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ホテルスタッフから、新規ホテルの企画・開発担当に

ホテルスタッフから、新規ホテルの企画・開発担当に

No.274
  • 現職

    一部上場不動産ファンド関連会社
    新規ホテルの企画・開発担当

  • 前職

    外資系大手ホテル  フロント

山田 良枝 氏 27歳 / 男性

学歴:桜美林大学 国際学部 国際学科 卒

【ホテル業界から、不動産業界へ転職を考えた経緯】

新卒で入社したホテルでの仕事はとても面白く、やり甲斐を感じていました。サービスオペレーションからマーケティング、営業を学ばせてもらい、婚礼以外の業務にはほとんど携わり、異例のスピードでたくさんのことを経験させてもらい、お客様にもかわいがって頂きました。でもホテル業界の中で将来はああなりたいと思えるロール・モデルを見つけることができず、具体的な目標やイメージを持てないままの毎日に、「このままでいいのか」という思いはいつもどこかにありました。仕事を終えて帰る電車の中では、将来、体力に自信が持てなくなった時、ビジネスで広く通じる武器を持たなければ末永く仕事を楽しくやっていくことはできないと漠然と感じていました。


将来もずっと仕事を続けていきたいという気持ちがあった私は、接客しかできないことには魅力を感じていませんでした。自分はホテル職に向いているとホテルを辞めた今でも思っていますが、若い時期に色いろな角度(立場)から仕事をすることで、将来的な選択肢を少しでも増やしておく必要があると考えたのです。


ホテルで働くことは面白かった半面、人材開発や雇用の面で「どうして?」と疑問に思うことも多々ありました。ですから、転職先は、新たな業界で視野を広げ、知識を増やすと共に、ホテル業界の疑問を客観的に分析できるような業務をしてみたいと思い、ホテルを所有している不動産業界の立場からホテルにかかわる仕事をしてみたいと考えるようになりました。

【転職活動の始まり:大手エージェント】

初めは、ある大手エージェントに相談に行き、上記のような理由から不動産業界を希望していると伝え、十数社紹介してもらいました。「不動産業界」と言っても切り口は様々で、不動産業界のどの入口を目指せばホテル経営に携われるのか希望している自分でもよく分からなかったので、上手い説明ができなかったのだと思いますが、望むような職種は見つかりませんでした。その後も色いろ紹介の連絡をくれましたが、やはりホテルとは懸け離れた販売・営業職か、またはホテルオペレーションそのものの職種しか紹介がなく、こちらの考えと相違があったため、1社も受験することなくお願いするのを止めました。

【転職活動:転職カウンセラー横関さん((株)エリートネットワーク)とのご縁】

それからは自分で求人を探すようになり、新聞を見てはHPで企業詳細をチェックし、エントリーをしていました。そんな頃、たまたま日経新聞の求人広告欄で(株)エリートネットワークを知り、HPを見たところ、カウンセリングを大切にした、正社員専門の紹介会社とのことだったので、一度話に行ってみようと思い登録しました。当初は、ただカウンセリングで話すことによって自分の気持ちや考え方を具体的に伝える訓練になればと思っていたくらいで、求人内容には期待はしていなかったのが正直なところです。


実際の転職カウンセリングは、ほとんどの時間が私の今後について、どんなキャリアを築きたいかの話し合いに費やされました。そこには先方が紹介したい社名が登場するでもなく、これからどんな風になりたいか、会社の看板がなくなった時に、自分は何で食べていくのか、というような、これからの生き方に対する話し合いで、紹介会社というよりは、まるで先輩に相談に来たような気分になりました。


振り返れば、最初に相談に行った大手エージェントでは、先方が紹介する会社の案内説明は最後の5分くらいで、それも「興味があればとりあえず気楽にエントリーして下さい。受験することで希望が変わっていくこともありますし、合格しても無理に行かなくてもいいんですから。」という感じのあっさりしたもので、ほとんど説明はなかったような気がします。しかし、(株)エリートネットワークは転職カウンセリングの担当者が企業へ直接営業に行っているとのことで、紹介してもらう身としては社風のイメージなどが伝わりやすく信用できると思いました。実際に面接に行っても、伺っていたお話とのギャップを感じることはありませんでした。

