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地銀を飛び出した新し物好きの総合職女性

地銀を飛び出した新し物好きの総合職女性

No.808
  • 現職

    インターネット専門マーケティングリサーチ会社 グローバル・リサーチディレクター

  • 前職

    一部上場 地方銀行 総合職 支店窓口業務

飯野 雅美 氏 25歳 / 女性

学歴:青山学院大学 法学部 法学科 卒
体育会射撃部 卒部
証券外務員一種

【転職の経緯】

私は大学卒業後、総合職として地元の一部上場の地方銀行へ就職しました。支店配属後は、窓口業務を中心に、預金為替事務、納税処理等を幅広く担当しました。また、事務職とはいえ、自分も営業職と同じようにノルマを課されておりましたので、店頭でのセールスも重要な業務の一環でした。
当初は提示された月ごとのノルマを達成し、目に見えて支店の売り上げが伸びていくことがとても喜ばしく、それはお客様に満足して頂けた結果であり、ひいては地域と銀行両者の経済発展へと繋がると信じておりました。

しかし、そう上手くいく事ばかりではなく、時には売り上げが思わしくない月もありました。そんな時にふと、お客様の事よりも、目先のノルマを達成しようと躍起になっている自分に気が付き、いくら売り上げを上げるためとはいえ、お客様にとって本当に必要なのかと思うような金融商品を勧めることに疑問を持ち始めました。

また、銀行は金融庁をはじめとする様々な監督官庁の厳しい規制に服していることもあってか、保守的な考え方が内部で働く人たちの中でも極めて支配的であるように感じていました。特に新しいことを取り入れるといった動きには過敏なまでに慎重で、日々、そんな現状を目の当たりにしながら働く中で、「既存の仕組みを利用し続けるより、何か新しい価値を提供する能力を身につけたい」 と思うようになったのが転職を決意するきっかけです。

【(株)エリートネットワークとの出会い】

(株)エリートネットワークさんを知ったのは、転職活動を始めようという中でHP掲載の 『転職体験記』 を拝見したことです。中でも自分と同じように新卒で就職した銀行を一年で退職し、未経験且つ異業種へ転職なさったという方の記事が特に印象的だったことを覚えています。とはいえ、その時は転職エージェントの仕組みをいまいち理解していなかったので、最初は本当に軽い気持ちで登録しました。

そして転職カウンセラーの大森さんから電話があり、様々な話をする中で、まだ業界は明確に定まっていないが、異業種に転職したいと思っている旨を伝えたところ、大森さんから 「中途採用には珍しく、会社説明会を開催する企業があるので、新しい業界を知るという意味でも一度参加してみませんか」 と提案して頂きました。また、この説明会に参加するため上京したタイミングに合わせ、カウンセリングの機会を設けて頂いたことも、私にとってとてもプラスなことでした。

実際にお会いした大森さんは実に様々な業界に精通しておられ、とても頼もしいなという印象を受けました。ただ、この時点での私は、まだ転職活動の軸というものが明確ではなかったため、現段階でどのような業界に興味を持っているのかという問いに対して、「金融以外が良いです」 という、なんともぼんやりした回答しか返せず、さぞかし大森さんを困らせたことでしょう。

しかし、大森さんはそんな私の話を上手く掘り下げながら聞いて下さり、今後のキャリアプランのみでなく、私の志向や人となりという部分までを汲んで求人案件を紹介して下さいました。自力の転職活動では得られなかったであろう圧倒的な情報量と案件数はもちろん、何より大森さんのその誠実な人柄に惹かれたという部分が大きく、この方になら安心してお任せできると今回の転職活動でお世話になることを決めました。

【転職活動について】

私は退職後に転職活動を始めたので、比較的自由に動き回ることができました。ただ、この時は地方にある実家住まいであったため、面接の度に何度も東京へ足を運ぶのも大変だろうからと、一度の滞在期間中に複数企業の面接を設定して下さいました。結果的に、この複数社同時進行という転職活動の進め方は、私にとても合っていたと思います。

