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院卒未就労から、上場ソフトウェア会社のSEへの就職

院卒未就労から、上場ソフトウェア会社のSEへの就職

No.346
  • 現職

    JASDAQ上場 パッケージソフト会社 SE

  • 前職

    大学院卒の未就労

吉野 保春 氏 26歳 / 男性

学歴:慶應義塾大学(文系) 卒
慶應義塾大学大学院(文系) 卒

私の略歴を簡単に説明しておきましょう。私は大学学部卒業後、そのまま大学院修士課程に進み、今年の春に大学院を修了しました。大学院修士課程在籍時は、研究に真剣に取り組んでいた(取り組み過ぎていた)ため、就職活動をする暇がありませんでした。
結果、大学院修了後、いわゆる既卒者として就職活動を始めることとなりました。既卒者、文系大学院卒という、決して有利とは言えない特殊な状況で就職活動をすることとなり、大変苦しい場面もありました。また、私自身、絶対に安易な妥協はしないと心に決めていました。この気持ちはとても大切だと思いますが、ますます決まりにくくなる、ということは明らかです。しかし、(株)エリートネットワークの大きな助けによって、苦しい状況を乗り越え、自分の希望を満たす、結果的にとても満足のいく結果を得られたと感じております。
以下は私の就職体験記となります。私と全く同じ状況の方は少ないと思いますが、図らずとも既卒者として就職活動をすることになってしまった方や、全く別のキャリアに転向しようと思っている方などに対する、何らかの参考になればと思います。

(株)エリートネットワーク登録以前

大学院終了後、私が就職先に考えたのは自然と専門書や学術書を取り扱う出版社でした。出版社の募集は比較的不定期に行われているので、アルバイトなどをしつつ、気になる企業があれば受けてみるというスタンスで就職活動を始めました。
(株)エリートネットワークとは全く関係のない時期の活動ですが、結果として全く無関係な方向に進むことになった私にとっては重要な経験だったと思います。簡単に書き留めておきたいと思います。

◆出版社1社目
ネットで見つけた求人募集をもとに、自己応募で専門書を取り扱う出版社を一社受けてみました。自分の得意とする分野だったので、書類選考(履歴書・作文)、面接とスムーズにいき内定を頂ける状況だったのですが、面接時に“妙な違和感”を感じました。「すぐ働いてくれますか?」という問いに答えを濁していたら、「じゃあ、やめますか?」という感じになり終わりました。
◆出版社2社目
某大手出版社の新卒秋採用に専門書・学術書部門で応募しました。書類は通ったのですが、試験で脱落。倍率数百倍以上という話は本当だった!これに関しては、完全に負けたので文句もありません。
◆出版社3社目
もう一社、専門的な内容の出版社を受けてみました。こちらも面接自体は順調に進んでいったのですが、面接官の雰囲気、お聞きする仕事内容、仕事生活に関し、またも、“妙な違和感”を感じていました。

先程も書きましたが、この“妙な違和感”というのは、一言で言えば、「な〜んか人の雰囲気、仕事の雰囲気が自分に合っていない気がする」ということです。取り扱う業務内容には興味がある。しかし、そこで働く人や実際の仕事の仕方はあまり面白そうに感じない、といった感覚です。私は自分自身が専門書、学術書を読むこと、また自分で論文を書くことなどは好きだったのですが、それを出版するという仕事はまったく別の話なのかもしれない、と思うようになりました。これは新鮮な驚きでした。
これらの経験は、何を優先すべきかをもう一度考え直す機会となりました。何を扱う仕事をするのか、という基準は確かに重要なのですが、一方で、その仕事のプロセスがどうなのか、また、働く環境、周りの人々がどうなのか、つまり社風ということがとても重要であることに気付きました。正直言って、この段階では明確な結論が出なかったのですが、他の可能性も考えてみようと思うようになりました。

方向転換と人材エージェントへの登録

そこで、出版業界に拘らず、一度思考をフラットな状態に戻し、自分の将来に関して柔軟に考えてみることにしました。求人サイトで気になる仕事を探す過程に移ったのですが、絞らずに探すということは逆に就職活動を進めにくくもしました。
また、既卒(新卒ではない)且つ社会人経験のない私が受けられるという条件を満たし、尚且つ私にとって面白そうだと思える仕事を探すのはとても骨の折れる作業でした。転職者向けサイトで求人を探す場合、社会人経験がないことは明らかに不利な材料でした。一方で、新卒向けの求人を探すにしても、既卒者は登録や応募すらできないことがあります。その中でも、関心もあり応募もできる企業はあったのですが、膨大な求人の数から自分の特殊な状況にマッチする案件を自分で拾い上げる作業自体とても大変でした。

