本日現在1549
/ バックナンバーも全て読めます

監査法人系 M&Aアドバイザリーファームから、独立系コンサルティングファームへ

監査法人系 M&Aアドバイザリーファームから、独立系コンサルティングファームへ

No.590
  • 現職

    独立系コンサルティングファーム アソシエイト・ディレクター

  • 前職

    監査法人系 M&Aアドバイザリーファーム ファイナンシャル・アドバイザー

古川 清典 氏 31歳 / 男性

学歴:東京大学 経済学部 経済学科 卒

転職活動を始める経緯

大手都市銀行に数年間勤務後、今からちょうど4年前に監査法人系のM&Aアドバイザリーファームに入社しました。
都市銀行においては、営業店にて不良債権処理業務や上場企業向け商業銀行業務に従事し、その後営業部にて、商業銀行業務・投資銀行業務を担当しました。営業部においてM&A案件に係るファイナンス案件に取り組んだことを契機に、M&Aのアドバイザリー業務に興味を持ち、会計・税務的な業務、コンサルティング業務をワンストップで提供できる監査法人系のM&Aアドバイザリーファーム (前職) に入社しました。 (現実的には、当時はリーマンショックの直後の時期であり、前々職関連の証券会社を含め、M&Aアドバイザリーを行う会社の人材募集は監査法人系しかありませんでした) 前職においては、M&Aアドバイザリーを軸に、再生関連業務、コンサルティング業務を幅広く行ってきました。

今回は、クライアントとの独立性に係るコンフリクト等の制約がなく、もっと自由にフリーハンドで思う存分仕事が出来る場を求めて、転職活動を開始することとしました。
ただ、転職活動開始の時点では、事業会社、PEファンド、同業のコンサルティングファーム、独立・起業等の選択肢が頭の中にあり、いずれの方向に進むか決め切れていない状況でした。

人材紹介会社の決定

転職活動を開始するに当たり、(株)エリートネットワーク様、A社様(コトラ)、B社様(アンテロープ)、C社様(かなえ)のエージェントにお会いしました。A社様、B社様、C社様いずれも、私が現状で想定している応募候補先の職種を一方的にヒアリングするだけで、その職種に合致する応募候補先をピックアップした結果、判で押したように、ほぼ重複する独立系コンサルティングファーム、PEファンド、事業会社の経営企画の10数社程度をご紹介頂きました。

私としては、前述のとおり方向性を決め切れていない中、自分でも考え付くようなこれまでのキャリアの延長線上の選択肢だけではなく、自身が気付いていない観点や自身では思い付かない今後のキャリア形成も含めて、選択肢を網羅的に把握し、且つ、その選択肢の中から、過去のキャリア・今後のキャリアにおけるストーリー性を持って、判断をしたい思いが強かったことから、一方的な希望職種のヒアリングに基づき応募候補先を決めることに満足できない状況でした。


そう思っていた中で、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの高橋様にお会いし、初回面談で2時間程、じっくり対話形式でお話をさせて頂くことが出来ました。高橋様には、転職を希望するに至った経緯やこれまでのキャリアだけでなく、仕事に対するこれまでの取組姿勢やクライアントとのリレーションの構築状況などを、対話を通じて引き出して頂きました。その結果、私も頭の整理をすることができたと共に、高橋様には、私のキャリアの志向や強み・弱みを客観的にご分析頂き、それを踏まえて、既に他のエージェント様からご紹介された候補先に加え、私が想定していなかった応募候補先をいくつもご紹介頂きました。
具体的なご紹介企業につきましては、次項に記載させて頂きます。

更に、既に他のエージェント様からもご紹介頂いていた候補先の募集要項についても、(株)エリートネットワーク様の募集要項には、各募集企業がオフィシャルに開示した内容に加え、直近の聞き取り内容や過去の入社事例など、検討するにあたり非常に有益な情報が多く記載されており、他の人材紹介会社様の募集要項と比較して、付加価値がとても高い印象を持ちました。
上記のとおり、コミュニケーションを十分に取って頂いた点、自身の期待を超えるご提案を頂いた点、募集企業からの情報収集力が極めて高く情報のクオリティが高い点、等を総合的に勘案し、(株)エリートネットワーク様に一元的に転職活動をお願いすることとしました。

応募候補先企業の抽出

応募候補先企業については、独立系コンサルティングファームやPEファンド等に加え、私の期待を超えたご提案として以下の企業をご紹介頂きました。
一つは、私自身がこれまで企業経営者向けのコンサルティングに関心を持ってビジネスを行ってきたことを高橋様にご指摘頂き、企業経営者とのネットワークを構築していくことが出来る大手証券会社のプライベートバンキング部をご紹介頂きました。第二に、私自身の新しいビジネスに取り組もうとする姿勢やキャラクターを考慮頂き、その姿勢やキャラクターと親和性が高いと考えられる事業会社をご紹介頂きました。また、地理的な観点から応募を見送りは致しましたが、決して転職マーケットには出ていないであろう大手事業会社の経営企画の案件もご紹介頂きました。

