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38歳、社内システム担当、離職期間の不安を乗り越え転職

38歳、社内システム担当、離職期間の不安を乗り越え転職

No.574
  • 現職

    上場準備中のアパレルメーカー 社内システム担当

  • 前職

    不動産会社のグループ会社 社内システム部門 社内システム担当

山際 敬次 氏 38歳 / 男性

学歴:山口県立 工業高校 卒

1. これまで

私はこれまで、転職を2回しており、1社目は一部上場メーカー系SIer、2社目は独立系SIer、3社目は事業会社の社内SEでした。
前職では、社内SEが私1人という状況も過去にはあり、近々では要員が増えたものの、私が全てをこなす必要があり、残業が多かったのは事実です。
同時に事業会社のシステムに対する社内方針も変更となり、私が得意とする前向きなシステム化推進を実施していくことへの先行きに不安を感じ、転職をすることを決意致しました。
しかし、私の考えが浅はかなのは明確ですが、転職先を決めずして、先に退職をしてしまったことについては、今考えても危ない橋を渡った気がします。

2. 転職活動の前に

活動を行う前に、私はこの一度きりしかない人生のうえで、失いかけていたものがありました。それは家族との絆です。2011年に東日本大震災があり、「絆」 という言葉をよく耳にしますが、私の場合、家族である、妻、子供とのふれあいが、仕事により失われておりました。極端な話、子供からは 「知らないおじさん」 扱い。「今日はお休み?」 と聞いてくる訳でもなく 「今日も仕事?」 と聞かれる始末。これはいかんと考え、転職活動の期間中は家族との時間を大切にすることにしました。それも約3か月間。とても有意義だったのですが、これも今考えると、先行きが分からない状態でしたので、本当にそうしてよかったのか? と疑問に思う日が後々に訪れました。

実際、この3か月間は、あまり転職活動をしておらず、(株)エリートネットワーク様以外の転職エージェントを通じて、求人企業1社ずつ応募していた感じでありました。勿論、落ちれば、次の会社、そして次の会社という感じでありましたので、時間ばかりが無駄に経過したような感じでした。

3. 転職活動

実際、「転職」 という言葉が正しいのか判りませんが、「退職」 を先にしている訳ですから、私の場合には 「再就職活動」 と言った方がよいかと思います。先にも申しましたが、はじめの3か月間において、あまり活動を行っていない状況でしたので、時間が経つにつれて、応募先の企業からは退職してから時間が経過していることに対する不信感が出てくる状況となり、後になるにつれて、それが強くなっていきました。自己分析ではありませんが、やはり今の自分の年齢や家族のことを考えると、将来設計が甘いと言われても仕方ありません。

大手2社の転職エージェント、その他転職支援サイトへの登録を行い、片っ端から応募したような感じにはなりますが、私の学歴、スキル、今置かれている状況を勘案すると、遠慮されがちなところは否めず、やはり不採用の言葉が返ってくるばかりでした。

行き詰まりを感じ、第三者のアドバイスをもらいたいと思い、友達にも相談をしてみました。これまでの方法は、どうしても大手の転職エージェントの方が 「求人が集まりやすい」 という既成概念があり、他のエージェントを利用することに抵抗感があったのですが、相談した友達が他のエージェントも利用してみてはとの言葉に、(株)エリートネットワーク様の門を叩くこととなりました。(株)エリートネットワーク様を知ったきっかけは、ネット検索。しかも、検索した結果の3ページ目に掲載されているエージェントを使ってみようというこれまた安易な考えで、たまたまヒットした会社様となります。(エリートネットワークの皆様、すみません・・・・・)

4. (株)エリートネットワーク様を通じて

(株)エリートネットワーク様へご連絡させて頂き、まずはカウンセリングをして頂きました。カウンセリングをして頂きましたコンサルタントの方は、まず私の状況を聞いて下さり、その後マッチングするであろう求人企業様を紹介して頂きました。ここで他社エージェントと違うのは、「私に任せて下さい」 とのお言葉を頂き、マッチングする会社にすべて応募するということで進めて頂きました。心強い言葉に私は1つの安心感を得られ、お任せすることに致しました。これまでは、応募しても先に申したとおり、学歴 (高卒)、スキルなどにより、書類選考も通過しないものが多かったのですが、何とか面接まで進む状況となりました。