そこで、自分で日々コツコツと調べるのに加えて、人材エージェントに相談してみるのもよいかと思い、すぐに2社にメールを送ってみました。最初に送った一社は誰でも知っているような某大手。次に送ったのは、ネットでなんとなく気になった(株)エリートネットワークでした。
まず、某大手から電話が返ってきました。端的に言えば、「既卒者で未経験だと、紹介予定派遣になります。コールセンターはどうですか?」と言われました。確かに既卒者だと扱いが難しいということは分かりますが、コールセンターの派遣をいきなり紹介されるとは思ってもみませんでした。何より、こちらの経歴や希望などに一言も言及しない雰囲気に少なからず驚きました。素直に申し上げて、「そのくらいならば自分でも探せます!」と思いました。自分で探せないような可能性を期待して登録したのに、自分で探せていた可能性よりも未来を感じない案件を紹介されたことには正直ショックを受けました。ちなみに、その案件をハッキリと断ったら、それ以来連絡すら来ません(苦笑)。

ほぼ同時に、(株)エリートネットワークからもお電話がかかってきました。「簡単に吉野さんの経歴と今の状況を教えて頂けますか?何か希望はありますか?」というお話に、今の状況を述べ、「希望は具体的ではないのだが、柔軟に考えている状況なので、色々見てみたいとは思っている」という主旨のことをお答えしました。「柔軟に考えているようであったら、いくつか紹介できる企業があります。一度会ってお話しましょう。」という答えと共に、第一回の面談が決まりました。

(株)エリートネットワーク第一回面談

第一回目の面談でお会いしたのは転職カウンセラーの小池さんでした。小池さんはその後、私の担当となり大活躍してくれた方です。
前もって電話で多少お話していたものの、某大手紹介会社の一件もあったので、自分を安く見られないように、という意識が多少あり、最初は内心構えていたのですが、「思っていること全て話し切って帰るつもりで話して下さい。」という言葉を最初にかけてもらい、気の向くままに色々なことをお話させて頂きました。私なりにしてきた上記の就職活動。その中で感じた違和感。将来については決めかねていること。既卒者、職歴ナシだと、選考以前に、応募できるかどうかの確認に一苦労する。どこでもいいとなれば行けると思うが、容易な妥協はしたくない。自身の能力が活きそうな仕事、やり甲斐のある仕事に就きたい。活き活きとした、ハイレベルな空間に身を置きたい。などなど、自分の思っていることをそのままにお話しました。今思うと、コンサルタント泣かせの、とても抽象的な話だったように思います。しかし、小池さんは私の要点を得ない話にも熱心に耳を傾けてくれました。

小池さんとお話させ頂いている途中、今沢さんという上司の方も来て下さり、私の話を聞いて下さいました。今沢さんにも私の状況を簡単に説明しました。特に、既卒者職歴ナシ、というのはどうして活動していけばよいのか分からない部分があり困っている、という不安要素はハッキリと述べました。今沢さんも私の話に深く耳を傾けて下さいました。今沢さんとの会話で、何より忘れられないのは、私の一般的に好ましくない状況を(多分私以上に)理解しつつも、「なんとかしましょう!」と断言してくれたことです。

「吉野さんの置かれている厳しい状況はよく分かります。その中でも妥協した選択をしたくない吉野さんの気持ちもよく分かります。私たちに任せて下さい。納得のいく企業に決まるまで、担当の小池と私が全力でサポートします。気になることがあれば、いつでも担当の小池か私に言って下さい!頑張りましょう!!」と力強くおっしゃって下さいました。今から振り返ってみれば、嘘のない言葉だったと思います。本当に就職先が決まるのを万全の体制でサポートして下さいました。

その後のカウンセリングで、早速数件の案件を見せて頂きました。商社の営業、学習塾の管理者、SEなど、です。業種、職種自体決めかねていた私は、それまで数社の大型転職サイトを隈なく眺めていたにも拘らず、そこで、まったく見かけなかった案件であったことにまず驚きました。そして、以前に某人材紹介会社にてコールセンターの派遣を紹介して頂いた経験のある私にとっては、紹介された企業が、どれもいわゆる大手や上場、優良企業の正社員枠であったことにもとても驚きました。