これは、高橋様を始め (株)エリートネットワークの転職カウンセラーの皆様が足繁く募集企業に通い、コミュニケーションを図っているからこそ、マーケットに出ていないような求人案件の紹介が可能であり、かつ、応募者の顕在的・潜在的な志向やキャラクターがマッチする企業のご紹介が可能なのだと強く感じました。
候補企業については、高橋様と十分に相談の上、事業会社 (D社様)、独立系コンサルティングファーム (E社様、F社様)、大手証券会社のプライベートバンキング部門 (G社様) 等とすることに決め、面接プロセスを進めていき、各社様とコミュニケーションをとっていく中で、転職先の絞り込みをしていくこととしました。

面接プロセス

候補企業へのエントリーにあたっては、(株)エリートネットワーク様に職務経歴書・履歴書の記載についても、具体的にご指導頂きました。当該書類の基本的な書き方や体裁の整え方等を丁寧に教えて頂いたと共に、特に、高橋様とコミュニケーションを取らせて頂く過程で、色々な過去の実務経験を思い出し、また、自身の強みを改めて認識することができ、それらを踏まえて当該書類を作成しました。

面接においては、面接前に、候補企業のビジネス内容や企業風土、経営者のキャラクター、過去の採用人材像、更には面接官のお人柄など、様々な観点からインプットを頂き、準備に活用させて頂きました。加えて、面接終了後はほぼ毎回、高橋様とコミュニケーションを取ることにより、次回の面接に向けた改善点をご指導頂くと共に、自身でも新たな発見をすることができ、面接の回を重ねていく度に、面接のスキルも熱意も上がっていくことを強く感じました。

また、面接プロセスが開始して特に強く感じましたことは、どの企業様も (株)エリートネットワーク様のご紹介者というだけで、安心感を持って面接をして頂けることでした。例えば、D社様の人事部長・役員面接においては、「(株)エリートネットワークさんからは、当社の成長過程において、継続的に良い方をご紹介頂いてましてね。入社された方もご活躍頂いているんですよ」 というお話から面接が始まり、終始好意的に面接を行うことができました。また、同社の社長面接においても、社長より、「(株)エリートネットワークの松井社長には大変お世話になってますよ」 というお話を頂き、更に、他の役員への紹介の場面においても 「松井さんのところからのご紹介なんですよ」 と一言添えて頂くなど、(株)エリートネットワーク様からの紹介ということで、アドバンテッジを有していることを強く感じました。これは、(株)エリートネットワーク様が、各募集企業の人事担当者と密接なコミュニケーションを取られていることに加え、経営者の方々ともリレーションを築かれ、人材紹介において確度の高い人材のみを紹介してきた実績があることからこそ、このようなアドバンテッジを紹介者に提供できるものと感じています。

面接のスケジューリングにつきましては、転職活動を始めて約1か月半で内定を取り、2か月後から新しい職場での勤務を開始したいという非常にタイトな私の希望を踏まえて、的確に日時設定をして頂きました。まずは面接回数が多く必要なG社の面接から入れて頂き、続いて、D社・E社・F社の面接が入っていき、面接を進めていく中で、私自身のプライオリティに係る判断も少しずつ固まっていきました。当初は、事業会社において既存ビジネスの拡大・新規ビジネスの立ち上げ業務を行うことに大変興味を持っており、D社のプライオリティが最も高い状況でした。D社様からは、コンサルティングファームから事業会社へ移ることのやり甲斐を教えて頂くと共に、そのリスクや難しさなどもご教示頂きました。そうした中で、現状では自身に足りないリソースや心構え・覚悟を認識するようになりました。

一方で、独立系のコンサルティングファームにて、現状より格段に自由な立場で幅広いクライアントベースでビジネスを獲得していくことに大変興味を持つようになりました。その結果、私自身の中でのプライオリティとしては、より広範な案件獲得に重点を置くことのできる独立系コンサルティングファームのF社、案件遂行により重点を置くE社、事業会社のD社の順とすることとしました。

転職先の決定

結果的に、当初の希望通り1か月半で、D社、E社、F社の内定を頂くことが出来ました(G社は残念ながら、勤務開始日が折り合わないことから途中辞退致しました)。上記のプライオリティにて決心しておりましたので、F社の内定を受諾することと致しました。

最後に

今回、「転職」 ワードの検索で偶然に見つけた(株)エリートネットワーク様とここまでのご縁を頂き、極めてタイトな時間的制約の中で、希望通りの転職を実現することが出来ました。
結果的に、現状のビジネスをより幅広く行える企業への転職となりましたが、転職活動のプロセスにおいて他の有り得る選択肢を網羅的に検討した上で、自身のキャリアのストーリーを描き、そのストーリーに則った判断をすることが出来ましたので、大変満足しております。

転職活動のプロセスにおいては、高橋様に正直に包み隠さず自分の考え・思いをお伝えし、緊密にコミュニケーションを取らせて頂くことで、(株)エリートネットワーク様のリソースを最大限活用させて頂けたと考えております。特に、転職カウンセラーの高橋様には、転職活動を行った2か月間、短い期間ではありましたが、大変困難な局面も含めて、献身的、且つ全面的にご支援頂き、心より感謝申し上げます。今回のご縁を、今回の転職活動だけに留めることなく、今後も末永くご指導頂けましたら有難いと思っております。本当に有難うございました。

この転職者を担当したカウンセラーに
転職相談したい

この記事をご覧になったあなたに

関連する転職体験記

転職体験記を絞り込み検索 全ての記事一覧は
こちら