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転職活動『準備の仕方〜面接の受け方』

転職活動『準備の仕方〜面接の受け方』

No.47
  • 現職

    財閥系総研

  • 前職

    東証二部上場 建設コンサルタント会社

佐々木 仁 氏 32歳 / 男性

学歴:

私は、建設コンサルタント会社から財閥系総研に希望通りの転職をすることができました。以下に、私が転職活動時に留意した点等を簡単にまとめてみました。



私の場合、書類の提出から採用内定の通知を頂くまで、書類選考、筆記試験、面接4回というプロセスを経ました。まずは、書類選考を通ることが重要でしたので、提出書類(履歴書・職務経歴書)については、以下の点に留意して入念な作り込みを行いました。



(1)紹介いただいた企業、希望部署について詳細な研究を行った。

(2)提出書類では、職業人としての人物像が簡明に現れるように配慮した。

(3)面接におけるプレゼンテーションを念頭において提出書類を作成した。



企業研究については、会社の組織・業務内容はもちろんのこと、希望部署の仕事内容、所属スタッフ、所属スタッフのキャリアと業績、社内における評価等を調べました。その上で、自分がいかにその企業或いは組織にとって価値ある働きができるかをアピールすることを考えました。具体的には、自分の専門性、知識、経験、職務経歴を体系的に整理し、職業人としての私を魅力的に演出するよう心がけました。さらに、書類選考通過後の面接の展開や内容を想定して、効果的なプレゼンテーションができるよう工夫しました。例えば、先方が興味を抱いて下さるであろう点や自分からアピールしたい業務を目立たせるなどの配慮をしました。



これが功を奏したのか、無事に書類審査を通過することができました。筆記テストはSPI(2時間)を受けましたが、やはり採用の決め手となったのは面接だったと思います。面接に際しては、以下の点を簡明かつ有機的に関連づけて伝えることを心がけました。



(1)職業人としての価値観、ビジョン、プロフェッショナル・アイデンティティー

(2)これまでの職務経歴及び転職後に希望する職種・キャリアパス

(3)自分が有するスキル、能力、資格、経験

(4)会社への貢献(利益創造)に関するコミットメント(自信、確実性、具体性)



面接の時間は30分〜1時間でしたが、まずは、「私はこういう人間です。」ということを面接者に理解してもらうことを考えました。その上で、「私は転職後、貴社に対してこのように貢献できます(会社にとって価値ある人間です)。」ということを具体的にアピールすることを心がけました。無論、ぶっつけ本番では不可能ですので、何度か面接のシミュレーションを行い、話しの展開方法やアピールポイント、突込んだ質問をされた場合の対応等について、できる限りの準備をしました。また、面接が4回ありましたが、各面接で話す内容に齟齬がないよう、一貫した内容を伝えるよう細心の注意を払いました。



採用されるかどうかは、最後まで分かりませんでしたが、「できることは全てした」というレベルまで準備をしました。逆にいうと、「これでダメだったら仕方がない」と思えるような状態でした。私の場合、幸運にも採用通知を受けることができ、非常に嬉しかったです。また、自分のやり方は正しかったという確信も得ることができました。



(株)エリートネットワークさん(私の場合は担当のカウンセラーが杉本さんでした)からは、案件のご紹介を頂くことを始めとして、私が作成した経歴書にコメントを頂いたり、面接のツボなどを教えて頂いたりと、一連の採用プロセスにおいて一貫してサポートして頂きました。履歴書や職務経歴書の更新・差し替えなどのわがままも聞いて頂き、非常に感謝しております。



転職活動に関する私の基本的スタンスは、「人事を尽くして天命を待つ」というものでした。採否については、先方との相性やアプローチのタイミングもあると思います。その意味では、自分の力だけではどうにもならない部分も確かにあると思います。ただ、どの企業へアプローチするにしろ、周到な準備(情報収集、提出書類の入念な作り込み、面接の練習、エージェントとの相談等)は必要だと思いますし、それをきちんとできるかどうかが、成功への鍵であると思います。

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