早速、案件についての詳しい説明と、私の希望する仕事のイメージとのすり合わせをして頂きました。私の場合、同業他社への転職や同職種で別業界に転職される方と違い、それぞれの業界の知識、職種の知識自体が両方共なかったのですが、業界の説明、職種の説明、企業の説明、共に面倒臭がらずとても詳しく丁寧に説明して下さいました。また、それぞれ、なぜ未経験の私が応募できるのか、なぜ私に勧めて下さるのかもきちんと説明して下さいました。

結果、私はいくつかの企業、特にSEという職種に強く興味を持ちました。実は、SEという職種自体、全く想定外であった(というより理系の人だけがなる職だと思っていた)のですが、よくよく話を聞いてみると、かなり自分の性格と希望に合っているものだと感じました。とはいえ、来る前までは考えていなかった職種であり、場の雰囲気に流されて決めては後悔すると思ったので、一度いくつかの案件を頂き、考える時間をもらうことにしました。

説明会〜正式応募

第一回の面談後、持ち帰った案件のうち、SEという職種に関して自分なりに調べてみました。IT系の企業に勤める友人に話を聞きに行き、本も読んでみました。結果、やはり面白そうだと感じ応募することを考えていた折、転職カウンセラーの小池さんから一社説明会があるとの連絡を受けました。複数のSEの案件のうち、興味を持っていた会社であったため、説明会に行くことにしました。

驚きました。それまで、全然違う空気の専門書系の出版社を受けていたこともありますが、説明会のイキイキとした雰囲気、バイタリティー溢れる社風、正直ヤラれました。求めていたものはこれだ、と感じました。本当にここに行ってみたいと思いました。私自身の希望が抽象的な仕事のイメージであったものの、そのイメージどおりの雰囲気を持った説明会でした。(株)エリートネットワーク本社でカウンセリングの際に思っていた以上に、素晴らしい紹介をして頂いたと感じました。

会社を出てすぐ小池さんに電話をし、正式に応募することになりました。私は一方的にその企業に行こうと思ったのですが、もちろん相手の企業が私を採用してくれなければ話になりません。以後の話は、現在内定を頂き、行くことに決めたその会社との面接期間の話となります。

面接期間(一ヶ月強)

説明会の翌日、小池さんから電話があり、すぐに一回目の面接がセッティングされました。面接に向けて準備しておくとよいことや、本来なら自分で調べるべきことなども丁寧に説明してくれました。上にも書きましたが、この会社を受けるまでは、自身のやってきたことと何らかの関係のある企業ばかり受けていたので問題なかったのですが、自分の予備知識の少ない業種、職種を受ける今回、これらの説明、準備の仕方のアドバイスは大変助かりました。
また、知識的なこと以上に、心理的な面でも大いに助けてもらいました。「変に作らず、素直に話して下さい」というアドバイスは、初めての業種の初めての面接に挑む私の心の大きな支えとなりました。更に言えば、自分の性格に合う職種、企業で働きたいと思って就職活動の視野を広げた私にとって、一番大切なことでもありました。下手に自分を作り、受かったところで、性格に合わなかったとしたら本末転倒です。私の希望を叶えることに一番必要なアドバイスを頂けたと思っております。

一回目の面接は、できる範囲で事前に準備していたことはありますが、とにかく、素直に、普段通りに話すことを心掛けました。自分を繕って受かっても仕方がないとは常々思っていたのですが、“素”の自分を出すこと、本音で喋ることにはある程度勇気が必要です。実際の場で割り切って話せたのは、転職カウンセラーの小池さんの前日のアドバイスに拠るところも大きかったと思います。
結果、面接の場の雰囲気はとても良かったと思います。やはり、下手に構えず行ったことが、良かったのだと思います。結果として、私の良い部分を出すこととなり、その他の多くの欠点を多少なりとも補ってくれたのだと思います。

まさかのフィードバック

面接後、小池さんの方から電話があり、一回目の面接の結果と共に、次の面接がセッティングされました。以後、面接が繰り返されますので、話を多少割愛しますが、二回目の面接、三回目も共にクリアした後、小池さんを通して面接のフィードバックを頂くことができました。これには正直驚きました。今まで自分で受けていた経験上、基本的に面接の評価は全く闇の中です。しかし、なぜか、受けている企業の人事の方に聞いた私の懸念点、直すべき点を二点ほど小池さんから教えて頂くことができました。片方はあまり意識していなかったもののすぐ直せる点で、大変助かりました。一方、もう一点の懸念点には最後まで悩まされました。正直、この懸念点は最後の最後まで、クリアできませんでした。

