本日現在1555
/ バックナンバーも全て読めます

28歳、総合電機メーカーの海外営業から、総合商社への転職。

28歳、総合電機メーカーの海外営業から、総合商社への転職。

No.496
  • 現職

    一部上場 総合商社 化学品部門 電子材料担当

  • 前職

    一部上場 総合家電メーカー 海外営業本部 海外営業担当

土山 由香 氏 28歳 / 女性

学歴:横浜市立大学 商学部 経済学科 卒
体育会 テコンドー部 (関東テコンドー大会準優勝)
TOEIC 850点
スペイン語検定 4級

総合家電メーカーで海外営業の仕事をしていた私が総合商社への転職を真剣に考え始め、先に(株)エリートネットワークを通して転職した先輩に同社を紹介して頂くまで半年を要しました。
なぜ半年もかかったか、それは自分自身と対話し、揺ぎ無い決意を感じ切れるまで待つべきだと思ったからです。それ程までに自身の転職を、人生を賭けたイベントの一つと真剣に考えていました。

そもそも私が新卒でメーカーに入社した背景には、どうしても自分の最初のキャリアは海外に関わるものにしたかったという気持ちがありました。そのメーカーは当時、職種別採用を実施しており、入社時から確実に海外営業職に就けることが判っていたこと、製造業で日本のモノづくりの現場を自分で見てみたかったこと、社風が合っていると思えたこと、等を理由に就職を決めました。
学生時代から外国語の勉強や海外旅行が大変好きで、生涯海外と関わっていたいと強く意識し続けていた私は、外務省でインターンシップをしたり、沢山の留学生のチューターをして色々な話を聞いたりしながら自分は何の仕事に就きたいのだろうと長い間模索していました。模索する中で、自身は幼少の頃からスポーツをし続けてきて体力にも大変自信があったことも手伝い、海外を飛び回りながら仕事が出来る海外営業職を選ぼうと決めました。

メーカーに入社した当時は地方の工場内での勤務でした。海外営業部隊の大半は本社ビルで勤務するのが通常でしたが、私は海外展開を始めたばかりの部署配属になった為、工場併設事務所での勤務でした。華麗な社会人生活を夢見ていた自分にとっては、若干ショックではありましたが、現場のモノづくりを毎日見て考えることができる、技術者の方に直接指導してもらえる、という状況に身を置ける貴重な時期であることを自覚するまでに時間はかかりませんでした。周囲の諸先輩からも大変に可愛がって頂き、伸び伸びした環境で思う存分勉強させて頂き、最初から自分らしく仕事ができました。また、入社当初から、アジアや欧州各国にも沢山出張してお客様と直接商談させてもらえる程仕事を任せて頂き、そこで随分と度胸もつきましたし、技術英語にも強くなりました。 「自分がやらなきゃ誰がやる」 という強い当事者意識が芽生えたのも、この頃です。

入社2年目で、香港に3ヶ月研修に行かせて頂いた後、帰国と同時に部署異動で本社勤務となり、太陽電池及びシステムの海外営業となりました。そこから約2年間、計8社の商社の窓口になり、大変多忙な毎日を送りました。私は文系ですが独学で電気の勉強をしたりして図面を描ける様になったり、手弁当でスペイン語を勉強したりして、時間を見つけては本当に沢山勉強して力を付けることに集中していました。そんな中、色々なやりとりや話の中で段々と総合商社の仕事の仕方やスケールに魅せられていき、自分もそういった環境に身を置きたいと願う様になっている自分に気づきました。そして、メーカーで約5年間一生懸命勉強してきた自分の力を、もっと試してみたい、試しながらもっと磨いていきたい、キャリアアップしたいと自己実現を強く願う様になりました。

総合商社へ転職したいという決意が固まり、同社を通じて転職した先輩からのご紹介により、いよいよ(株)エリートネットワークの松井社長様とお話をさせて頂くことになりました。何度も推敲を重ねた職務経歴書と履歴書を関西から松井社長宛に送付し、自分の今までの業務だけでなく、学生時代から自分が辿ってきた道、仕事に懸ける情熱、夢や将来設計など、すべてをぶつけさせて頂きました。その上で、自分は総合商社以外はまずは考えずに転職活動に集中させて頂きたいとお願いしました。総合商社で屈強な男性陣と昼夜問わず働いていかなけばならないことも勿論覚悟しているものの、客観的に見たら女性というハンディキャップがあることも理解してるが、長い間考え抜いた結果なので何とかお力添え頂けないか、挑戦して駄目なら諦めもつくが、最初から挑戦を諦めることだけはしたくない、と長々と真剣にお話した所、松井社長もまた真剣にお話を聞いて下さり、最後には本気で応援して下さると力強く言って下さいました。女性が何を言っているんだと言われることも、心のどこかで覚悟していた私にとっては、「あなたの思いはすべて理解した!最後まで応援します!」と言う松井社長のお言葉に胸が熱くなると同時に、この真剣勝負は松井社長となら乗り切れると確信しました。

すぐに松井社長から総合商社での営業総合職の具体的な求人案件のお話を頂きました。自分が志望していた総合商社の一つであったこともあり、すぐにお願いしました。また丁度その頃、当時の業務が超多忙を極めていたこともあり、その商社1社でまずは集中したい、という方向で松井社長とも確認させて頂きました。採用面接は3回ありましたが、事前には必ず松井社長から的確なご指導を頂いた為、自信を持って臨むことが出来ました。自分なりにも市販の転職攻略本等を読み準備万端のつもりでいましたが、松井社長のプロフェッショナルなご指導や想定質疑応答はそれ以上で、本番でほぼそのまま質問された際は、松井社長に感謝しつつ落ち着いて回答することができました。面接後には必ずすぐに松井社長にお電話して、質問された内容、自分がした回答をすべて松井社長にご報告しました。

採用の内定通知を松井社長から電話で聞かされた時は、それまでの思いがこみ上げて、恥ずかしながら、涙がこぼれました。また、夢が叶ったというのに俄かには信じることが出来ない不思議な感覚でした。電話口で、何度も松井社長に感謝の言葉を述べたのは、今でも強く覚えています。本当に有難う御座いました。

入社後に人事担当者から聞かされたのは、(株)エリートネットワークの松井社長が本当に真剣に誠実に私のことを推薦して下さっていた、同ポジションには他にも15名近く、錚々たる企業から男性の候補者が応募していたが、最後まで仕事に懸ける思いを一番情熱的に語り、女性というハンディも感じさせなかった為採用決定した、というコメントを頂きました。松井社長がどれ程強烈に人事担当に自分を推薦して下さったかを、入社してから知った私は、そこでも改めて松井社長に感謝しました。

今は総合商社で再生エネルギー関係の仕事で毎日楽しく働いています。社風にも大変満足していますし、これからも会社の為、社会の為に一生懸命働いていきたいと思います。

(株)エリートネットワークの松井社長及び社員の皆様には、心から感謝しています。有難う御座いました。

この転職者を担当したカウンセラーに
転職相談したい