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46歳,不動産投資ファンドから、発電施設会社へ苦難の転職

46歳,不動産投資ファンドから、発電施設会社へ苦難の転職

No.561
  • 現職

    再生可能エネルギー発電施設開発会社 財務マネージャー

  • 前職

    四大証券会社 法人営業担当
    不動産ファンド運用会社 ファンド組成・モニタリング等

谷山 俊作 氏 46歳 / 男性

学歴:同志社大学 法学部 法律学科 卒
国際公認投資アナリスト

転職のきっかけ

私にとって3回目の転職は会社都合での退職から始まりました。
不動産ファンド業界に従事していましたが、業界全体の業績悪化による業界再編により、外資系の傘下となり、担当していたファンドの運用終了が迫ってきたため、退職となりました。
外資系の会社でありファンド満期までには退職せざるを得ない事は分かっていましたので、1年ほど前から情報収集などの準備を進めるなど転職に備えていましたが、いよいよ始まった転職活動は予想以上に厳しい状況でした。

転職活動

最初は、非常に狭い業界という事もあり知人を通じて転職活動を行いました。真剣に検討して頂いたところもありましたが、いずれも業績悪化に苦しんでおり、マネジメント層には退職を勧める事はあっても採用はできない状況でした。そこで知人経由での転職活動を諦め、エージェント経由での転職活動に舵を切り、早期の再就職を目指す事にしました。ここから40歳代後半の私は非常に厳しい転職市場である事を思い知ることになります。

あらかじめリサーチしてリストアップしていたエージェントへ職務経歴書を添付して順次連絡していくものの、すぐに返事が来ないエージェントが出現。その後何度かコンタクトを試み面談する事が出来たものの、今振り返ればその後有益な情報は得られませんでした。エージェント毎にポリシーがあり、私のように求人が少ない中高年は引き受けたくないのは仕方のない事と思います。これも経験しないと分からなかった事であり、次 (もしもあれば) はエージェントを選別する1つのフィルターにしたいと思います。

勿論、すぐに返事を頂いたエージェントもあり、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの横関様とも面談させて頂きました。横関様は年齢的に厳しい事を前提に、「求人案件とのマッチングだけでなく、興味のある会社に直接コンタクトして可能性を探るべき」 とアドバイスを頂き、非常に心強いと思える方でした。全てのエージェントから頂いた案件から興味のある会社にエントリーするものの、書類審査を通過できず、面接まで進めたのは僅か2社。そのうち1社は大手の人材紹介会社でしたが1次面接を通過できず、その理由が年齢と分かった時に、そのエージェントの紹介の仕方に失望しました。大手だからという事ではないと思いますが、キーワードだけでリストアップして強引に面接を設定するエージェントも、次(もしあれば)は使わないようにしようと思います。

もう1社は(株)エリートネットワークからご紹介頂いた案件で、最終面接まで進むものの結果は不採用。検討する企業の範囲を広げて更にエントリーするものの面接まで進めたのは(株)エリートネットワーク横関様からの案件を含めて3社。この中に今回就職する会社が含まれるのですが、転職活動開始当初なら見送った会社でした。外部からの表面的な企業分析では分からない事があり、自分のキャリアには合わないと思っておりましたが、信頼できるエージェントが勧めるにはそれなりの理由があると痛感しております。次(もしあれば)は、自分の知識や経験のみに囚われることなく、信頼できるエージェントの意見は最初から素直に受け入れようと思っております。

転職活不動を振り返って

転職活動を開始してから半年余りの時間を費やし、無職の期間も約4カ月ありました。
勿論、会社都合の退職が予想できた時点で自己都合退職を模索すべきか悩んだ時期がありました。結果的に早期の転職活動を開始しなかったのは、ファンド運用において大きなイベントを控えており、それ以前の退職は私の役職から円満退社とならない可能性があった事、狭い業界であるため転職には円満退社が必須と考えていた事から会社都合の退職まで転職活動を行いませんでした。今でもこの点については後悔しておらず、円満退社は非常に重要な事だと考えています。私以外にも転職のタイミングをコントロールできない方は少なくないと思いますが、現実は受け入れるしかありません。

しかしながら、家族がありながら無職となり、ほとんど情報が無い中で時間だけが過ぎて行く転職活動は想像以上に焦りを感じます。つい 「どこでもいいから」 と思ってしまいます。私は幸運にも(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの横関様から定期的にアドバイスを頂くことで前向きな転職ができたと感謝しております。
転職は 「ご縁」 と言われますが、自分の市場価値以外にエージェントが大きなファクターだった今回の転職活動。勿論、運もあったのでしょうが、信頼できるパートナーという 「ご縁」 を見つける事がどれほど大事かを学ぶ事が出来た期間でもありました。

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