懸念点は、ある意味致命的なことでした。自分の考える将来像に具体性がない、ということです。これは、正直図星だと思います。私なりのぼんやりとしたライフ・イメージはあったものの、5年後の具体的な姿が思い描けているかと問われれば、正直分からなかったのです。年齢こそ新卒者以上の年齢でしたが、職業経験、業界経験共になく、当然、具体性を持った将来像が描けずにいました。いや、新卒者の方でも、具体性を持った将来像を描いている方もいるでしょうし、実は無くても自分の経験をうまく繋ぎ合わせ、なんとなくストーリを作り上げる、ある種のプレゼン能力が高い方もいるでしょう。こういった点では、私は決定的に出来が悪いと思います。事実として具体性もなく、また、無理にストーリを作るようなことをしても仕方がないと開き直り過ぎていました。

その懸念点は最後まで足を引っ張ることとなりました。それが原因で面接の回数もとても多かったと思います。しかし、それでも結果的には内定を頂けました。その理由としては、小池さんにもずっと言われていたこと、自分の良さ、意欲や向上心などを素直に、そして熱意をもってアピールできたことが大きかったと思います。変に作り過ぎないで話したことで、明るさ、元気さ、前向きさ、などの、ごく単純な自分の良さが逆にアピールできたのではないかと思います。最終面接まで、自分を飾り過ぎないというスタンスは貫きましたが、振り返ってみれば、具体的な将来像を思い描けていない私は、ごく単純に自らの性格面でもアピールができていなかったら絶対に落ちていたでしょう。転職カウンセラーの小池さんが面接のある度に電話で話してくれたアドバイス、「できる対策はしつつも、いつも通り、吉野さんの良いところを出してきて下さい。」という言葉にはいつも励まされましたし、実際、効果と結果を生み出した最高のアドバイスであったと思います。

振り返ってみて良かったと思えたこと

上記の面接期間を通して、私なりに(株)エリートネットワーク(小池さん)を通して動いて良かったと思える点を参考までに、以下にまとめておきたいと思います。

[1]自分の考えているアピールポイントが客観的にアピールするに足るのかを知ることができたこと。
面接では、何かをアピールしなくてはならないわけですが、自分のしてきたことの何がアピールに値するのかは、案外決めかねることです。思い当たるアレコレを小池さんにお話し、「それはアピールになりますよ!」と言って頂けたものをいくつか記憶に留めておくという作業は、とっさの反応が必要となる面接の大きな役に立ちました。私に限らず、誰でも何らかアピールできることはあると思いますが、どれを話すべきか、第三者、そしてプロの目線で判断してもらえることは大変助かることです。

[2]自分では気付いていない自分の良さを教えて頂けたこと。
往々にして、自分では当たり前過ぎて気付かないことがあります。当たり前の気付かない良さが、面接時の緊張などで失われてしまうことはとても残念なことです。非常にシンプルなことですが、多分、私の良さは、明るさ、元気さ、前向きさ、向上心、意欲などだったと思います。そういった私にとって当たり前のことを、面接がある度に改めて指摘して下さいました。毎回毎回、「吉野さんの○○の良さ、気持ちは、きちんとアピールしてきて下さいね!」と言って励まして下さいました。自分にとっては当たり前過ぎて、逆に忘れがちなことを、毎回思い出させてくれたことは、私にとって決定的に良かったことです。今思うと、私は、これらだけで内定を頂いたような気がします。

