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外資系投資銀行から医療法人再生コンサルを経て、一部上場 大手物流会社の総合職に。

外資系投資銀行から医療法人再生コンサルを経て、一部上場 大手物流会社の総合職に。

No.632
  • 現職

    東証一部上場 大手物流会社 総合職 メディカル部門 副主事

  • 前職

    外資系 大手投資銀行 ミドルオフィス
    介護施設運営 及び 医療法人再生コンサル   アソシエイト

吉田 さやか 氏 32歳 / 女性

学歴:成蹊大学 文学部 英米文学科 卒
TOEIC820点

就職氷河期に社会人になり、リーマン・ショックも経験。そして私が会社の都合で転職活動を余儀なくされるのは既に3回目……。外資系企業やベンチャー企業だったこともあるかもしれませんが、バブル後の 「失われた世代」 のモデルのような20代を過ごしたのだなと今更ながら思います。そんなこともあり、転職活動を楽観視することは全くありませんでしたが、どこか 「流れ弾に当って討ち死にした」 というような感覚が強く、自分の置かれている状態を受動的に捉えていたように思います。

とは言え、今回、転職活動を本格始動させた時期は既に無職となっており、早く定職を見つけなければいけない状況だったため、知人に聞いたりネットで調べたりし、とりあえず転職活動を開始しました。楽観的な考えは一切持っていなかったので、情報もコネクションも、とにかく出来る事使えるものは全部使って少しでもいい職を見つけるべく動いていこうと考えていました。知人に紹介してもらったり、求人サイトをこまめにチェックし自己応募をしたりもしていましたが、同時に複数の転職エージェントに登録もしていました。有名どころの転職エージェントの面談でキャリアコンサルタントの方に言われることはだいたい、
「年齢と転職回数がネック」
「業種・職種を限定すると求人自体がほとんど無い」
でした。

「悩むのは内定を取ってからでOKなので、業種・職種は特定せず、絶対に100%ナシだと思うもの以外なら応募していったほうが良い」 と言われ、‘そういうもの’ なのだと鵜呑みにし、片っ端から応募している状態でした。たくさん応募した甲斐もあってか、面接に呼んで頂くこともそこそこあり、面接に走り回る日々を送っていました。ただただ、少しでも良い条件の求人を見つけて内定を取らなきゃと必死で動いていました。しかし、そうして面接に駆けずり回れば回るほど、本当にこれでいいの? とふと思ったり、本音の所ではしっくりきていないんだけどな…… こうなるしかないのかな?…… と不安や失望感のような気持ちも抱え始めていました。

有名どころの転職エージェントだけでは偏ると思い、特化した業界をお持ちのエージェントや小規模のエージェントにも登録していたのですが、そこでは、
「今更全くの異業界はやめた方がいい」
「焦らない方がいい」
と真逆のようなアドバイスを受けることがありました。たしかにそれが正論と感じもしましたが、そこから先 (=経歴にマッチした求人の紹介) がほとんど無いので正論だったとしても結局どうしようもないじゃないかと思っていました。

転職活動を始めて1ヶ月過ぎた頃、志望度の高い企業での選考が進んだり、内定下さる企業が出始めていた頃ではありましたが、やはり何かが違うような感覚が続いており、打開策を渇望していました。今になって思えば 「焦り」 一色になって活動していたのだと分かります。その時は、自分の気持ちが単なるワガママなのか、持つべき指針なのか、最早分からなくなっていました。

そんな中、知人から(株)エリートネットワークさんを紹介してもらい、すぐにアポを頂き、面談に伺いました。面談ではいつもどおり、過去の経歴や転職理由、希望などをお話しました。ちょっとしたことでも突っ込んで聞いて下さったり、細かく話さなくても業界の雰囲気や大体の業務内容を把握した上での質問等をして下さっているのが分かり、他社エージェントとの面談のような自分の ‘使える度’ をどうにかアピール! という空気とは違い、書類からでは伝え切れない価値観や心構え、性格や物事の捉え方の傾向などを把握して下さろうとしているように感じました。自己流で進めていた転職活動についても状況を聞かれ、感じている疑問や不安、打開策を探していることもお話ししました。おそらくありがちな良くないパターンに嵌っていたのだと思います。ごちゃごちゃ話さなくてもすぐにご理解頂けて、打開策となるサポートができるし、しますという姿勢を見せて下さり、迷路から抜け出せるかもしれない! と希望を見出したのを覚えています。

そしてすぐにその場で、求人案件をご紹介頂いたのですが、ご紹介頂いた企業は今まで関わったこともなく、考えたこともない業界の企業で、しかも日系の名門大手。配属先となる部署は今までの経歴の延長線上となるものではありましたが、私にとっては完全に想定外でビックリでした。この年齢で、女性で、転職回数が多くガチャガチャな履歴書…… 外資出身だし、日系大手ではそもそも相手にしてもらえないんじゃないか? と尻込みしました。
しかし、(株)エリートネットワークさんにとっては私のビックリは想定内だったのだと思います。応募するポジションや部署の説明だけでなく、企業のロケーションを含む情報から沿革、財務状況、ビジネスの展開、社風までとても丁寧に細かく企業についてご説明下さいました。自分がその求人案件にマッチしそうなことは理解できましたが、しかし、どうにもビックリが先行してしまい、いつになく弱いリアクションで面談を終えてしまったと記憶しています。

