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地方銀行での経験を買われ、大手電力会社の再生可能エネルギープロジェクトへ

地方銀行での経験を買われ、大手電力会社の再生可能エネルギープロジェクトへ

No.1363
  • 現職

    東証プライム上場 電力会社 陸上風力・太陽光発電のプロジェクト推進 主任

  • 前職

    地方銀行 法人コンサルティング部 プロジェクトファイナンス担当
    政府系 投資銀行への出向経験有り

林 壮太 氏 30歳 / 男性

学歴:熊本県の私立高校 卒
九州地方の私立大学 商学部 卒
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
日本証券業協会一種外務員資格
銀行業務検定財務2級
銀行業務検定法務3級
日本商工会議所簿記検定試験2級
銀行業務検定税務3級
シニア・コンプライアンス・オフィサー
不動産証券化協会認定マスター

① 新卒時の就職の志向

私は、学生時代の全てを地元で過ごしたこともあり、地元志向が強く、ただ漠然と「地元のためになる仕事がしたい」と考えていました。その結果、中小企業の支援を通じて地域経済を支えている、地域のインフラともいえる地域金融機関を中心に志望し、地元の地方銀行に入行いたしました。

② 入行した地銀での担当業務や実務経験、体得したスキル

私は、前職(地方銀行)では、比較的珍しく、専門畑のキャリアを歩みました。
当初4年間は、支店勤務でベーシックな銀行業務を一通り経験いたしました。その際にターニングポイントとなる、とある行内研修で幸いにも結果を残すことができ、(手前味噌ではありますが)史上最年少で政府系投資銀行に出向するチャンスを掴むことができました。

出向先では、2年間、プロジェクトファイナンスやエクイティファイナンス、ファンド運営等、専門分野を中心に学び、帰任後の2年間も、出向経験で得たノウハウを元にプロジェクトファイナンスや新規事業開発に係るコンサルティング等、専門分野を中心に担当いたしました。
改めて振り返っても、前職では、環境や人にも恵まれ、私の年次では考えられない裁量あるポジションを頂き、何不自由なく充実したキャリアを歩むことができたと感謝しております。

③ 転職するに至った背景や理由、きっかけ

一方で、数々のプロジェクトに従事する中で、より専門性を深めたいという思いを抱くようになりました。特に、再生可能エネルギーのプロジェクトに携わる機会が多く、再生可能エネルギーの将来性や社会インフラとしての重要性に惹かれていき、「もっと再生可能エネルギーについて深く学びたい」、「レンダーサイドではなく、事業者サイドの立場になって、再生可能エネルギーのプロジェクトに携わりたい」という気持ちが強くなり、次第に転職を考えるようになりました。

一方、前職で、これまで積み上げてきたもの(ポジション、行内評価、人間関係、行内外ネットワーク等)を手放すほど思い切ることはできず、せいぜい転職サイトに登録するだけに留まっておりました。

そのようなタイミングで、突如新年度よりコストカットを目的とした一律の残業規制が始まったことが最終的な決め手となりました。残業規制により給与水準が下がるのはもちろんのこと、時間の制約により自分自身が満足できる水準で業務を全うできない(業務・成果物の質を下げざるを得ない、プロジェクトを取捨選択せざるを得ない、再生可能エネルギーを含む興味のある分野を突き詰めることができない)環境となったことに不満を感じるとともに、自分自身の今後のキャリア(成長機会の逸失)や前職の将来性に不安を感じ、転職を決意いたしました。

④ 転職活動でのこだわり

今回の転職に際して、一番こだわった点は、自身の更なる成長につながるキャリアアップ(市場価値の向上)になることです。自分自身のこれまでの経験とスキルが存分に活かされ、更なるスキルアップにつながる環境であること、再生可能エネルギーやファイナンス分野の実務は素より、転職先の業務経験を通じて、机上の業務だけでなく、現場や経営にも通用する“ 真の実務力 ”が身につくことを大事にいたしました。

⑤ 転職活動を通じて、気づいた点や学んだ点、反省点等

今回の転職活動を通じて一番良かったと思う点は、職務経歴書や面接スクリプトを作成する過程で、自分自身のこれまでのキャリアを見つめ直し、自身の価値観や強み、そして、何がやりたいのか等について、改めてきちんと頭の整理を行うことができ、今後のキャリアビジョンが明確になった点です。

他方、反省点は、(上述の)頭の整理がつく前に、本格的な転職活動(面接)を開始してしまったことです。自分自身の頭の整理ができていない中で、当初、場当たり的に複数の業種・業界に広くあたってしまったため、結果的に自身のやりたいことやキャリアビジョンが纏まらず、転職活動に迷いが生じてしまいました(当初7-8社程度の転職エージェントと面談いたしましたが、いまいち転職活動に熱が入りませんでした)。

そんな時に(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの木村様とのご縁を頂きました。複数回にわたってご面談頂き、自分自身の考えや思いを話す中で、徐々に頭の整理が進んでいきました。まさに木村様が親身になって話を引き出してくれたからこそ、頭の整理が完了し、最終的な転職活動のゴールにたどり着くことができました。改めて木村様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

⑥ 次の職場にかける意気込み

今回の転職活動を通じて、自分自身のやりたいこと、キャリアビジョンや強みが明確になりました。次の職場はそれらを活かし、学び、実現するには、まさにベストな環境であると確信しております。(前職の地方銀行では業務範囲が幅広く、専門性を突き詰めにくい環境下だったので)これから、心機一転、初心に立ち返り、更に自身が成長できるよう突き詰めていきたいです。

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