux
【言語】
・C
・Visual Basic (Script, Application)
・C++, C#, JavaScript
・アセンブラ
・VHDL
【DB】
・SQL Server
・PostgreSQL
・Oracle

新卒時の就活まで

幼少の頃からゲームや電子機器が好きで、ファミコンは発売された年に購入して遊んでいました。小中学生時代は欲しいゲームソフトを何本も買ってもらえた訳ではなく、我が家はテストの成績が良ければソフトを1本買ってもらえる、というご褒美制度でした。
そのような状況により、買ったゲームソフトを徹底的に遊び尽くすという情熱はすさまじいもので、この情熱は会社に就職した後も、徹底的に技術を習得しようとする意欲としてつながっていると思います。コアなゲーマーの中には仕事ができる人が結構いると感じます。

高校時代はパソコンやオーディオにも興味を持ち、大学は情報工学部に進学しました。新卒での就活では、大学に来たOBのリクルータから前職の会社について、比較的自分がやりたい仕事をやらせてくれる会社であり、かつ会社が実家の近くだったことから強く薦められ、入社を前提に企業奨学金をもらい大学院に進学、修了後そのまま就職しました。
新卒時に他社への就活をまったくしていないというのは特殊な経歴かと思います。

前職でのキャリア

入社後は電子機器のハードウェア/ソフトウェア設計業務を担当しました。その経験を活かし設計ツールや設計情報管理システムを活用した業務の効率化検討に担当業務がシフトしましたが、工場の生産管理システムを知らずに設計システムの検討はできないと考え、足を突っ込んだら抜けられなくなり生産管理システム構築業務の方に移っていきました。
事業部のシステム担当としてこのような業務を行っていましたが、事業部だけでなく全社のシステムとして導入検討を進めるべきと感じるようになり、異動希望を出し続けました。

転職に至った背景

主要顧客が納入製品の品質だけではなく、製造プロセスの管理にまで口を出してくるうるさい顧客で、生産管理システム構築業務では顧客からの要請を第一優先で対応しなければならない状況でした。このようにして作り上げたシステムが社内で活用されることは稀で、非常にやりがいを感じない業務です。
そのような中で、事業部の業績が悪く回復の見込みも薄いことから事業が分社化されることになり、全社システムの導入部署への異動の途も閉ざされたため、それを機に転職することを決意しました。

入社した頃はOBから聞いたとおり、古き良き日本の製造会社らしく社員を大切にしていることを感じられたのですが、ここ10年ほどでそれが大きく変わったと感じていました。世の中全般がそういう風潮なので仕方ないことだと思います。
新卒で入社を決めてから、定年までこの会社で働くつもりでしたが、このような形で50歳を過ぎてから自分が転職をするとは思ってもいませんでした。

転職活動時のこだわり

転職先の第一条件は業務の内容、すなわち自分がやりがいを感じて打ち込むことができるような仕事に就きたいという点にこだわりました。システム系もしくは電子回路ハードとソフトの業務しか選択の幅がないですが、この領域でさらに技術を習得できるような就職先に行きたいというこだわりを持って活動しました。転職前と比較して極端に収入が減ってしまうのも家族との生活を考えるとありえない選択となるため、考慮した点です。

前職のメーカーからECや物流管理など今まで経験したことがない業種を希望したものの、なかなか難しく業種へのこだわりは捨てて活動しました。

また、当初は自宅から通勤可能な範囲を条件にしておりましたが、それではとても見つけられないと考え直し、この条件は諦めて活動していました。しかし幸運なことに通勤可能な範囲の就職先に決まり、非常に運が良かったと思います。

転職活動での気づき、反省点

転職活動を開始した当初は求人内容を熟読し、ちょっとでもマッチしない部分があれば書類応募もしないというスタイルでした。しかし実際に活動を進めて、50歳を超えての転職活動ではそもそも書類通過の確率は非常に低く、求人会社が本当に欲しい人物像は求人には書かれていないためマッチしているかどうかは応募してみないとわからないということを、3ヶ月ほど経ってようやく理解しました。

単に求人情報を紹介するだけではなく、ここに応募してみてはどうか?という提案をしてくれる転職エージェントの後押しがなければこれを理解するのにもっと時間を要していたと思います。転職活動はエージェント選びが非常に重要と実感しました。
初回に転職エージェントとの面談を複数社実施した際、他社は50歳を超えて転職した実例はいくらでもあると楽観的な意見をくれたのに対し、(株)エリートネットワークさんだけが50歳を越えての現職と同等以上のレベルの企業への転職は厳しいと明言され、正直第一印象はあまり良くはありませんでした。しかし、その後の書類作成のフォローアップ、表立って求人を出していない会社への売り込み、面接の対策などエリートネットワークさんだけがきっちりサポートしてくれ、ここで就職先が決まったのは必然だったように思います。

本当に感謝しかありません。

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