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広く浅い経験のインフラエンジニアの転職

広く浅い経験のインフラエンジニアの転職

No.542
  • 現職

    一部上場第一種通信事業者 Weシステムインフラ構築・運用・サーバーエンジニア

  • 前職

    経路検索ベンチャー企業  CTIシステム・Webシステム開発・運用エンジニア

大木 良介 氏 35歳 / 男性

学歴:国立大学 経済学部 中退

はじめに

他の方と若干異なった経歴ですが、ひとつのケースとしてご参考になれば幸いです。

就職から1回目の転職まで

大学時代は体育会系サークル活動に明け暮れ、結局中退しました。
在学中に触れたパソコン通信やインターネットの世界に感動し、全く畑違いのIT業界への就職活動を始めました。独学で勉強しながら約9ヶ月就職活動し、中途採用枠で最初の会社に入社しました。
未経験からスタートして5年半、主にCTI (電話自動応答)、及びWebシステムの設計・開発・運用まで幅広いキャリアを積みましたが、もっと大きな案件に携わりたい、またサーバを中心としたWebインフラ関連の構築・運用を極めたいという希望を叶えるため、大手人材紹介会社を通じて転職しました。

2回目の転職を決意するまで

5年間Web関連のサーバエンジニアとして充実した日々を過ごしましたが、別の部署に転属となり、身につけた専門性を生かせない状態になりました。
新部署では約2年間懸命に務めたものの全く評価に結びつかず、自分の存在価値が揺らぐような不安にさいなまれました。また会社の方針にも疑問が多く悶々とする日々が続き、これ以上この会社にいても自分の道は開けないと判断し、転職を決意しました。

(株)エリートネットワーク様との出会い

企業へのパイプ役、日程調整等の利点から、人材紹介会社を使うことは決めていました。
1回目と同じ所を使おうかと思いましたが、当時の担当者が求人票を見ながら発した 「どこかの会社にねじ込めないか」 という呟きへの強い違和感が忘れられず、もっと親身に動いてくれるエージェントを欲していました。
そんななか経験者にご紹介頂き、(株)エリートネットワーク様の門を叩きました。

転職活動の経緯

[1]履歴書、職務経歴書作成
気がつくと広く浅いキャリアになっていたので、自分が得意としている分野を中心に、面接の際に話のきっかけになるような書き方を心がけました。

[2]自分自身の再確認
これまでの経歴・経験、今後のライフプランなど考えつつ、今後やりたい仕事、会社選びでこだわりたいことを改めて突き詰めました。


[3]自分の市場価値を考える (自分が面接官ならどう見るか?)
「大学中退」 「IT業界における35歳」 「システムの現場から2年間離れている」 「昨今の景気」といったマイナス要素ばかりで、正直なところ明るい展望はありませんでした。

[4](株)エリートネットワーク高橋様との面談
悩みを引きずって落ち込んだ状態のまま、また社名を見て 「自分はエリートではないなぁ・・・・・鼻であしらわれはしないだろうか」 という気後れを感じながらの訪問でした。
ところが転職カウンセラーの高橋様との面談では職務経歴やキャリアプランだけでなく、中退のいきさつなどプライベートなことまで興味深く聴いて下さり 「大丈夫、必ず良い会社を見つけて差し上げます!」 という力強いお言葉を頂けました。
1時間半があっという間に過ぎ、面談を終えてオフィスを出た時には 「ここにお願いすれば大丈夫」 と、現金なものですが帰路の足取りが非常に軽くなりました。

[5]事前準備
その会社で働く自分をイメージするために、自宅での時間をまるごと企業研究に充てて会社からのメッセージをできるだけ多くキャッチしました。
・Webサイトを丹念にチェックし、経営理念やIR情報、直近のニュースをピックアップ。
・経営者の著書を読み、考え方や人となりを知る。
・業界動向のチェック。

[6]面接
飾らずに、ありのままで臨みました。
どの会社も、一次面接は現場の責任者がほとんどでした。直属の上司になる可能性が高いことを意識して、これまでの経験を踏まえた応答を心がけました。
二次以降の面接では、企業のカラーと自分という商品がマッチするかどうかを確認する場と考えました。
とは言え、面接で厳しい指摘を次々と頂き、全く太刀打ちできずに終わってしまうこともありました。そんな時は自分がダメなのではなく、たまたま相性が合わなかっただけだと割り切り、引きずらずに次に向かうことが肝要なのでしょう。
逆に結果として不採用になった会社でも、執行役員の方から貴重な時間を割いて理由をご説明頂き、その上で向いていそうなグループ会社の受験を薦めて頂けたこともあり、縁・巡り合わせが向くことの有り難さを強く感じました。

最後に

自己分析と業務経歴から 「自分はこの業種が向いているだろう」 と思って転職活動を始めても、多くの会社に訪問し、なかなかお会いすることが叶わないような多くの上席の方々とお話しする機会を通して、意外な面が見えてくるのが驚きでした。
高橋様からご紹介を受けて半信半疑で面接に行った異業種の会社から、最終面談で 「君はこの業種向きかもしれないね」 というコメントを頂き、結局その会社を選ぶこととなりました。

転職は縁・相性・タイミングといった不確定要素が大きなウェイトを占めるものです。
企業研究や自己分析はある程度自力で対応できる部分ですが、他者から自分はどう見えているか、相性が良さそうな会社はどこかといった水先案内を得ることによって、安心して転職活動の荒波に向かうことができます。
幸運にも(株)エリートネットワーク様という最高の水先案内人にサポートを受け、約1ヶ月の猛スピードで複数の内定を頂きました。
学歴や業務経歴だけでなく、私の全人格を見て判断してくれるような会社をご紹介頂けた眼力には、只々敬服するばかりです。
間もなく転職先での業務が始まりますが、自分らしく全力を尽くすことによって、サポートへの御礼としたいと思います。ありがとうございました。

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