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航空会社から、証券会社への転職

航空会社から、証券会社への転職

No.269
  • 現職

    大手証券会社  リスク統括部 
    クレジットアナリスト

  • 前職

    大手航空会社   総合職

白石 雄己 氏 27歳 / 男性

学歴:慶應義塾大学 経済学部 経済学科 卒

はじめに

自分の努力不足の為か、もしくは新卒で入社した会社が悪かったのか、4年間の社会人生活で自らの付加価値を高められていないことに薄々気付きながらも、日々無為に過ごしていた。そんな迷いを抱え(株)エリートネットワークのドアを叩いた。転職カウンセラーの能登谷さん、高橋部長との面談では、自らの甘さに対して痛烈な意見を頂き、社会人になってから全く成長出来ていないこと、職業観を整理出来ていない事を痛感し、悔しさ・悲しさから、思わず涙を浮かべてしまった。しかし同時に、その面談で、必ずこの転職活動を成功させてみせるという決意が固り、転職活動が始まった。

転職を考えるに至った理由

新卒で航空会社へ入社して以来、4年間の社会人生活を過ごしてきたが、仕事を通じて自らの価値を向上させていきたいという自らの考え方とは逆に、なかなか自分が想い描いていたような仕事が出来ず、このまま5年・10年・・・と無為に経過した場合の自らの姿に不安を抱いていた。新卒の就職活動の際には、自らが何をやりたいのか?を明確に意識しないまま、最後は「社名」の通った会社に就職することに執着してしまったため、入社直後から、どこの方向を向いて仕事をすればよいのか見失ってしまい、目標を見出すことが出来ない状態が続いたことが背景にある。
航空会社の勤務時代にも、潜在的な興味から、様々な会社の決算書やIRレポート等を読み解き、会社組織について勉強することを継続していた。その過程で、やはり、金融の世界に携わりたい、金融のプロとして付加価値のある人間になりたいという気持ちが高まっていったのは紛れも無い事実である。
現在では「転職」というものが、当然の選択肢になり、どのような転職であれ年齢制限等というものは無いと思うが、それでもやはり、全く畑違いへの転職であるため、出来るだけ早い時期に動くべきだと考えたことも、大学卒業から4年という時期で転職を決断した理由の1つである。

転職活動の経緯

今回の転職活動にあたり、このまま前職の会社に所属した場合、自らの付加価値を高めることが難しいのではないかといった漠然とした不安、そして金融機関で再スタートを切りたいといった漠然とした希望はあったものの、正直なところ、具体的な転職に対するイメージを整理し切れない状態が続いていた。
自分の仕事を通じて何をしたいのか?更には、どのような人生を描きたいのか?これらの整理に多くの時間を費やした。様々な業種に勤務する大学時代の同期・先輩にも連絡を取り、学生の時よりも会社というフィールドで実力を付け、視野が広がった彼らの意見も聞き、参考にさせて頂いた。
一方で、多くの会社に対してエントリーシートを出すものの、全く異業種からの転職、第2新卒としてはギリギリの年齢からか、数社連続で面接のオファーが来ないという時期もあった。
面接まで辿り着いた企業に対しては、転職カウンセラーの能登谷さんからの十分なアドバイスを頂き、1社1社を丁寧に準備した。こちら側の「想い」だけでなく、当然のことながら相手方の会社がどのような会社なのか丁寧に調べ上げた。
自分を演出し、採用されたいがために自分の考えと違うことを言う事は、後々後悔することは目に見えているので、面接では自分の考え方をストレートにぶつけることを意識した。

新しい会社での仕事

縁あって、現在は、証券会社のリスク統括部に所属し企業審査を担当している。日々、国内外問わず取引を行う各企業の財務諸表・IRレポート等々を使いながら、調査・審査業務を行い、レポートを作成している。オフィスでは、理解できない言葉が飛び交い、半ば言葉の通用しない外国にでも迷い込んだような状況ではあるが、日々新たなことを吸収し、着実に成長していることを実感している。
何よりも、前社では味わうことの出来なかった、自らが想い描いている方向・目標のレール上で仕事が出来ているという感覚があるので、全く苦痛にならない。
とにかく、配属させて頂いた部署で、1つでも多くの事を吸収し、3年後・5年後・10年後と自らの付加価値を高めていこうと考えている。

終わりに

今回の転職活動を通じて、そして新しい会社に勤務して、考えたことを数点。
・ 何十年後かに人生を振り返った時に、この転職が本当の意味で成功であったと納得するには、これからの努力次第だ。今回(株)エリートネットワークの転職カウンセラー能登谷さんに希望通りの会社を紹介して頂き、勤務することが出来たが、この先は自分自身で努力し、自分の付加価値を向上させていく必要があることは間違いない。
・ 新卒で入社する会社の選択には、「偶然性」も多く含まれている。世の中の経済状況により採用人数は増減するかもしれないし、たまたま話を聞いた人事部の社員の人柄に惚れ込んで入社してしまうかもしれない。新卒で入社した会社を楽しみ、最後まで勤め上げるというもの1つの選択肢である。一方で、偶然入社した会社の中で、何か違和感を感じるのなら、転職ということも1つの選択肢なのである。
・ 余談ではあるが、今回(株)エリートネットワークを私に最初に紹介したのは、紛れも無く私の妻であった。彼女も2年ほど前に(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの能登谷さんに担当して頂き転職を果たした。夫婦そろって同じカウンセラーの方に担当して頂き、転職に成功した。夫婦共にそれぞれの現在の職場で、己の付加価値を向上させながら、楽しく働いている。能登谷さん、二人そろってお世話になり、ありがとうございました。

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