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不動産仕入れのプロ、32歳で3回目の転職に成功

不動産仕入れのプロ、32歳で3回目の転職に成功

No.748
  • 現職

    一部上場 財閥系金融機関グループ 総合職 (不動産融資・不動産開発・不動産賃貸)

  • 前職

    一部上場   不動産デベロッパー    用地仕入れ

栗田 一平 氏 32歳 / 男性

学歴:立教大学 経済学部 経済学科 卒
宅地建物取引主任者

転職のきっかけ

今回、私が転職に踏み切ったきっかけは、「家族と過ごす時間を増やしたい」 というものでした。専業主婦の妻と、3歳の娘がおり、ここ1年くらい、家族と過ごす時間が少ないことを感じておりました。
土曜日は出勤が多かったので、休みは日曜日と祝日、平日は22〜23時頃までは会社におり、朝も仕事の疲れから出勤ぎりぎりまで起きれなかったので、平日はほとんど子供と過ごす時間はありませんでした。
だからと言ってブラック企業という訳ではなく、残業代等も支払われていたので、年収は同世代より高かったと思います。
それでも家族からの希望と、私自身がもっと家族との時間を持ちたいという気持ちが強くなり、転職を決意しました。
今の会社に給与面、人間関係の不満はなく、もう少し続けようか迷いましたが、景気が良く求人が多いという状況と、自分の年齢が32歳であることを考え、今しかないと思い踏み切りました。

転職先について

転職のきっかけが上記の通りだったので、まずは労働時間・休日等の労働環境を最優先にして考えました。また、今回が3回目の転職で、年齢の割に回数が多いことも理解していたので、次は長期間在籍したいと思い、企業の安定度も重視しました。
業界についてはこれまで不動産業界で1棟収益物件の売買、開発を中心に行ってきたので、同様の仕事を希望していました。

不動産業界では、いわゆる 「独立系」 「新興系」 の会社も多いですが、そのような会社は対象から外して考えました。
今まではとにかくがむしゃらに仕事をしてきて、とにかく目の前の仕事に対して時間を厭わず徹底的にやってきましたが、家族を持った今、それだけではダメだと考えていたので、自分のやりたい仕事が出来て、尚且つ労働環境が家族の希望に見合うことが重要でした。私も不動産業界は10年近く経験してきましたので、そのように恵まれた会社は数少ないことは充分判っていたので、最初は長期戦になることはある程度覚悟しておりました。

(株)エリートネットワーク様について

以前の転職時、お世話になったのが(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの横関様でした。
前回の転職時も今回も、(株)エリートネットワーク様の他にも、大手エージェントにも数社に登録をしておりましたが、前回お世話になった時、不動産業界に対して非常に理解が深く、各社の企業文化等の違い迄もよくご存知でいらっしゃったので、今回の転職時もまず一番に相談をしました。
今回は、就労環境を重視する必要があったため、給与・福利厚生等の目に見えて分かり易い条件の他に、実態の企業文化・社風を深く理解した上で転職する必要があったためです。

ご紹介して頂いた求人案件の印象からすると、勢いと知名度がある会社よりも、一般的な知名度は低いものの、業界内では誰でも知っている会社であり、財務状況や法令順守の意識が非常に高い安心感のある企業が多かった印象です。

結果的に、財閥系列の不動産・金融の会社から内定を頂きました。想定年収も希望より高いご提示を頂き、休日・勤務時間等、業務内容も希望に沿うものであり、自分の中では非常に納得のいく転職活動となりました。
また、ちょうど現職の業務が立て込んでいる中、うまく面接スケジュールを調整して頂き、最初の転職相談から1か月というスピードで転職活動を終えることができました。

不動産業界での転職について

私も同業界内で3回目の転職となり、面接もそれなりの回数を経験しましたが、仕事上の商談と違って、いくら場数を踏んでも緊張するものです。
私が思うに、不動産業界での商談と、面接は似ているものだと思っています。
どの業界でもそうかもしれませんが、特に不動産業界では人間として信頼されることが大事です。いくら商品・条件が良くても、人として信頼されなければ商売にはつながりません。
勿論自分の持っている実務スキルを見て頂くことも大事ですが、自分の人間性を飾らずに見せること、その人間性が相手の企業文化にマッチするかどうかを見てもらうことが、非常に大事だと思っています。もし、その結果ミスマッチなのであれば、それはそれでご縁がなかったと考えるしかないと思っています。

実際、私が今回内定をもらった先も、面接に行くまでは志望度は低かったのですが、一次面接を非常に良い雰囲気で終えることができ、一気に志望度が上がってとんとん拍子で内定まで至りました。
逆に、ネームバリューがある会社に期待して1次面接に臨んでも、仕事に対する考え方であったり、自分の想像と実際の業務内容に大きなギャップがあったりして、志望度が下がってしまうこともありました。
まずは門戸を広く構えて、少しでも興味があるのであればどんどん書類選考に進めてもらうことがいいと思っています。


もう一つ、不動産業界と一言で言っても、 “業態” は、売買 ・ 開発 ・ 運用 ・ 仲介、更に物件の種類も 土地 ・ ビル ・ マンション ・ 商業施設 ・ 物流施設 等と、多くの事業形態があります。
その中で自分が 「できること」 「できないこと」 「今はできないけど将来やってみたいこと」 、これらを事前にはっきりと整理しておくことが大事だと思っています。
勿論、それを裏付けるために職務経歴書も分かり易く整理し直しておくことも大切だと思っています。
企業としても 「即戦力で欲しいスキル」 「ポテンシャルがあればOKなポジション」 で濃淡を持っているということが、これまでの転職活動を通じて感じています。
それらがマッチした時に、良いご縁が生まれるものと思っています。

当然、内定を頂くまでの段階で残念ながら見送られた企業もありましたが、その際は上記のマッチングがうまくいかなかったのだと、前向きに捉えて引きずらないことを心掛けていました。

不動産業界は企業数が多い業界ですので、必ず自分の持つスキルを欲する企業、自分が求める条件がある程度揃っている企業があると思いますので、社名を知らない企業であっても、興味があればどんどんチャレンジしていくことが良いと思います。

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