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公認内部監査人(CIA)、日系信託銀行から外資系不動産会社へ

公認内部監査人(CIA)、日系信託銀行から外資系不動産会社へ

No.1338
  • 現職

    外資系 老舗外資系不動産会社 コンプライアンスオフィサー

  • 前職

    日本の大手信託銀行 内部監査部 内部監査業務

柏木 雄二 氏 50歳 / 男性

学歴:早稲田大学高等学院 卒
早稲田大学 教育学部 社会科 卒
宅地建物取引士
日商簿記2級
一級ファイナンシャル・プラニング技能士
ITパスポート試験
CIA(Certified Internal Auditor)
TOEIC 940点

<これまでのキャリア>

新卒で入社した前々職では不動産デベロッパーの仕事をしていたのですが、事業用不動産仲介の仕事がしたいと考え、34歳の時に転職した日本の信託銀行が前職でした。最初は、希望どおり事業用不動産仲介の仕事をしてきたのですが、そのうちリテール業務に移り、最後の6年間は内部監査業務に従事しました。自分で磨いたスキルとしては、42歳頃から、会社がTOEIC試験の受験を義務付けたことから英語の勉強を開始し、また、内部監査部への異動を機にCIAの資格を取得しました。

<転職の背景>

今回転職するに至った背景としては、今の会社で経営に関わる仕事に従事したいと考えていたところ、経営への関与があまり感じられなくなったため、50歳を超えたことを機に、その場を外に求めようと決めたところにあります。
これまでやってきた仕事には自分なりに自信はありましたし、50歳頃をターゲットに、CIA資格を取得し、また、TOEIC点数の引き上げも図ってきて、900点を達成したタイミングでもあり、自分なりに考えていた転職市場での価値引き上げにも一定の目処が立ったことも背景にあります。

最終的には、人生100年の時代に入りましたので、社会人後半の人生をより充実したものにしたいと思い、転職活動を開始するに至りました。

<転職活動の方向性について>

転職活動は、CIA資格もあったので、内部監査部での仕事を探しました。不動産営業の仕事も考えましたが、内部監査ポジションが世の中的により高いニーズがあると思われたからです。転職活動でこだわったポイントとしては、28年ほど日本の会社に勤務してきて、日本企業に「飽き」を感じていたこともあり、外資の文化で自分がどこまでできるか試したいと思い、「外資」または「グローバル」に限定して活動しました。

また、家族の賛成を得るためにも、現状より年収を上げることも条件としました。

<転職活動で気づいたこと>

複数のエージェントから多数のお声がけをいただき、活動を幅広に行いました。内部監査ポジションでも多数の業界にトライしました。一例として、私はオンラインで学べるサイバー大学のITテクノロジー学部に入学し、ITの勉強をしていたので、実務経験はないながらも、無謀にもIT業界の内部監査業務も視野に入れて活動しておりました。しかしながら、面接は進んでいきますが、やはりマネジメント職には就けないため、現状以上の収入を望むことはできませんでした。

転職活動を通じて気づいた点としては、50歳になってから の転職活動であり、若い時に比べ、自分自身の希望より求人募集会社の希望に適うことが重要だと言うことです。

<入社を決めた理由>

面接は、あまり志望度の強くない企業も含め、多数受けさせていただきましたが、うまくマッチングしない企業とは、結果的に次へとは進みませんでした。内部監査業務 関連のポジションは、そもそも1−2枠の会社が多いので、複数の候補者の中で最も適していないと内定はもらえないものだとも感じました。

今般、入社を決めた会社は、歴史ある外資の不動産会社のコンプライアンスポジションで、まさに信託銀行で実務を経験してきた不動産仲介業務スキル、上司が外国人なので英語力、コンプラや内部監査等の内部管理の経験が求められるポジションでした。コンプライアンスの責任者となるため、重要なポジションであるほか、自分のこれまでの勉強や経験、スキルが活かせる仕事であることは間違いなく、収入面でも従前を上回ることができたため、決断しました。

<次の会社で働くにあたり>

現在の会社で16年勤務してきて閉塞感を感じていた部分もあり、気持ちを新たに頑張りたいと思っており、今は期待に胸を膨らませている状況です。次の職場が最後の職 場になるか分かりませんが、次が最後の職場になると思って、誠心誠意頑張りたいと思っております。

また、仕事を通じて色々な方との出会いが待っていると思いますので、色々な出会いで自分の人生をより豊かにし、逆に自分も周りの人の助けになればいいと思っております。

<転職活動を振り返って>

入社を決めた会社を紹介してくださった転職カウンセラーの横関さんには、大変に感謝しております。最も情報を多く持っていたようにも思えますし、また、色々な経験から押し付けるような事ではなく、本当の意味でのコンサルティングをしていただき、マラソンの併走者のように、サポートいただきました。奇遇にも年齢が同じで感覚も近かったので、横関さんのアドバイスは私の心の中にすんなりと染み渡っていったように思います。

その他、エージェントの方々にも色々と教えていただきましたが、特に外資のエージェントの方には面接の対応なども色々と教えていただき役に立ちました。皆様のお力を借りて、自分の本当に困っていることや、希望していることを色々とお願いをし、相談に乗っていただきましたので、最終的に振り返って、転職活動に一切悔いはありません。

転職活動は特に期限がないので、どこで終わるかは自分次第だと思いますので、本当に転職しようと思ったら、自分の中で腹を決め全力で取り組むことが必要だと感じました。

以上

この転職者を担当したカウンセラーに
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