面接に臨むにあたっては、まず企業のHPを熟読し、内容を頭に叩き込むところから始めました。そこから志望理由を文章化し、大森さんに何度も添削をして頂きながら、内容を詰めていきました。この頭の中で考えていることを実際に文字に起こすといった作業は、自分の考えをより明確にするという意味でも非常に重要であり、大森さんのアドバイスのもと、完成した文章を声に出して読み重ねることで、実際の面接の場でも言葉に詰まることなく、スムーズにやり取りができたと思います。

一方、面接対策で一番苦労した点は、中途採用枠とはいえ私はほぼ第二新卒という扱いで、且つ、まだ目立った実績も伴っていないということから、どのように前職での経験をアピールすれば良いのかという点でした。このことに関しても、大森さんは夜遅くまで電話で相談に乗って下さり、擦り合わせた結果として未経験・異業種への転職であるから、これまでの経験というよりも、これから先そこで何をしたいかということに重きを置いて話ができるよう事前準備をしました。


そのような中で現在、内定を頂いた企業に出会いました。今度の会社は、マーケティングリサーチ業界という、自力で転職活動をしていたら絶対に出会わなかったであろう業界です。当初は営業事務という形での応募でしたが、一次面接の際、前職での実務経験に限らない、学生時代も含めた私のこれまでの経歴を話す中で、先方からより専門的なポジションを提案して頂いたことが全ての始まりでした。

リサーチの対象となる事業・業界はジャンルを問わず多岐に渡ることから、世の中の市場動向を把握するという点でも、新し物好きであるという私の性格からしても、非常に魅力的なお話でした。また、転職を決意するきっかけとなった 『新たなものに価値を見出すことがしたい』 という考え方にも非常にマッチしていると思い、その後は応募職種を変えて選考が進み、無事、内定を頂きました。

ここまでの期間は、(株)エリートネットワークさんに登録から一カ月にも満たない短期間での決定でした。今思えば複数の企業選考を進める中で、その会社に入って自分は何がしたいか、何年後にはどのようになっていたいかという事を、かなり具体的に話せたのは、現在の企業がずば抜けていたように感じます。自分でも驚くくらい将来のイメージを明確に想い描くことができ、更には、それが実現できる場がそこにあるということに喜びを感じ、面接でもその旨を素直に伝えることができました。

【転職活動を振り返って】

今回、私の転職が上手くいった一番の要因は、『 “人” に恵まれた』、これに尽きると思っています。ふとしたきっかけから、(株)エリートネットワークで大森さんとの出会いに始まり、現在の企業での方々との出会い、そして当初の応募職種とは異なるポジションを提案して頂けたこと、他にも挙げたら切りがないですが、転職活動中に関わった全ての方から、何かしらプラスの影響と刺激を受ける毎日でした。

そして、私の転職活動を全力でサポートして下さった大森さんには、心から感謝しております。また、複数企業の選考を受ける中で、面接の度に一喜一憂していては身が持たないと頭では判っていながらも、どうしても、上手く行った時は素直に嬉しいし、逆に自分の考えが上手く伝えられず、後悔の念から落ち込んでしまうこともありました。そんな時に大森さんの 「大丈夫ですから、切り替えていきましょう」 という言葉は、どれほど私の心の支えになったか計り知れません。

このように、転職活動中に誰もが不安に感じること、疑問に思う点、そのひとつひとつを丁寧に解消して下さり、メンタル面のサポートという点もすべて含めて、転職エージェントを利用することは、私の転職活動においてメリットしかありませんでした。


いよいよ6月からは、新たな環境にて心機一転、新しい仕事がスタートします。私の転職活動を支えて下さった大森さん、(株)エリートネットワークの皆さま、本当にありがとうございました。
私もこれまで以上に活躍できるよう、頑張っていきたいと思います。

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