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経理部 主計マネージャーの転職

経理部 主計マネージャーの転職

No.693
  • 現職

    東証マザーズ上場 アパレルメーカー 経営企画部 経理課 課長代理

  • 前職

    大手人材サービス会社 本社経理部 主計担当

小山 浩次 氏 37歳 / 男性

学歴:大原簿記専門学校 経理本科 二年制 卒
日本商工会議所 簿記検定1級

経理系の職種を選んだきっかけは、土日に趣味のサッカーをやり切った後、座って出来る仕事がしたいという安易なものでした。たまたま簿記の教材を見た時にスッと頭に入ったので向いているのでは? と思い、高校卒業後に簿記の専門学校を選択し、入学1年目の6月に簿記2級、11月には1級を取得することができました。

簿記1級取得後すぐに内定が決まり、卒業までに1年ほど余裕が出てしまった中で、一生経理の仕事だけで生きていくのもつまらないかなと思い始めた頃に、バイト先の宅配ピザチェーン店で社員をやらないかと誘いを受けました。そこで25歳で辞める約束で入社し、その後、約1、2年で店長を任され、アルバイトの採用から在庫管理など、店舗運営全般を学び、25歳の誕生日に退職しました。

数か月の休みを経て人材紹介会社に登録に行った際に、本社の経理の枠が空いているとのことで、なんと履歴書も持たぬまま面接し、そのまま採用が決定。
その人材紹介会社で約12年間お世話になることになりました。

入社後の2年半は平穏なもので、非上場企業での経理業務の基礎を学びました。
しかし、その後は会社組織の大きな変化が始まり、数多くの経理業務を経験することになりました。管理部門を含む数社のシェアード子会社化、しかし翌年には10の子会社を全て合併しファンドからの買収、1年後には上場会社からの吸収合併、2年半後には株式交換で上場廃止し別法人の完全子会社化、1年後に免許の関係で事業分割によるHD会社の立ち上げ、1年後には別のファンドからの買収、1年半後には別の人材会社に買収され、10年間で作成した名刺は合計20を超えました。

そんな状況の中でも柔軟に対応したことが評価され、未経験での入社ながら契約社員から半年で正社員、1年後に主任、2年目で係長と順調に昇進し、上場会社との合併後には給料は倍増しました。

約2000名の社員を抱える法人同士の合併は勘定科目体系、業務フローすべての見直しが必要となり、約40名の経理担当がいても、月次毎に3泊、4泊しなければ月次決算が締まらない状況で、主計業務から支払業務の取りまとめ迄を任され、業務フローの見直しと経費精算システムの導入などで、15名で対応していた支払業務を半分の人数で対応できる体制を確立しました。

その後2011年3月、震災直前に前任マネージャー他3名の退職話が急浮上し、震災後の混乱のまま引継ぎもなく急遽主計業務全てを任され、準備期間約10日間で監査・税務対応プランを作成し、派遣社員と他部署からの応援スタッフ計3名で従業員約4,000名、国内8社、海外子会社1社を含めた連結決算、CF、税務申告、会社法開示等を含む期末決算業務の対応をしました。

翌年は退職した元部下の呼び戻しなど含め一からチームを組成。海外子会社が5社増える中、採用計画と期末決算に向けたスケジュール・担当割を作成、約8ヶ月の準備期間をかけて税務申告未経験メンバー4名で国内8社、海外子会社6社を含めた連結決算、CF、税務申告、会社法開示等を含む期末決算業務の対応をしました。

その後、二度目のファンドからの買収後も DD (デュー・デリジェンス) を含めた買収手続きに追われ、外資ファンドから送られたCFOの元、次々と新しい上司が現れ、部下の疲弊や、自分自身も退職者の穴埋めに奔走する中で、採用計画や外部業者の利用など具体的な対応策を上司に提案しましたが、認められず退職を決意。

私自身学歴がないため、大手の紹介会社よりも法人営業担当者と転職カウンセラーの距離が近く、転職希望者の人柄や人物像が応募先企業様に伝わり易い紹介会社を探しており、知人の紹介で(株)エリートネットワーク様を知り、杉本様にご担当頂きました。

もう1社別の紹介会社にも登録していましたが、杉本様が他社の転職カウンセラーと比べて圧倒的に企業の状況を熟知されていて、他社で応募を考えている企業についても状況を的確に把握されており、正直驚きました。
また、杉本様から頂いた、私にはあまり落ち着いた成熟企業よりも成長途上の会社の方が合っているとのお話も的確でした。歴史のある1部上場の出来上がった会社の面接も受けましたが、ここで働きたいとは思えず、杉本様から頂いたコメントをそのまま実感しました。

また、スピード感ある対応は驚きました。
一次面接の翌日に二次面接が決まり、夜の8時に 「 明日、二次面接に行って下さい 」 と同僚の送別会の最中にお電話を頂いて、早々と切り上げて帰宅し、急いで企業研究をしたりしましたが、年度末を目前にした転職活動で、社内の上司への意思表示を急ぎたかった状況だったため、大変助かりました。

今回の面接で心掛けた事としては、経理の人間として、事前に有価証券報告書、短信等には目を通し、BS、PLで目についたことを一言コメントできるようにしておきました。 ( 会話の流れの中で、売上規模と借入額の割に利益率は高くないですね、というような話をしたところ、先方の企業努力などを聞かせて頂き話が弾みました。 )

今回の転職活動では、もう1社の紹介会社からも書類選考が5社通過し、3社面接を受けました。しかし、面接を受けてみると、自分の希望する業務内容でなかったり、社風や企業の体質の面で自分には合わないと感じる企業ばかりで、両者を分業している場合、企業への法人営業担当者と転職カウンセラーの意思疎通がとれていないと感じることが多々ありました。とりあえず書類選考が通ったから面接に行って話を聞いてきてくれ、というような紹介会社よりも、的確に応募者のタイプや企業の状況を把握して話を進めて頂ける(株)エリートネットワーク様 (杉本様) の存在は大変ありがたく感じました。 ありがとうございました。

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