【就職先を決めるまで】

(株)エリートネットワークに登録してから2ヶ月半の間は、(株)エリートネットワークからの紹介で人材開発系コンサルティング会社とホテルマネジメント会社2社、自分でエントリーした不動産業界のホテル部門がある企業2社、ホテル時代のコネクションからサービス系企業2社の計6社に、実際に面接に行きました。勤めていた会社の退職日が決まっており、次の入社までにあまり時間を空けたくなかったので、退職日2ヶ月前からは週に1〜2回を転職活動(SPI試験なども含む)に費やしていました。この期間に一番初めに受けたホテルマネジメント会社は、人の意見をきちんと聞こうとする社風がとても印象に残り、ここでなら伸び伸び働けるのではないかと思いました。社長から「もう一度面談しましょう」というお言葉を転職カウンセラーの横関さん経由で頂いた時、「是非に。と思う反面、後悔なくその会社に決めたいから、他の既にスケジューリングされた企業も受けたい」と思い、その旨横関さんに相談して、面談期日を先延ばしにしてもらっていました。その後他の企業を受験し、すべての結果が出揃う頃に合わせてまた面談日時を調整してもらい、結果としてそのホテルマネジメント会社に就職することに決めました。最初の面談から2カ月近く経っていて、本当に同じ状況で面談してくれるだろうかという心配はありましたが、快く受け入れて下さり、(株)エリートネットワークの仲介力の強さに安心しました。

【(株)エリートネットワークのサポート】

自分1人でエントリーして受験したこともあるから感じたことですが、(株)エリートネットワークを通した面接では、面接官が良いところを見てくれようとする雰囲気があります。(株)エリートネットワークを通すことで面談前にある程度人となりが伝わっていて、質問に対してストレートな答えが出せなかった場合でも、違う言葉で質問を聞き返してくれ、こちらの言葉を引き出そうとしてくれる場面が多々あったように思います。


また、人材開発系のコンサルティング会社を面接した時は、企業面接の前に、(株)エリートネットワークの転職カウンセリングスタッフの方(斎木さん)が面接会場付近まで出向いてくれ、自分のために1時間ほど企業説明をしてくれたことにはとても驚きました。まだ決まるかどうかも分からない1次面接で、私自身も本当にその企業に合うかどうかも思案中で、また先の見えない転職活動にやや疲れ気味でしたが、そこまでしてくれることに「集中しなければいけない」と改めて気の引き締まる思いがしました。自分の担当カウンセラー(横関さん)ではなく、受験企業の内部に強い別の転職カウンセラー(斎木さん)がわざわざ出向いてくるなんて、(株)エリートネットワークのチームワークは素晴らしいと思いました。何より、就職先紹介以外にこういった元気の要素までもらえるとは考えていなかったので、もらった元気は今後の働き方の参考として、違う誰かに与えていければと思います。


結果としてその企業は落選しましたが、最終面談まで進めたのはお2人のお力添えのお陰です。ありがとうございました。

【落選した企業面接から考えること】

最終面接まで進みながら落選した企業面談を振り返ってみると、最終面談は社長なり役員の方が面接官で貫録もあるので、なんとなく会社に合わせたアピールをしてしまい、実際自分がやりたいこと、目指していることを素直に言えなかったように思います。また、普段はそんなに緊張しないタイプですが、最終面談は本当に緊張しました。慣れ親しんだ会社を辞めて新しい環境に移りたいという気持ちの変化にプラスして、自分を良く見せようという気負いが出てきてしまい、自分を枠にはめてしまって緊張を上手にコントロールできなかったのだと思います。緊張し過ぎるとどうしてもその場を取り繕うとしてしまうので、ある程度開き直ってから行った方が良い結果が得られると感じました。

【最後に】

転職活動を通して学んだことは、欲しいものは求めないと手に入らないということです。将来やりたいことはやりたいと言い、そのための行動を素直に起こすから、協力者に恵まれるのだと感じました。


現時点では、新しく働ける職場が見つかった段階で第一ステップでしかありませんが、これからの仕事時間を充実したものにするために、これまで育ててくれた前職の会社に感謝し、これからもくじけることなく仕事に没頭し、新しい業界で知識をつけ、またホテル業界に貢献できるような人間になりたいと考えております。


(株)エリートネットワークさんにはこのように良いご縁を作って頂きましたことに感謝しております。そのご縁を今後より良い形で継続できるように、精進していきたいです。


お世話になった方々、応援してくれた方々、どうもありがとうございました。最後になりましたが、転職活動をこれからスタートされる方のご成功を心よりお祈り申し上げます。

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