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32歳人事職、離婚がきっかけでスタートした転職活動

32歳人事職、離婚がきっかけでスタートした転職活動

No.735
  • 現職

    スポーツアパレル商社   人事職

  • 前職

    外資系 大手有名ITサービス会社 人事・総務職

泉山 佳奈 氏 32歳 / 女性

学歴:早稲田大学 第一文学部 総合人文学科 卒

(株)エリートネットワーク金入さんとの出会い

「離婚は、転職に不利になりますか?」 そう聞いた時、
「いいえ、むしろきちんと仕事を続けたいと思っている方を企業様は採用したいと考えられているので、関係ないですよ」 そうおっしゃって下さったのが、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの金入さんでした。

転職のきっかけ

生々しいお話ですが、私が転職活動を始めたきっかけは、自身の離婚でした。
私は新卒で都内の企業に入社し、2社で約7年半人事関連の仕事をしていましたが、結婚を期に退職し、配偶者の長野県への転勤に連れ添うことになり、当時は2回目の転職で、長野県で契約社員として働いていました。
離婚を期に、就職を考えた時、東京で正社員としてまた人事の仕事をしたい、一人で生きていけるだけの経済力を取り戻したいと思いました。現職を続けることもできましたが、契約期間を満了し、転職活動をしようと決めました。

エージェント選び

正直に言うと、転職にエージェントを使うことは、好きではありませんでした。自分の転職に第三者の意思を入れたくなかったからです。ただ、自分の年齢や、一度キャリアダウンしていること、離婚していることを考えた時、エージェントを通して第三者から推薦してもらわなければ難しく、書類だけでは落ちてしまうだろうと考え、2社に登録し、紹介を依頼しました。

1社は、多くの情報を持っているであろう某大手人材紹介会社に登録しました。
2社目は、(株)エリートネットワークさんにしました。
ここで、(株)エリートネットワークさんを選んだ理由は、2つあります。
1つは、コンサルタントの方が直接企業の人事部と会っているシステムであるためです。
特に私のように、書類だけでは落ちてしまうような経歴の場合、人を介して推してもらわねば書類選考の俎上にも上がれないと思いました。その点で、コンサルタントの方が、直接自分と話をして且つ、企業様にも直接売り込んで下さるシステムは自分には合っていると感じたためです。

2つ目には、(株)エリートネットワークさんが、私が前職で採用担当をしていた時のお取引先であり、あるエピソードが心に残っていたからです。
前職は年間採用人数が多く、数多くのエージェント様とお取引をしていました。たくさんのエージェントが、候補者の推薦を挙げてくる中で(株)エリートネットワークさんは、あまり人材を紹介して頂けなかったので、失礼ながら 「何故御社は推薦を挙げて下さらないのですか?」 と聞いたことがありました。
すると、当時の企業担当の方は 「弊社は、数多くの候補者を推薦する事を旨としている訳ではなく、お一人おひとり、ご本人の志向と企業様の求める人材に合った方をご紹介しておりますので。申し訳ございません。」 と毅然とおっしゃられました。その時私は、「あぁ、本来、エージェントってこうあるべきだな」 と、感じ入ったことを覚えていました。
そして候補者側になった時、やはり(株)エリートネットワークさんを選ぶことにしました。

離職後の地方での就職活動

いざ登録面談をする際は、当時は長野市に住んでいたため、2社とも電話でカウンセリングを行って頂きました。
カウンセリングの際、1社目の大手企業に、冒頭と同じ質問をしました。
すると答えは 「うーん、正直大手企業は難しいかもしれませんねー」 と言われました。再度就職できるか、不安になっている時期でしたので、一方で(株)エリートネットワークの金入さんとの面談で返ってきた冒頭の言葉は、とても励みになったのを覚えています。

そして大手企業の担当者は、多くの求人メールを送ってきましたが、応募手続きを依頼をしても、時間がかかったり、落ちた理由がわからなかったり、次第に紹介数は減り、希望ではない契約社員の求人を紹介され始めた時には、もうこのエージェントから応募することはやめよう、そう思いました。結局、その担当者と会話をする機会は初回の面談以降ありませんでした。

