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外資系銀行から、世界最大級のヘッジファンドへの転職

外資系銀行から、世界最大級のヘッジファンドへの転職

No.258
  • 現職

    世界最大級の英国系名門ヘッジファンド
    クライアントサポート職

  • 前職

    外資系銀行  リテール営業

久保 智美 氏 27歳 / 女性

学歴:慶應義塾大学 法学部 政治学科卒業

1.はじめに

私は新卒で外資系銀行のリテール部門に入社し、テラー1年、営業3年を経験しました。昔から海外で働いてみたい、グローバルな仕事がしたいという思いがあったので入社当初から数年働いたら休職制度を利用して海外にいくつもりでした。ただリテール営業はとてもドメスティックなこと、仕事の幅も狭くビジネス全体が見えてこないことから職場環境には恵まれていたけれどもこのまま続けることに疑問を持ったこともあって、海外に行くことを機会に一度会社を辞めて帰国後に転職するという決断をしました。渡米前から、営業で投資信託の販売をしていたことから、運用会社の方々と接する機会もあり、もともと運用業界には興味がありました。

2.転職活動をはじめて

アメリカでは、クロスボーダーのM&AやMBO等のアドバイザリー等行う投資ファームでインターンをしました。グローバルなビジネスを行う面白さ、大変さ両方を垣間見れる面白い経験でした。アメリカ人のプライベートを大事にするライフスタイルも体験出来たので、渡米前から考えていた運用会社と、ライフスタイルを重視するべく、オペレーションでの転職の可能性も探ってみることにしました。当初は投資銀行も考えるつもりでした。帰国の1,2ヶ月前より、就職情報サイトへは数社登録して情報収集はしていました。登録をしているだけで数10社からスカウトのメールが連日届き、興味を持ったところには自分からコンタクトを取るようにしていました。アメリカに直接電話を掛けて来て案件を紹介してくる方もいて、電話面接を受けたりもしましたが、正直、私の性格や希望等を詳しく聞くわけではなく、条件や書類上の経歴だけで仕事を紹介されることには抵抗が残ったのも事実でした。そこで友人より(株)エリートネットワークを紹介してもらい、帰国してすぐにお会いする約束をしました。最初のカウンセリングでは、担当の能登谷さんにお会いしたわけですが、最初に私の履歴書等から色々な質問をし、希望等を聞いて下さった上で現在の転職市況や転職の流れ等についての説明をして下さいました。私の希望は銀行リテールから運用会社という未経験分野へのキャリアチェンジでしたので、他の人材紹介会社では、「年齢的にも難しい。」「外資はそれでは受からない。」と言われ、未経験でも可能性の高い、オペレーション等の職種を勧められたりもしました。それに対し転職カウンセラーの能登谷さんは可能性が多少低くても私の希望や性格を汲み取った上で色々な案件を紹介して下さいました。そしてその時点で、「オペレーションは違うと思いますよ。投資銀行も違いますね。」と理由をつけてはっきりとおっしゃってくれました。自分も迷っていた点だったので、そのアドバイスはとても説得力がありました。他社と比べても、これほど丁寧に転職希望者の話を聞いて紹介をして下さるところはありませんでしたので、信頼できる、と思いました。

3.書類選考から面接、内定まで

書類選考については、希望業界が私にとって未経験分野ではありましたが、それでも書類選考に関して落ちることはあまり無かったと思います。ある程度の情報収集はしていたので、最初はとにかく色々な会社を自分の目で見て、話を聞こう、雰囲気を見てみようという姿勢で面接に行きました。転職カウンセラーの能登谷さんに言われたポイントだけはしっかり抑えて準備した上で面接に臨むようにしてあとは面接でオフィスに入った時、面接官と話した時の自分のインスピレーションを大事にしました。転職活動は会社に「選ばれる」活動ではなくて自分が会社を「選ぶ」活動ですので、自分を作らず自然体で正直に面接に臨みました。興味を持った会社に関しては、それを示す必要がありますから、事前に質問を準備していったり、企業の記事やホームページを一通り読んだりすることは大事だと思います。能登谷さんは事前に面接に行く会社の記事等を都度送って下さったり、社風や雰囲気等まで話して下さったのでとても信頼ができました。面接後はすぐに報告し、フィードバックを受けて次の面接に役立てていました。結局、別の人材会社、自分で出したのも含めて10社ほど面接に行き、内定を5社頂いたのですが、能登谷さんに紹介して頂いた英国系外資系運用会社にミドルオフィスのポジションで転職することになりました。最初の自分の希望通りで、社風なども本当に気に入って面接に伺い一番行きたいな、と思えた会社で且つ、一番ハードルが自分にとっては高いと思っていた会社だったので感謝の気持ちで一杯です。

4.転職活動を終えて

初めての転職活動は帰国して無職の状態でしたので、自分自身を見つめ直し沢山の方にお会いする貴重な機会となりました。もちろん不安もありましたが、いずれ何とかなる、という楽観的な思考を持ちつつ、後悔だけはしないようにできる限りの準備はしていき、就職活動の中で気になることは人材紹介会社の方に教えて頂いたり、友人から情報を得たりしていました。ベストを尽くしても駄目なら、それは自分の非ではなく、縁がないだけ、と思えば気が楽ですし落ち込む必要は無いと思います。今回、未経験分野への転職が実現した大きな要因としてはもちろん好景気というのも大きいとは思いますが、まだまだ日本はポテンシャルを見込んで採用してくれるチャンスが外資、内資問わず多いからだと思います。そして自分の性格を理解し、支えてくれた家族や友人、自分の希望や性格に合った仕事を紹介して下さった転職カウンセラーの能登谷さんのご協力が無ければ実現しなかったと思うので、心より感謝しています。もちろん経験やスキルも重要ですが、企業側もこの人と働きたいかどうか、合うか合わないか、というのは一番に見ていると思うので人間性やコミュニケーション能力、前向きな姿勢は大事だと思います。それと同時に、内定を頂いた企業にお断りする大変さも初めて味わいました。ある意味贅沢かもしれませんが、断られるより、自分にとっては精神的に大変でした。その際にも転職カウンセラーの能登谷さんに電話で相談して、失礼のない断り方を教えて頂いたり、話を聞いてもらったりとお世話になりました。転職活動は自分の可能性を発見したり新しい世界にチャレンジする大きな機会だと思いますので、もしキャリアを変えたい、ステップアップしたいと真剣に考えているのであれば、最後まで自分の希望を諦めないで探し続けることが大事だと思います。皆様のご健闘をお祈りしています。

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