しかし、残念なことに、面接での緊張感に加え、やはり私の不甲斐なさで不採用という結果。結果として、一旦全滅となりました。正直、「この状態ではお先真っ暗」 という思いになり、これまでの経験を活かさず、他の職種への再就職も考えておりました。 (早い話、タクシーの運転手などでもいいかな?と思い立っていました)

自分がどうしてもこれまでの経験を活かせる職種にて再就職したいという思いが消えかけていた時、(株)エリートネットワークの担当コンサルタント様より再びご連絡がありました。
「再就職、決まりましたか?」・・・・・この言葉にちょっと何か期待を感じ、「まだです」 との返答をしたところ、私に合う求人がありますので、応募しないかとのことでした。正直なことを申しますと、他のエージェント様では紹介する先が見込めない場合、「マッチングする求人が見つかりましたら、こちらからご連絡します」 という言葉が返ってきます。でも、実際にはそんな連絡は一切ありませんでした。しかし、(株)エリートネットワーク様はちゃんと連絡してくれました。(このことは、後になって、直接聞きましたが、「忘れてなんかいませんよ!」とお世辞でも嬉しい言葉でした)
(株)エリートネットワーク様の進め方には共感できます。応募した先の企業様へのアプローチは毎日のようにして頂いたようですし、進捗状況の報告は適宜頂けます。そのことが私にとっての不安材料が少なく済み、安心して活動ができたようにも思えます。(逆にお知らせが早いだけに、躊躇することはできませんでしたが・・・) また、自分で不安に思うことは、担当コンサルタント様にぶつけてみること。これは、自分だけで悩んでいても仕方ないと思い、伝えてみると、良いアドバイスを頂けました。

5.面接にあたり

普段は明るくフランクな感じで接することが私の持ち味でありながら、面接に関しては緊張し易いこともあり、その持ち味が前面に出せない、押しの強さがないことが敗因だと分析しました。でも、緊張し易いことをすぐに解決する手立てはありませんが、自分の想いを精一杯伝えるために、正直に答えることを心がけました。これまでウソを言ったつもりはないですが、簡単に 「家族とのふれあいを深めるため」 という理由を挙げても信じてもらえないと思い、そこに至るまでの経緯、現状、その結果を丁寧に説明しましたところ、今回面接して頂きました企業様にはご納得頂けました。

そして、二次面接、最終面接と進むに連れて、私が応募した先の企業になじめるかどうかを見て頂くために、私の持ち味である明るさを前面にし、時には自虐的なネタ(?)を交え、ここでも自分のことを丸裸にしてお話しをさせて頂きました。

今回、(株)エリートネットワーク様には、面接の前には毎回必ずアドバイスを頂き、何をポイントにしなければならないのかをご教示頂き、その通りに面接を進めていくと、面接直後には必ず手応えを感じました。正しく伝えられないかもしれませんが、どこかに自分への自信とその結果が良い方向に向かっているような実感がありました。結果、その通りとなり、幸いにして、応募企業への内定が決まりました。

6. 終わりに

正直に申しますと、今回の活動を通じて感じたことは、ハードルが重複している求人が多いことに驚きました。例えば、学歴+語学、スキルもピンポイントの条件であったりと、良い方を入社させたいという企業様から見ると当然かもしれません。
しかし、自分にもある持ち味、スキルをどう伝えていくかが、良い結果を掴めるかどうかに繋がるのではないかと感じました。

これまた正直な気持ちですが、「縁」 はどこに存在するかなんて判りません。今回、たまたまだったのかもしれませんが、(株)エリートネットワーク様と担当コンサルタント様に巡り合えたのは必然だったと信じ、これを 「絆」 へと繋げていきたいと思っております。
(株)エリートネットワークの皆様には本当にお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。これからは違う立場にてお世話になるかと思いますが、今後とも宜しくお願い致します。

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