人事担当、愛知県から首都圏への転職

No.455
  • 現職

    東証1部上場 建設機械メーカー 人事部

  • 前職

    東証1部上場 輸送用機械器具メーカー  グローバル人事部

外山 一也 氏 30歳 / 男性

学歴:早稲田大学 政治経済学部 経済学科 卒

目次
  1. 転職の動機
  2. 転職活動に向けて
  3. 活動の進め方
  4. 転職の決断
  5. 円満退職に向けて
  6. 転職活動を終えて

転職の動機

私は2003年に大学を卒業し、愛知県に本社や工場を有する大手メーカーに入社しました。大学卒業まで千葉県で生まれ育った私にとって、愛知県は全く縁のない土地ではありましたが、お会いした会社の方々の人柄に魅力を感じ入社を決意しました。

入社後も公私共に充実した日々を過ごしておりましたが、結婚を機に 「本当に一生愛知で生活していくのか」 「実家に近いほうが何かと都合が良いのではないか」 といったことを考えるようになり、悩むことが多くなりました。会社に恵まれていたため転職を考えたことはありませんでしたが、悩んでいるくらいならまず行動してみようと思い、転職活動を決意しました。

勿論転職ありきの活動ではなく、まずは自社以外にどのような会社があるかを知ることを目的に活動をスタートさせました。またずるずると長期間活動を続けることも仕事に支障が出てくる可能性もあったため、9月に活動を始め年内を目途に転職するかどうかを決めることを目標に活動をスタートさせました。このように目標を定めることで、仕事も転職活動も中途半端にせずに両立させることができたのではないかと考えています。

転職活動に向けて

転職活動といってもどのように進めていくのか把握していなかったため、まずは大手の転職支援会社に話を聞きに行き、職務経歴書の書き方や転職活動のステップなどを知ることから活動をスタートさせました。転職活動をする上で 「これまでどのようなことを経験してきたのか」 「自分の強みは何か」 「経験や強みをどのように活かしていけるのか」 「今後どのような仕事に携わりたいのか」 を明確にすることが重要であるため、入社以降の自分を振り返る時間を十分にとり、職務経歴書を作成しました。

この時点で実家に近い首都圏で働くという希望以外に 「これまで8年間経験してきた人事の仕事を続けていきたい」 「これまでは狭く深く経験してきたがより広範囲の仕事に携わりスキルアップさせたい」 「処遇は現状維持としたい」 など自分にとって求人情報を選別する基準ができたのではないかと感じております。このように自分がどのような会社に入りたいかが少しずつ明確になっていったため、その後の活動をスムーズに進めることができたと考えています。

活動の進め方

転職活動を進める上で、より多くの企業の情報を得るために前述の大手転職支援会社の他にも複数の転職支援会社に登録し、求人情報を紹介して頂くことにしました。そのうちのひとつが(株)エリートネットワーク様でした。

自分が考えていた以上に求人情報が多く正直驚きましたが、前述のように自分がどのような会社に入りたいかをしっかりと煮詰めていたため、採用選考に応募するかどうかを判断することは難しいことではありませんでした。しかし平日に愛知から東京に選考に行くためには会社を休まなければならなかったため、「本当に自分が行きたいと思える会社かどうか」 「その会社で働く自分を想像できるかどうか」 などといったことを十分考えた上で応募するようにしました。

ただ必要以上に選択肢を絞り過ぎても中途半端な活動になってしまうため、1日に複数の会社の選考を入れてもらうなど転職支援会社の方にうまく選考日程を調整して頂き、少しでも興味のある会社は訪問するようにしました。月並みではありますが、実際に職場を見ることや、実際に働く方と面着することは、会社の雰囲気を知る良い機会だったと感じております。

転職の決断

当初の計画どおり年内を目途に活動を進め、年末には2社から内定を頂くことができました。そのうちの1社が(株)エリートネットワーク様からご紹介頂いた会社でした。同社の求人は12月上旬にご案内頂いたのですが、あっという間に選考が進み内定を頂くことができました。内定を頂くまで転職するかどうかは決めておりませんでしたが、同社の方々は人柄も良く、私が当初希望していた条件 (「首都圏に本社があり、首都圏に生活の軸足を置ける」 「これまでの人事としての経験を活かし、更に幅広い分野の経験を積むことができる」 「処遇の現状維持」 「優良な経営状況と人材を大事にする社風」 など) を満たすような会社であり、この会社であれば転職したいと考えることができたため転職を決断しました。

円満退職に向けて

転職活動の中で一番辛かったことは、退職に向けて会社と話をすることだったと私は思います。当初より転職活動をすることは会社の上司に伝えておりましたが、いざ転職を決断したことを伝えると自分が考えていた以上に引き止められたためです。お世話になった会社、自分をここまで成長させてくれた会社の方々から引き止めて頂けることはとてもありがたいことである反面、自分の意思を理解し、納得してもらうことはとても大変なことでした。納得して頂くまで時間はかかりましたが、自分の意思をしっかりと持ち、真摯に向き合うことが円満退職には不可欠だったと感じております。

転職活動を終えて

現在新しい会社で勤務して1ヶ月ですので、まだ右も左も判らない状態ですが、これまでの経験を活かしながら新しい仕事を経験させて頂いております。今回の転職が正解だったかどうかはまだ判りませんし、今後も答えは出ないかもしれません。ただし、誰に言われた訳でもなく、自分で考え決断したことなので、今後も後悔はしないと思います。また、自分を客観的に見つめ直し、採用選考を通じて多くの方々に客観的に評価して頂けたこの活動は今後の自分にとって少なからずプラスに働くと感じております。これからも客観的に自分を見つめることを忘れずに、更にスキルアップしていきたいと考えております。

この転職活動を通じて私をご支援して頂いた方々、特に(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの岩川様には深く感謝しております。本当にありがとうございました。

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