[3]自分では気付いていない悪い点を教えて頂けたこと。
自分の気付いている欠点は、自分自身でどうにでも対策できると思うのですが、もっとも性質が悪いのは、自分では気付いていない悪い点です。
例えば、私は本当に深く知りもしない知識をアピールすることが苦手で、ある程度知っていたとしても、「いえいえ、まだまだですよ」と言ってしまいたいような性格です。特に大学院というある種特殊な世界にいたこと、“完全に何かが分かることなどありえない(そのために学び続ける)”、“分かった気になることが一番危ない。それを疑うことから新しい道が開ける”などと考える人が多い環境にいたことで、その傾向が強くなったのでしょう。一言で言えば、“謙虚スタイル”が身についてしまっていました(笑)。長く付き合っている人々や、私の成果、結果を知っている人にはこのようなスタイルでいても問題なく、公正に私を評価してくれるのですが、短時間で初対面の人にアピールしなくてはならない面接の場では大きな問題でした。私はある程度知っていること、十分調べていたことに対しても、無意識に“まだ、よくわかってませんが・・・”という前置きを述べていたようです。もちろん、自ずと面接官は「本当によく知らないんだ」と思ってしまいます。完全に盲点でした。小池さんが、面接のフィードバックを受け取り、私のその癖を見抜き指摘して下さるまで、自分ではほとんど気付いていなかった癖でした。“分かる”という言葉の感覚のズレを意識することができたのは、本当に小池さんのお陰だと思います。また、このような深いレベルで私の癖を見抜いてくれたことは、小池さんが私とのやりとりに多くの時間を割き、私をよく理解してくれていたからだと思います。
もし、最後まで自分の癖を見抜けていなかったとしたら、最終面接で必ず落ちていたと思います。(最終面接前に小池さんと「よく分かりませんが・・・」は禁止ワードにすることを決めました。)


[4]一ヶ月強の面接期間中、精神的にゆとりが持てたこと。
想像以上にこれは大きかったです。既卒者として就職活動を始めるにあたって、自分自身でなんとかする、という意識はありましたが、やはり積極的にサポートしてくれる人の存在は精神的な部分でも助けになりました。小池さんは、面接がある毎に私に電話で色々と話をしてくれました。対策、アドバイスなどはもちろん、多少脱線した話などもできたことは、私にとって、精神衛生上とても良かったことです。また、一回目の面談でもお会いした上司の今沢さんとも面接の途中で一度お電話させて頂きました。進んではいるもののなかなか決まらない精神的に嫌な状況の中、大きな励ましと、焦点を合わせるべき問題を考え直すきっかけを与えて下さいました。活動中はついつい一人で考え過ぎるので、ふとしたことで話をできる機会、自身を支えつつも客観的な意見を述べてくれる人々の存在はとても大きかったです。

以上、私から見て特に良かったと思えたことを挙げてみました。一言で言えば、小池さんは私に本当に良くしてくれました。私に多くの時間を割いて下さり、いつでも相談に乗って下さいました。
時間と回数をかけて下さる分、書類や表面的な会話では分からないような僕の性格をとてもよく見抜き、また私の希望をよく理解してくれていました。このことが的確なアドバイスを可能にするのはもちろんのこと、面接の最後の時期には、「小池さん、本当に俺のこと分かってるな(笑)!」と思えるようなツッコミ(アドバイス)なども度々あり、私としてもとても面白かったです。もちろん大いに参考になりました。

最後に

私は、形式上は(株)エリートネットワークという会社に登録し、紹介/仲介してもらった訳ですが、私自身の率直な感覚としては、(株)エリートネットワークに助けてもらったと言うより、転職カウンセラーの小池さん今沢さんという、お二方に助けてもらったという感覚が強く残っています。企業(エリートネットワーク)ではなく個人(小池さん)とやりとりをしていたと錯覚する位、人としての真剣さを感じるサポートでした。

「人材紹介会社は所詮人売りだよ。人を動かしてなんぼの商売だ。」と某人材紹介会社に勤める私の仲の良い友人は言っていました。私も彼の非常にシニカルな視点は好きなのですが、自分が登録者になる時は、「そういうことでは困る!」と素直に思います。(株)エリートネットワークにはふとしたきっかけで登録したのですが、結果的に非常に良いサポートを受けることができました。少なくとも結果として、私を、満足のいく企業に導いてくれました。2ヶ月前、全く振り出しに戻して就職活動を始めた私、しかも、世間的には決して有利とは言えない状況にある私が、大変満足のいく内定先を見つけられたというのは、驚くべき成果でしょう。お世辞などではなく、小池さんには今年一番の感謝を送りたいと思います。また、もちろん今沢さんにもとても感謝しております。

そして、最後に、偉そうなことを言えた立場ではありませんが、様々な状況で困っている方、迷っている方には、一つの選択肢として、人材紹介会社へ相談してみることを提案してみたいと思います。可能性を色々と試してみることは重要だと思いました。大手人材会社でサラッと上手く行く人もいるでしょうし、私のように小回りの利く親身な相談相手を必要とする方もいるでしょう。紹介会社という選択肢自体にも色々あるのだと感じました。状況が悪かろうと安易に妥協しない方々に、色々な選択肢を視野に入れ色々と試してみることを提案して、私の体験記を終わりたいと思います。

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