本日現在:1236 転職体験記
No.268

日系投資信託から、外資系投資顧問への転職

前職
日系大手投信会社 
外債ファンドマネージャー
現職
外資生命保険系運用会社 
投資企画部マネージャー
山木 政仁 氏 / 46歳
横浜市立大学 商学部  経済学科 卒

今思えば、投資信託業界から投資顧問への業種転換を考え始めたのはCFA(Chartered Financial Analyst)のLEVEL2にパスした時からです。業務上、海外のエコノミストやストラテジスト、投資銀行、証券などとの情報交換に加えて、彼らからの営業活動をうけることが多く、今後グローバル化が進むとこの程度の資格をこなしておかないとそれを持たないことに合理的な説明が出来ない、と週末の図書館通いを始め、家族の犠牲のもと無事、3つのレベルの2番目をパスしたのです。
翌年には最終的にLEVEL3をパスし名刺にもこの称号を書き入れ、表向きには何の変化もないようなそぶりをしていましたが、内心子供のように喜んでいました。なにせ海外の同業他社と名目上は並んだのですから、また国内では取りたくても取れない人が多いため、一種の謙虚な優越感さえ味わえました。

この受験に向けた勉強—3年間に費やした時間は少なく見積もっても300時間×3年で900時間にはなるでしょうか—で得たものは名刺への称号記入、優越感だけではありません。このカリキュラムを履修するにつれて「目からうろこ」事象がたくさん起きたのです。つまり日系投資信託会社で運用業務に従事してきた私から見ても、分析能力向上・精緻度向上の余地が多く残されていることが分かりました。また勤務先は金融持ち株会社に属する投資信託会社であり運用能力を声高に叫んで差別化を志向することはありませんし、ある意味御用運用会社と化していました。この点を嫌ったのでしょうか離職率も高く定性面評価は常に低評価となっていました。これは経営方針の結果であり、改善を志向しても数年で回復できるほど軽微な損失でもありませんし、向上の可能性も低いと感じていました。

運用会社の評価において定性面評価はもっとも重点を置かれるべきですが、現実的にその点を評価するのは非常に難しいものがあります。なにせ評価会社も金融持ち株会社の参加であれば自分の兄弟会社を評価するのに定性面がぼろぼろでも他の評価項目で総合的に体裁を整えた評価結果を出す傾向にあっても不思議ではありませんし、独立系評価会社であっても有料の個別ファンド評価を依頼してくる運用会社は最高の顧客であるのでそのクライアントの会社の定性面を表立って低評価するわけにはいきません。そう、本来最も本質的で長期の運用プロセスを維持してゆくのに必要な定性面、つまり人材評価が蔑ろにされているのが現状だったのです。

特にバイサイドといわれる運用会社には定性面が強く求められます。というのも私は過去都市銀行から外資系金融機関へ転職し、約10年余資金債券市場で絶対収益を目標とした業務に携わった経験がありますが、その業務に従事する人間に求められるのは収益のみでした。会社には定性面向上などという目標は一切ありませんでした。ではバイサイドはどうでしょうか。一般的に言われていることですが、優れた運用プロセスと人材を有している運用会社であれば、一時的に市場を下回ることがあったとしても長期的には市場を上回る運用結果が期待できる、とあります。私もこの意見に賛成です。
つまりバイサイドでは人材が要なのです。運用会社に勤務する人間に理論武装は必須で、そういった人的資産を他社より多く確保(向上心への動機付け)、維持(定着率)している運用会社が他社に抜きに出ることは自明の理です。

このような見込み薄の将来像は私を知人経由で知ったエリートネットワークに電話させるには十分でした。いわゆる口コミでしょうか。ネットでも口コミ情報の貴重さがいわれていますが知人ともなればその信頼度は格段に増します。コンサルタントの面談では履歴書などを持参し私の職歴、職務経歴、具体的内容をご説明し今後のキャリアパスについてイメージをお伝えしたところ、現状の人材市場の動向を私の属する業態のみならず金融業界というやや広い観点からの説明を頂きました。また募集企業の人の募集にあたって専門性を重視するものもあれば汎用性を重視するものもあるなど、またシニア限定募集もあるなど、幅広い業種、職種からの可能性を示唆して頂けました。もっとも年齢が上がるにつれて総量は若年層に比べると減るのはやむを得ないことも再確認できました。つまり時間をかけて自分に当てはまりの良い案件を待てば良いという結論になったのです。結果的に時間はかかりましたが、多くの案件を紹介して頂きましたが、最後には私の職務経験、知識、技能を評価して頂け、しかも国際的に評価の高い運用会社を選べて非常に嬉しく思っています。

私は十社以上の人材斡旋会社を知ってはいますが、中には外資系斡旋企業で外国人担当者が歩合目的とも取れるほど見当違いの案件を紹介してきたり、Job Description以上に求人概要を知らなかったりと依頼者個人の事情をまったく勘案せずに商品のように人を動かそうとする会社も多くあります。一方エリートネットワークでは私の依頼内容に沿った案件のみ紹介して頂けたことは、「これが当社の基本方針」とのことだそうですが、信頼するに足りる会社の証左と言えます。

今回多くの案件を紹介して頂きましたが、その過程で判明した同社の特色でもあり優位性を維持できているシステムが、一人のコンサルタントが募集企業と候補者との両方を担当しているという点でした。つまり募集企業側のニーズを詳細に汲み取り、それを候補者に還元して適合度を上げているのです。募集企業の募集要項に現れていない希望人物像のイメージをコンサルタントの方が的確に伝えられるのですから、両者にとってあてはまり具合が良いのは当たり前ですが実践は困難です。おそらくシステム以上にコンサルタントの能力に依存しているところが多いと感じています。半年を越えるお付き合いとなりましたが、こういったことを感じるにつれ、後半は担当コンサルタントの方のもつ募集企業の印象を転職先企業の選定基準としていたといっても過言ではありません。

私も縁あってこちらでお世話になりましたが、思いますのは人材斡旋業界はまだまだ効率的市場ではないので、どの斡旋会社に依頼するかにより果実は大きく異なるということです。以上で私の体験を通して斡旋会社選択の重要性についてお分かり頂けたのではないかと思います。

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