ビックリ戸惑いながらの帰り道、色んなことを考えました。面接に走り回って疲れてきているし、内定を出して下さる企業もある中で、もうひと踏ん張りする気力が自分にあるのか? という疑問。正にこれが求めていた打開策だ! という希望。やっぱりダメでしたの可能性が高いだろうという不安…… しかし、考えているうちに、じわじわと、本来持っていた 「腰を据えて働ける環境でスキルアップを図りながらキャリアを積んでいきたい」 という希望を叶えるにはまたとないチャンスじゃないか! と考えがまとまり、帰宅後すぐに応募の依頼とサポートをお願いしますとご連絡しました。

応募依頼をした後も、しばらくは 「焦り」 を取り除けずに追いかけられたまま活動を進めているのが現状でした。無職の期間はなるべく少なくしたいし、「経歴的に日系大手はムリ」 が刷り込まれており、とにかく不安で、「持ち駒」 がなくならないようにとばかり考えていました。とんでもなくジタバタしていたあの時に、そんな状況であることをすぐに(株)エリートネットワークさんが気づき 「落ち着いて、冷静に、ちゃんと考えなさい」 と諭して下さったことは私の転職活動において分岐点となりました。私が 「持ち駒」 としていた一社一社について、どうして応募しているのか、そこで何をしたいのか、そしてそこから将来どうして行くつもりなのかを具体的に聞かれ、また、公正で大局的な見解を述べて下さり、仕事を探すということの本来の意味を思い出しました。一生懸命真剣に考えていたつもりでしたが、とても浅い考えで動いてしまっていることを再認識しました。
「バイトを探してるんじゃないんだから、しっかりしなさい!」
その言葉に目が覚めて、以降、自分と仕事と将来に向き合って転職活動を進めることができました。

実際にご紹介頂いた企業での面接でも、(株)エリートネットワークさんと企業の方が自分について時間を割いて検討して下さっていると実感することが多々ありました。面接官の方は事前に渡っている書類については既にきちんと把握して下さっており、またエージェントから補足でアピールしておいて欲しいなと思うことについては漏れ無くして下さっているなと感じました。そのため、取り繕うようなことに気を使う必要はなく、今ある自分をアピールし面接官の方とコミュニケーションをとることに集中できたと思います。このように、お忙しい中でも応募者と向き合って真剣に対応して下さる大手企業をご紹介頂けている事を実感したことでも、今回の転職は最後まで(株)エリートネットワークさんにサポートして頂きたいと思うに至っていました。

選考プロセスでは日系大手企業は外資やベンチャーと違い社内稟議にある程度時間がかかるということもあり途中不安を覚えることもありました。また、面接だけでなく筆記試験や作文といった初めての経験に慌てふためいた場面もありましたが、ご紹介頂いた企業に無事内定を頂くことができました。

このご時世、「職探しは厳しいものだ」 という情報や空気が溢れているし、実際活動をしていてもそれを実感するような出来事が多いと思います。焦りや不安を抱かない訳にはいかないと思いますが、他社の転職エージェントの方達から継続的に投げ掛けられる 「これを決めておかないと、次はないかも」 というニュアンスの言葉は冷静さを失わせるとても恐ろしいものと思いました。そのような言葉の代わりに、(株)エリートネットワークさんからは 「全力でサポートするからドーンとぶつかってみなさい」 と、不本意な転職にならないよう本来の目的を見失わないよう力強いサポートをして頂けたことはとても大きなことでした。
不安になりながら懸命に転職活動している者にとって必要なのは、面接でのよくある質問例や回答サンプルをもらったりするためのエージェントではなく、面接アドバイスは勿論のことながら、転職希望者が納得の転職ができるよう親身になってサポートをして下さる(株)エリートネットワークさんのような存在ではないかと思います。

入社まで約一週間となり、お世話になっている方々に自信を持って挨拶と内定を頂いた報告をすることができており、納得の形で転職活動を終えられたことを実感しています。また、自分が仕事に対して本来持っていた考えを思い出し、将来についても能動的に考えられるようになり、これは 「しっかりしなさい!」 と(株)エリートネットワークさんに喝を入れて頂いたお蔭と思っています。納得の転職先が見つかるだけでなく、今後の人生において価値観を再構築するような意義あるアドバイスを頂いたことに感謝です。
そして、これまでのような差し迫った雇用の不安を抱えながら働くのではなく、腰を据えて仕事に向き合いスキルアップを目指せる環境を手に入れることができた今、これをアドバンテージとして最大の結果を残していけるよう、気を引き締めて、入社日を迎えたいと思っています。入社後も、引き続き全力で取り組み、会社にそして社会に貢献して行きたいと思います。

ありがとうございました。

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