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35歳システムエンジニア、銀行への転職。

35歳システムエンジニア、銀行への転職。

No.651
  • 現職

    一部上場 大手地方銀行 IT統括部  システムエンジニア

  • 前職

    ソフトウェアベンダー  金融機関向けシステムエンジニア

築山 等 氏 35歳 / 男性

学歴:上智大学 理工学部 化学科 卒
東京大学 大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻(物理工学) 修了
英検準一級

私の転職活動は、 “6月に(株)エリートネットワーク様登録 ⇒ 7月から本格始動 ⇒ 8月1日に内定” と、終わってみれば大変スムーズなものでした。
しかし実際には35歳という年齢もあり、“書類審査で全滅” などの、マイナスのイメージが付き纏う、不安を抱えながらの挑戦でした。

ソフトウェアベンダーにてSE業に従事していた私は、それまで多忙を極めた毎日を送っておりました。追われるように業務に打ち込み、気が付いたら転職後7年が経過していました。 (現職が2社目なのです。)
しかし昨今の不況から仕事が減り、会社自体も今後の発展が見込めなくなっておりました。そんな、“職場の雰囲気と仕事の仕方” が変わりつつある最中、私は35歳という節目に立っておりました。
世間的にも転職のラストチャンスと言われるこのタイミング。いい機会だと考え、言葉にすると気恥ずかしいのですが、“改めて人生を見直す” ことにしました。

見直し期間を経て、私は “金融機関か金融系ITコンサル” に挑戦しようと決意しました。しかしここで、“自分は果たして、志望先に求められる人材であるか” が分からなくなったのです。自分の希望と志望先のニーズが一致するとは限らないことに気付いたのです。
特に、“35歳というベテラン” が、“わざわざ現職に残る利点を捨てて、新天地を望む” のですから、自身に余程の魅力がない限り、志望先に相手にされないと考えたのです。
これについてはプロの意見を (できれば複数) 聞くしかないと考え、3社の紹介会社に登録し、立て続けに面談に伺いました。

私が登録した紹介会社の特徴は、(株)エリートネットワーク様を基準にすると、“1社は規模が大きく全国展開していて、全職種での求人数は多いが専門性が低い”、“もう1社は金融特化型だが、担当者が銀行、証券のみに特化していて、私の経験 (生損保様をメインに担当) を評価できなかった” というものでした。
他の2社との面談を経て、転職活動自体に不安を感じ始めた私は、最後に(株)エリートネットワーク様に伺いました。そこでカウンセリング事業部の高橋部長にご面談頂いたのです。

自身の市場価値を知るためにも、ベテランの方にご担当頂きたいとは思いましたが、年齢的にもキャリア的にも大分上の方であったため、正直驚きました。
しかし、私と同じような志望者を多くご担当されていることが判る、本当に丁寧なカウンセリングをして頂きました。その後の取り組みが具体的にイメージできるほどに。
私が事前に作成した資料も、決して否定するのではなく、それを活かして有効な履歴書と職務経歴書作成に昇華させるように導いて下さいました。
“この方に人生を預けてみよう”、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、今後のキャリアを相談するということは、それぐらい覚悟のいることだと考えておりました。
だから、頂いたアドバイスは素直に聞き入れ、それを実行できるように頑張りました。何よりプロの意見です。鵜呑みではなく、理解できるまで質問して、腑に落ちたら形に出来るよう努めました。

実際に活動を始めると、やはり書類審査が大きな関門でした。年齢制限も若干無視して応募して頂き、多くの屍 (不通過) を晒しました。そんな中、一部上場の優良銀行様にて審査を通過し、面接に臨むことができました。

いざ面接の日程が近づくと、私の頭は大きな不安で支配されました。普段は後進を育てつつ、お付き合いの長いお客様や開発業者とばかり遣り取りしていた私です。志望先の面接、つまり自分の土俵の外で、一発勝負に臨むのです。
“これまでの経験と努力はドキュメントに落ちている”、だから後は “人間力 (コミュニケーション力) をアピールしよう”。

そんな方針だけが決ったものの、日々不安が大きくなります。そして、“今更それを聞くの?” というような相談を、高橋様にしてしまいました。
年甲斐も無く、あるいはいい年齢だからこそ、面接されることが不安で仕方なかったのです。高橋様にはこのような状況をお察し頂き、まさに “真剣” という言葉が似合うフォローをして頂きました。

そんな “不安 ⇒ フォロー ⇒ 不安 ⇒ フォロー” を繰り返し、なんとか応募先の銀行様から内定を頂戴することが出来ました。
外から見ればスムーズで、同僚達にも羨まれていますが (転職先の企業名は秘密にしています)、内側から見ると “1か0かの戦いに、不安で狼狽しながらも挑戦した” というものでした。

初心に戻った、という程ではないかもしれませんが、今回の経験で謙虚さを少し思い出せたかもしれません。

(株)エリートネットワーク様と高橋様には本当に感謝しております。今回の転職活動では、私の願望 (わがまま) をベースに始めたことでした。ですから、希望する業種や職種に就けるなら、ある程度の待遇 (収入減など) を受け入れようと覚悟していました。金融機関であっても、所属や資格によっては下がり得ると考えていたので。
しかし、(株)エリートネットワーク様と応募先の銀行様との間の信頼関係のお陰だと思いますが、スムーズな活動だけでなく、収入・待遇面でも恵まれた結果を頂戴することが出来ました。


最後になりましたが、高橋様にお礼申し上げます。
“目上の男性であり、且つ自分の倍以上の社会人キャリアをお持ちである” 方であったので、こちらも変に見栄を張らず、恥も外聞も無く本音でご相談させて頂くことが出来ました。本当に感謝しております。

今回頂戴したご縁を大切にし、お世話になる銀行様に貢献できるよう頑張ります。また、知人 (特に後輩) が人生の岐路に立ち、真剣に転職を希望することがあれば、“(株)エリートネットワークがお勧めだよ” と、アドバイスさせて頂きたいと思います。

ありがとうございました。

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