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弁理士、特許事務所から、企業の知財部への転職

弁理士、特許事務所から、企業の知財部への転職

No.706
  • 現職

    一部上場 大手メーカー 知財部 弁理士

  • 前職

    特許事務所      弁理士

花村 章男 氏 35歳 / 男性

学歴:国立大学  大学院 修士課程 卒 (理系)
TOEIC 900点

はじめに

企業への転職活動をするにあたっては、企業の知財部で働いている知人のアドバイスに従って、まず複数の転職エージェントに登録しました。(株)エリートネットワーク様は、自分が関心を持っている業界の求人を多数紹介されていましたので、即座に登録しました。

今回、(株)エリートネットワーク様を通じて、第一希望の上場企業の知財部に転職することができました。一重にこれは、ご担当して下さった高橋さん、大木さんのご助言・ご尽力の賜物であると感謝しております。この 『転職体験記』 をお読みになっている方の中には、当時の私のように転職エージェントのことでお悩みになられている方も多いと思います。私の今回の転職体験が多少なりともそのような方のご参考になれば幸いです。尚、弁理士という資格柄、非常に狭い業界におり、第三者が容易に本人を特定できてしまいますので、経歴等については最小限に記載している旨、ご理解頂けますと幸いです。

転職エージェントへの登録

転職エージェント選びとしては、大手の転職エージェント数社と、事業規模としては小さいものの企業の知財部の求人を多く扱っていそうな転職エージェント数社に登録しました。更に、大手の転職エージェントの中には、スカウト機能という大手の転職エージェントに登録している別の様々な転職エージェントから様々な求人を紹介して頂けるシステムもありますので、こちらも利用しました。結果的に、合計で20社近くの転職エージェントから合計で50社以上の求人を紹介して頂いたと思います。

企業の知財部の求人は、企業の知財部門に退職等でポストに空きが出た場合に、求人内容をあまり外部にオープンにせずに、転職エージェントを通じて内々に募集がかかるというもので、年中募集している訳ではありません。転職したい企業の求人が出て来るか、出て来るとすればいつ頃か、自分が登録している転職エージェントがその求人案件を扱っているか、扱っていたとしても紹介してくれるか、仮に求人を紹介してもらっても書類選考に通るか、書類選考に通っても適性試験はどうか、面接をすべて通過できるか、面接を通過したとしても満足できるような待遇・条件をご提示頂けるか、これらはすべて、まったく予測できることではありません。

既に私は転職経験があり、例え経験を積むためであっても、希望しない企業の求人に応募して、安易に転職回数を増やすことはできませんでした。ある転職エージェントからは、実際に応募してみて、自分の目で見て考えると、視野が広がって色いろと考えが変わるかもしれないから、複数の企業に応募するべきであるとアドバイスを頂きました。確かにご指摘の通りなのだと思います。ただ、私の場合は転職したい企業の業界と技術分野が以前から明確に決まっていたことから、危険な賭けではありましたが、希望の企業群の求人が現れるまで、自己研鑽に努めながら何年でも待ち続けようと決心しました。

転職エージェントに初めて登録してから、最終的に希望の企業の求人案件を(株)エリートネットワーク様にご紹介頂くまで約1年が経過しました。尚、最終の内定を頂いた時には、転職活動を開始してから約1年3カ月が経過しておりました。この間、当初は複数の転職エージェントが色いろな求人をご紹介してくれましたが、最後まで情熱を持って求人をご紹介して下さったのは、(株)エリートネットワーク様と他に2社のみでした。最後までご支援下さったこれらの転職エージェント様に本当に感謝しております。

希望する求人との出会いと応募へ

転職エージェントに初めて登録してから約1年が経過した頃に、初めて自分が本当に転職したい企業を、(株)エリートネットワーク様からご紹介して頂きました。電話カウンセリングにより、私の深層心理までをうまく引き出した素晴らしい推薦文を書いて下さると共に、豊富な人脈ネットワークも駆使して書類選考に通過できるように全力を尽くして下さると仰って下さいました。

