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遺伝子解析分野のSE,一部上場ネット企業SEへの転職

遺伝子解析分野のSE,一部上場ネット企業SEへの転職

No.445
  • 現職

    一部上場 インターネット情報サービス会社 技術職

  • 前職

    一部上場 大手電気メーカー 研究開発職

大倉 洋平 氏 41歳 / 男性

学歴:私立大学 大学院 工学科 情報工学専攻 卒

転職活動を通して

(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの杉本さんのお力添えのお陰で、無事転職することができました。ここでは、今回の転職活動を通じて感じたことをまとめてみたいと思います。中高年の転職、再就職をお考えの方の参考になればありがたいです。

年齢の壁

年齢を気にされる企業は少なくありませんでした。募集要項に年齢が記載されていない企業でも、年齢を理由にお断りされることが多かったです。書類を出す前に杉本さんから確認されることもありましたし、書類選考の結果としてフィードバックしてもらう場合もありました。
その一方で、職務経歴や志望動機の方に重点を置かれる企業がありました。杉本さん曰く、昨今は募集がピンポイント化しているそうで、企業側が求めるスキルや人物像が合っていれば、すんなりと決まってしまうことも多いとのことです。私の場合は、職務経歴が特殊だったせいか、企業側が求める人物像と職務経歴の不一致を理由にお断りされるケースも少なからずありました。そして、応募書類の職務経歴を元に私の能力を買って頂き、応募職種とは異なるものの、ぜひ検討して欲しいとの逆指名をして頂く企業もありました。

このように、転職エージェントを介して数多く企業とコンタクトすることができたことは、個人で活動する場合では得られない情報を貰うことができたと言う点で、不必要に落ち込むことがなく、精神的な不安を持ちやすい転職活動においては大きな心の支えとなりました。

職務内容にこだわる

書籍やネット上の情報を見ると、年齢が上がる分だけ応募先を増やさないといけない、応募先の範囲を限定し過ぎないなどと述べたものが多数あると思います。実際、年齢制限や職務経歴と募集している職務内容とのミスマッチを埋めるためには「当たって砕けろ」が有効な方法の一つと言えるでしょう。
しかし、自分の将来の仕事をこのように無理に押し通しても良いものでしょうか。年齢制限は年下の上司が年上の部下を持つようなシチュエーションに対して、応募者側が気にしなくとも、上司側や同僚が気にするという状況を穏便に避けるという配慮があるのかも知れません。また、応募しようとしている職種が、職務経歴や自分の本当の望みとの間にうまく橋を渡すことができなかったとしたら、たとえ転職できたとしても、その転職は失敗なのかも知れません。

すぐにでも転職、再就職しないといけない場合などは不安が先走ってしまい、よくよく検討しないうちに数打ちしてしまうことになる人もいるでしょう。私の場合も色々焦りが出てしまい、転職活動初期の頃は書類選考に落ち続け、折角頂いた面接の機会を生かすことができず、自信を喪失してしまうなど、焦りの悪循環にはまり込んでしまいました。
ここでも杉本さんに助けて頂きました。自分のやってきたことに自信を持って欲しいと言われ、数打ち戦略ではなく、自分が何をしたいのか、何ができるのかを考え、また、決まらなかった応募先については現時点では縁が無かったと考え、ゆったり構えるという心のゆとりができました。

現在、中高年の中途採用では即戦力と専門性を求める企業が多く、ご自身が蓄積してきたキャリアと異なるが故にお断りされるケースも多いと思います。書類選考が通らなかったとしても、ご自身が否定された訳ではありませんので、自信喪失する必要はありません。また、会社の数自体はとても多いので、ご自身のキャリアややりたいこととベクトルが合った人材ニーズを持つ会社はきっとあると思います。そして職務内容へのこだわりが、結局のところ自分を救うことになるように思います。

転職後のスタートが大切

転職の前後で仕事の内容もそうですが、会社の規模や年齢構成、企業文化もまた大きく変わることが予想されます。そのような中で、新しい会社にスムーズに馴染み、自分の経験を新しい会社のために役立てると共に、仕事を通じて自分のキャリア形成に繋げて行く素地を作っていくことが本当のスタートだと感じています。

転職はご縁

転職すべき時には色々なご縁が働き、転職することになるのだと思います。私の場合も転職するご縁があったのだと思います。杉本さんはこのご縁を繋いで頂いた大切な人でした。転職エージェントはご縁を結ぶことが仕事だと思います。最後になりますが、皆様も良いご縁がありますようにお祈り申し上げます。

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