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人事部員、4回目の転職

人事部員、4回目の転職

No.792
  • 現職

    外資系 不動産開発・ホテル等への投資会社 人事部マネージャー

  • 前職

    大手コールセンター    人事部
    ネット専業広告代理店   人事部

森川 耕太郎 氏 41歳 / 男性

学歴:関西学院大学 社会学部 卒

転職の背景

人事として10年以上の経験を積み、その後人事コンサルティング会社を立ち上げました。経営陣として参画し、会社は軌道にのります。一方で、再び組織の中から主体的に会社をより良くしていく役割を担いたいと考えるようになりました。今までの人事経験、直近の経営層での実務経験を活かし、再び事業会社の人事に就くべく集大成としての転職活動を開始しました。

(株)エリートネットワークさんとの出会い

(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの杉本さんには、今から約10年前に3社目へ転職する際、お世話になりました。当時は色いろと悩んだことが多かったのですが、そこで忌憚ないご意見やアドバイスを頂き、結果として良いご縁に恵まれました。
あれから11年、月日が流れていましたが、再び転職活動をするにあたり、連絡しました。

マーケットと人事職の市況

いざ活動を始めると、人事のミドルのポジションは、そもそも求人数が少ない割に、応募者が多く、競争が激しいと聞かされていました。加えて、40代での転職はかなり厳しくなると覚悟したほうよいと言われました。
実際にあと1社相談したのですが、同じことを言われ、30代前半の時と明らかに状況が異なることを頭では理解しました。応募できる求人案件は基本的にエントリーした方がよいとの判断で、まずはとにかく書類選考に応募してみるところから始めました。

書類選考から面接の壁

実際に応募してみると書類選考は、4社に1社程度と、自分が思った以上に通過した印象です。それでも、1次面接を受けてみると印象が変わります。行ってみて初めて分かるのですが、企業風土や仕事内容が合わない場合もあれば、選考で落ちる場合もあり、何となく流れに乗れていない感じでした。また、直近のキャリアが事業会社の人事ではない為、ブランクと見なされ、過去10年以上の人事経験が評価してもらえないと感じる面接も多々ありました。

内定から辞退、仕切り直しで内定へ

そんな状況でも、徐々に面接が通過するようになり、1次、2次、最終へと進み、結果として1ヶ月半程で2社内定を得ることができ、そのうち1社に悩みながら決めました。

ちょうどそのタイミングで、杉本さんから再び電話がありました。そして自分の進路を決めた旨を伝えたのです。
そこから電話での話が続き、その選択でいいのか?、何か違うのではないか?、絶対にもっと合う企業があるはず等々、気がつくと1時間半。

転職カウンセラーとして客観的に且つ公平に感じた点を言って下さったのだと思っています。
今までの人生を振り返っても、一度決めた自分の決断は変えないことが多かったのですが、この時ばかりは何かがひっかかり、不思議とその話がすっと腹に落ちました。
ただ、内定を辞退することを決めるのには、ためらいがありました。再度転職活動をゼロから始めることへの不安があったからです。一方で手放すことで何か新しい状況が見えてくるのでないかという時期もありました。

この電話をきっかけに、今迄の様にうまく面接をこなそうとするのではなく、自分がチャレンジしてきたこと、これからやりたいことをしっかり話すことに集中しようと考え方をシフトしました。

自分に自信を持つこと。
キャリアとしては人事から一旦離れたものの、「自分はこの2年半で、もがき苦しみながらも形にしてきた成果がたくさんある。普通に人事部でキャリアを築いてきた人より深みがあるんだ」 と心から思えるようになりました。

そんな中、リスケで日程が先延ばしになっていた1社の面接が決まりました。正直、自分の中では、まずは受けてみようくらいの気持ちだったのですが、実際選考を進めていくうちに、今迄の経験を活かせる場だと感じ、経営者との面談を通じ、その想いが確信に変わり、見事内定となりました。

40才前後の方は、今迄のビジネス経験を通じ、成長を遂げ、自信もあるはずです。
しかし、企業はそう見ない・見なさない場合もあります。今回の転職活動を通じて、痛感しました。

ただ、今迄培ってきた経験、そして自分自身は変えようがないので、今の自分に自信を持って臨むことが大切。
そして、意外な程、自分では自分のことが分かっている様で、実は本当のところ全ては分かっていないので、第3者からの客観的な視点からのアドバイスが必要だと実感しました。

次のステージでは、人事の集大成として、色いろなことにチャレンジして、自分らしく邁進していきたいと思います。

お世話になり、ありがとうございました。

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