(株)エリートネットワーク様は、他の転職エージェントとはちょっと違うな、と強く感じた瞬間でした。

書類選考通過と、適性試験を受けた感想

自分でも驚いたことに、書類選考とその後の適性試験を通過することができました。適性試験はweb試験であり、「転職活動慣れ」 していないこと、テストの動作環境に慣れなかったことなどから大変でしたが、通過して本当にほっとしました。企業への転職を考えていらっしゃる方は、当然に適性試験の準備をなさっているのかもしれませんが、忙しい仕事の合間を縫って、いつ現れるとも判らない求人のために事前に十分な準備をしておくことは難しいかもしれません。しかし、せっかく書類選考に通過できたとしても、前哨戦である適性試験を通過できないことは、非常にもったいないことです。是非、適性試験の準備は事前に本気で行われることをお勧めします。

適性試験通過後、(株)エリートネットワーク様は、一次面接の前に企業での面接の心構え等をお話し下さる機会を設けて下さいました。実はこれまで仕事が忙しく、(株)エリートネットワーク様とは電話でお話することはあっても直接お会いしたことはなかったのですが、この時のカウンセリングのお蔭で、面接を通過できたものと本当に感謝しております。

面接直前のカウンセリング (面会)

祝日の朝早くから(株)エリートネットワーク様は働かれておりました。ここで私は、ご担当者の大木さんと、上司である高橋さん、企業との連絡をとって下さっている小中出さんに初めてお会いしました。

お会いしてお話を聞いてすぐに、私は自分が企業での面接を受けるための心構えが欠けていることを気付かされました。自分は面接の機会を企業様から与えて頂き、どうしても企業様のためにご奉公したい、お役に立ちたい、そういう姿勢が全身から滲み出ていなければ、当然企業の採用担当の方は相手にもして下さらない、高橋さんはそういったことを教えて下さいました。

高橋さんの言葉は、私に私が新卒で企業に応募した頃の気持ちを瞬時に思い出させてくれました。社会人として10年以上働いてきたという経験に基づく自我と慢心を捨てて、発想を転換すること、自分自身が商品であるということを理解し、全力で 「御社のお役に立ちたいです」 という姿勢を企業にアピールすること、そのアピールのために何を準備し、面接の場では何をプレゼンしていかなければならないのか、ということを非常に丁寧に判り易く教えて下さいました。

また、高橋さんは、「理系の方は一般的に話はうまくないですから、うまく言おうとしなくていい、一生懸命さが伝わればいい。」 とおっしゃいました。また、年収交渉についても色いろとアドバイスを頂きました。高橋さんからは、更に、自己紹介等について、必ず人前で練習するようにとアドバイスを受けました。大木さんからも、想定される質問に対するプロフェッショナルな回答の例を教えて頂きました。(株)エリートネットワークの高橋さんたちは、その深い洞察力と長年の経験により、瞬時にして応募者に何が足りないのかを見抜く眼力があるのだと感じました。

企業での面接と内定

企業での面接では、一生懸命、今まで仕事を頑張ってきたことと、熱意を伝えました。恐らくそういった謙虚な姿勢を評価して下さったのかもしれません。第一希望の会社でしたので、内定を頂いた時は信じられない気持ちでした。

内定後、アフターフォロー

内定後にオファー頂いた待遇・条件は、私にとっては大変過分なものであり、大変有り難いものでした。年収交渉は、転職エージェントの真価が最も発揮される重要なところだと思います。聞くところによれば、転職エージェントによっては企業の言われるままの額を応募者に提示しているところもあるそうです。

尚、内定後も、高橋さんはアフターフォローとして、中途採用の人間が企業に一日でも早く溶け込んで、周りの人間に信頼されていくための心構え等を丁寧にアドバイスして下さいました。その厳しさと優しさが同居した真摯な姿勢に、プロフェッショナリズムを感じました。

今回の私の内定は、(株)エリートネットワーク様のご助言・ご尽力なくしては有り得なかったと、改めて感謝しております。本当にありがとうございました。

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