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生命保険会社から、人材教育・育成業界への転職

生命保険会社から、人材教育・育成業界への転職

No.305
  • 現職

    株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
    セールスディベロップメント事業部
    コンサルタント

  • 前職

    日系生命保険会社
    年金部  企画職

玉木 和 氏 31歳 / 男性

学歴:青山学院大学 国際政治経済学部 卒

転職理由

1999年に大学を卒業し9年間、保険会社で働き、営業から企画部門まで様々な仕事を経験することができました。仕事にやり甲斐もありましたし、そこで得られた経験、仲間は今でも自分にとって大きな財産だと心から思っています。しかし、30歳を過ぎて「自分が本当にやりたい仕事が何なのか」、「将来自分は何で食べていく積もりなのか?」をじっくり考える様になりました。そこで、自分のキャリアプランを棚卸しする意味でも人材紹介会社でのカウンセリングを受けてみようと考えました。もちろん、そのまま会社に残ることも選択肢の一つであり、焦らずにゆっくりと転職活動をスタートさせました。

転職先の選定

当時は金融機関の求人も多かったため、多くの人材紹介会社の紹介からは同業種を薦められました。実際に、好条件で内定を頂いた企業もありましたが、何か「モヤモヤ」したものが残り、決め切れませんでした。今思えば「できること」と「やりたいこと」を自分の中で明確に整理できないまま、転職活動をしていたからだと思います。そこで、自分自身の「モヤモヤ」を解消するために徹底した自己分析を行いました。小学校時代からの自分の行動、志向性、得意・不得意分野とどんな時にモチベーションが高かったのかを分析し、文書化しました。パワーポイントのスライドで20ページ程度にはなったと思います。その結果、自分が「人」と「組織経営」に関わる仕事を求めているのだと確信を持ちました。それから、迷いは一切なくなりました。

(株)エリートネットワーク様との出会い

(株)エリートネットワーク様は友人から情報を聞き、カウンセリングに応募しました。(株)エリートネットワークの転職カウンセラー杉本さんとの面談は印象深いものでした。私は簡単な自己紹介などをした後、上述の自作のパワーポイント資料をもとに、自分自身の胸中を正直にお伝えしました。杉本さんは私の説明を聞き、漠然とした「人」「組織経営」といったテーマを深く掘り下げ、私の潜在的な希望を明確に判り易く整理して下さったと思います。紹介された数社の中には同業種はありませんでした。過去のキャリアだけでなく、自分のコンピテンシーと志向をもとにカウンセリングを行ってくれる杉本さんの洞察力には「初対面でここまで自分のことを分かってくれた。」という納得感がありました。また、その後のフォローも迅速だったので、選考は思っていたよりも早く進みました。

会社を辞めるということ

長年勤めていた会社を辞めるには大きな決断とエネルギーが必要です。今までに自分を育てて頂いた先輩方や共に汗を流してきた仲間のことを考えると、退職に踏み切るまでには何度も悩みました。また、お世話になった上司に退職の意思を告げる時はまさに「断腸の思い」でした。せめて、できる限り会社に迷惑のかからないタイミングを選び退職を決めた後も、職務を全うし、悔いの残らない様にしたいと思いました。実際には100%の仕事をやり遂げて退職することはできませんでしたが、最後まで手を抜かずに力を尽くすという気持ちは周囲にも伝わりますし、何かの形で自分の財産になると思います。

転職後

転職後はよく「スタートダッシュが大切だ」と言われます。周囲に対する自分の評価が第一印象によって速い段階で決まるという話もよく耳にします。多くの人が言うことには間違いがないと思います。しかし、何より大切なのは転職後も「自分らしさ」を出せることだと思います。片意地を張るよりも、自然体な自分の良さを提供できる方が自分にとってもお客様にとっても長い目で見て良いのではないかと思います。その意味でも自己分析を行い、「自分が自然体で楽しい仕事ができる職業」により近い企業を探すことをお勧めします。私の場合は「自分ができること」かつ「自分がやりたいこと」が企業方針と近い会社を探しました。また、自分の転職の判断基準を項目別にポイント付けをして残しています。これは、例え転職後に不満な部分があったとしても、自身の企業選びの基準を思い出すことで今一度納得できる様にするためです。

将来の目標

現在、営業強化を専門としたコンサルティングを行っています。前職の時から「営業現場を活気あるものにしたい。」「営業を志す人を増やしたい。」という想いを持っていましたが、外部だからこそできることもあります。この気持ちを持ち続け、50歳までに営業を元気にする本を執筆するのが私の目標です。


以 上

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