本日現在1556
/ バックナンバーも全て読めます

30代、ビジネスキャリアはゼロ。営業職への転職

30代、ビジネスキャリアはゼロ。営業職への転職

No.3
  • 現職

    ISO取得コンサルティング会社(新宿) 
    コンサルティング営業

  • 前職

    フィットネスクラブ運営会社 経営企画

十河 義寛 氏 35歳 / 男性

学歴:

私は今まで何度か転職を繰り返しています。高校からボートというスポーツにのめり込み、慶應義塾大学体育会ボート部で飽き足らず、名門東レ(株)滋賀ボート部という実業団の選手、そしてコーチを経験し、全日本選手権優勝や世界選手権出場を果たしました。(株)インテックボート部ではプロコーチの真似事をしながら、最後にはボートというスポーツを土台として会社設立に関わるところまできてしまいました。その中でしていたことは、自分の理想とするものを「ここにもない、あそこにもない・・・。」と探しているようなものでした。ところが、ビジネスの世界をあまり知らないままに有限会社シーシェルという会社設立の中心メンバーとなり、その中で出資者といい関係が築けず、退職することになりました。
この時点で大学卒業後10年という月日がたち、私は34歳になっていました。この間には結婚し、子供もでき、そのうえ退職する時には妻は身重という状況でした。こういった中で転職活動を始めたわけですが、状況は非常に厳しいものがありました。今までの転職は幸運にも自分で仕事を見つけてきていましたが、今回は年齢的な障害、スポーツ以外の自分のセールスポイントがない、といったことで転職活動はにっちもさっちもいかない状態に陥りました。この時点で私は大阪に住んでいましたが、思い切って東京の友人に現在の状況を相談することにしました。この友人に(株)エリートネットワークを紹介してもらうことになりました。不安しかない状況の中で上京することにしました。
早速カウンセリングを受けましたが、その結果は自分にとって思いもよらないものでした。スポーツ中心に生きてきたとはいえ社会人を10年以上続けてきたわけですので多少なりともビジネスの世界に対してキャリアは積んでいると自負していましたが、「今までが幸運すぎた」「ビジネスキャリアとしてはゼロ」といった言葉を聞いて将来に対して先が真っ暗になったと絶望感すらありました。
しかし、その後、私のゼロのキャリアの中から少しでも拾えるものを拾っていただいた形で就職することに成功しました。カウンセリングの中で、私がコーチという仕事をしていた中で「人に何か一定の情報を伝えるコミュニケーション力、そして、いっしょに成果を作り上げる」ということが大切であると感じていたことから、「コーチの経験を少しでも生かしたい」という希望を聞いていただけたと思っています。また、アドバイスとして私にとって現時点で一番デベロップし易いキャリアは「営業職」であるということを教えていただきました。  
現在は株式会社D.O.M(ISO認証取得コンサルティング会社)の営業として西日本を中心として走り回っています。コンサルタント並みの知識を必要としながら、顧客に対してその知識の中から必要なことを伝え注文を取る「営業」をするということは難しいものですが、これを解決していくことは非常にやり甲斐があります。また、小さな会社(従業員73名)ではありますがその分風通しがよく、いろいろな話を社長を交えてじっくりできるということもよい経験になっています。 
最後に私の経験は、これから転職を考える方には参考になりにくいと思いますが、今回転職活動を支えてくれた、家族、友人、そして(株)エリートネットワークの方々に心より感謝しています。

この転職者を担当したカウンセラーに
転職相談したい

この記事をご覧になったあなたに

関連する転職体験記

転職体験記を絞り込み検索 全ての記事一覧は
こちら