一方で、金入さんはたくさんの企業を紹介して下さり、自分の志向に合っているもの、また、自分の狭まっている視野以外の求人案件も紹介して下さいました。
それだけではなく、企業の人事担当者との求人打ち合わせに行かれた際に、私の職務経歴を売り込み、元々予定が無かったのに自分に合った求人を作って下さった時には、本当に感激したことを覚えています。やはり書類の通過率は大手とは格段に違いました。
また、長野に住んでいる私にとって、選考の都度、上京するには交通費がかかるため、選考日程が合うように、かなり工面して頂き、本当に助かりました。

転職活動中の悩みへの対応

転職活動中、いくつかの企業が、最終段階に進み、御蔭様で内定を頂いた企業がありましたが、いつも悩まされたことがありました。いわゆる 「内定ブルー」 というものです。転職活動を始めた時、自分の転職軸は3つあり、「東京で正社員で人事として仕事をすること」 「自分が愛着を持てるモノを作っている ’メーカー’ であること」 「切磋琢磨しながら人間的に成長できる環境であること」 でした。
しかしながら、離職してから転職活動をするうちに、早く就職しなくては! という気持ちが募る一方で、条件に欲張りになったり、他の人の価値観に流されそうになったり、再度上京し転居することへの不安が募ったり、せっかく内定を頂いているにも拘わらず、決め切れずに、本当に苦しんだ期間がありました。
その 「軸のブレ」 のために、勝手に悩んでしまい、どうしても入社することができず、内定を頂いた企業1社を辞退することになった時も、金入さんは一緒に謝罪の面談に付いて来て下さいました。その時は本当に心強かったのを覚えています。

その後に関しても、通常であればエージェントとして、顧客である大切な企業に迷惑を掛けた私に、以降の求人は紹介しないというのが普通だと思います。
ですが、金入さんは、「乗りかかった船です。最後まで面倒を見させて頂きます」 と言って下さり、もう一度一緒に転職軸に立ち返り、新たに求人案件を紹介して下さいました。その時に、「この人はこれだけ自分に向き合っていてくれているのに、生半可な付き合い方はできない」 そう感じました。

最終決定に至るまで

3か月の転職活動の中で、それ以降も両親の勧めで受けた地元の企業と、スポーツアパレル企業の現職から内定を頂き、自分の気持ちと両親との意向の狭間で本当に板挟みになって悩んだ時もありました。その時も、私のことを信じて応援して下さったのが金入さんでした。自分が2社で迷っている時も、決して無理強いをするようなことはありませんでした。不安に感じていることも、入社前に企業に直接聞いてみるよう、アドバイス下さいました。

さんざん迷った挙げ句、やはり、元もとの軸にすべて合致していた、スポーツアパレル企業に行くことにしました。金入さんのアドバイスの通り、企業の人事担当の方と直接やりとりできたことで、私に対して期待していること、評価して下さっている点を直接お伺いできたので、とても大きかったと思います。当然、自身がチャレンジしなければならない点もありますが、やはり最初に自分が掲げた軸を選ばないと、後悔していただろうと、今思っています。成長企業ならではの 「仕事のおもしろさ」 が自分の人生の再スタートと重なり、新たな仕事にチャレンジができることに期待感を持って日々を過ごせています。

転職活動を終えて

多くの皆さんと違って、就職活動をせざるを得ない環境下であり、前向きな理由がきっかけでの転職ではなかったため、自分に迷いが出易く、たくさんのご迷惑を金入さんには掛けてしまったと思っています。
ですが、金入さんにお会いしなければ、きっと今は地元で過去を引きずってくすぶり続けていたのではないかと思っています。私はこの転職活動を通じて、自分が感じていること、思っていることをあまり周囲に出さず、抱え込む癖があるのだということを、気付けたのも金入さんとのやり取りの中からでした。

この転職活動期間は、今までの人生で一番悩み、考えた時期だったと思います。これだけ考え抜いてやってきたのだから、もうやり残すことはないと思えるに至りました。
この体験記が転職をする皆様に少しでも参考になるようでしたら幸いです。
金入さんには、いつも背中を押して下さり、本当にお世話になりました。 この場をお借りして、改めて、感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。


以上

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