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中途面接における“退職理由の伝え方”

中途面接における“退職理由の伝え方”

No.248
  • 現職

    ヘラクレス上場 夢の街創造委員会株式会社
    法人営業職

  • 前職

    外食産業専門 食品卸売り業
    女性初の総合職

宮前 彩子 氏 27歳 / 女性

学歴:東京農業大学 応用生物科学部 醸造科学科 卒

「働く環境を変えたい」
これがまず一番初めに思った転職の動機です。私は、新卒で入社し、五年間外食産業専門の食品卸で酒類や食品の仕入の仕事を担当していました。職場の環境は完全にマンネリ化していて、居眠りをする上司、電話には出ようとしない先輩、それを誰も注意をしないなど、挙げていったらきりがないくらい沢山の事例がある環境で尊敬できる上司も、目標とする先輩もいませんでした。そして、何よりも嫌だったことは、仕事を頑張ろうと、頑張らなかろうと評価が何一つ変わらず、こんな職場環境で働く為に毎朝四時半に起きて、片道二時間をかけて通勤する価値はないと思うようになりました。私にとって仕事をすることは生きることと同じだと思っているので、目標を立てて、しっかりと取り組んでいきたいと思っていますので、この環境に呑みこまれて、自分自身がマンネリ化していくことは絶対に避けたかったのです。ただ、こんな環境の中でも五年間仕事を続けてきたのは、毎日好きなお酒や食品に携わることができたことと、商品知識を身につけてその道のプロフェッショナルになりたいという強い意志があったからだと思いますが、年が明けた頃から、その気持ちよりも、辞めたい気持ちが勝るようになり転職を決意しました。

私自身は、長く働いていきたいと思っていたので正社員で転職したいと思っていました。ネットで「正社員 転職」と検索をしていたところ、(株)エリートネットワークさんに出会うことができました。転職体験記を見ると、皆様、高いキャリアをお持ちの方ばかりで、私のようなキャリアは、幼稚だなぁ、紹介してもらえないだろうなぁと深いため息をついたように記憶しています。だけど、とにかく動かなくては始まらないと思い登録させて頂きました。すると数日後にカウンセラーの岩川さんからお電話を頂きすぐにカウンセリングの日程が決まりました。何かこの時に、直感で道が開けたように感じました。

担当カウンセラーの岩川さんとの面談におきましては、次も食品業界で働きたいと伝えました。私は総合職で入社し、もともと営業が希望だったこともあり、営業職にチャレンジをしたい旨も伝えたところ、すぐに二社紹介して頂き、面接を受けることになりました。今思えば、よくあのような拙い内容の履歴書と職務経歴書でカウンセリングして頂くことができたなと思います。これも、カウンセラーの岩川さんのお陰だと思います。食品メーカーとの初めての面接の前にもう一度、岩川さんにお時間をとって頂き、一次面接に向けての注意事項や心構えを教えて頂き、自分なりの企業研究と、質問に対する答えを用意してから一次面接に臨みました。

以前にいわゆる転職に関するマニュアル本を読んだことがあり、面接において、後ろ向きな発言はよくない、悪口はダメといったことが書かれていたのを思い出しました。私は退職理由がマンネリ化した職場環境を変えたいということで、具体的な事例を話して、それが、会社の悪口を言っているように受け取られないか心配していましたが、岩川さんからは、正直に話していいと思うよとアドバイスを頂き、ありのままを伝えてダメなら縁がなかったのだと受け止めようと思いました。初めての面接では、とにかく明るく元気に話すことを心がけました。やはり一番深く聞かれたことは、何故、営業がやりたいのかということでした。この時の私は、普段から念頭にあった自分の食材や酒類の豊富な知識を生かしたいということばかりを一方的に話していて、後になって思い返すと、何のアピールにもなっていなかったと思います。

一次面接の結果は、営業ではなくて、他の職種でどうでしょうかという返事を頂きました。その際も、カウンセラーの岩川さんにはその会社の工場見学の日取りまで設定して頂き、何かと助けて頂きました。と、同時進行で、二社目の一次面接も受けました。自分では一社目の一次面接が通過したので内心、面接は前回同様、明るく元気に話ができれば大丈夫と思っていました。しかし、結果は営業の即戦力ではないから不合格でした。仕方のないことでしたが、即戦力ではないという言葉がすごくひっかかるようになり、年齢も第二新卒から離れているし、未経験で別の食品関係の営業をすることは不可能かもしれないという絶望感と、やはり私のようなキャリアでは転職できないかもしれないと焦っていましたし、他のことでも悪いことが重なりこの時期は大袈裟ではありますが、社会から必要とされていないような気さえして精神的に落ち込んでいました。また、一旦、退職をしてから転職活動を再開しようかとも考えるようになりました。

しかし、くよくよしても仕方がないし、自分が行動を起こさなければ現状を打破することはできないと思い、もう一度、自己分析や、退職理由、どうして営業がしたいのかを深く考え直してみました。もちろん、職務経歴書も具体的なエピソードを書き、そこから得たことや自分自身の仕事への取り組み姿勢をまとめてみたりもしました。そうしていくうちに、自分が何をしたいかが明確になってきました。それは、“仕事を一生懸命やりたい!”ということでした。それが、興味のある分野だったら尚更嬉しいけれど、まずは、一生懸命働くことに集中できる会社がいいなと思うようになりました。

そして、岩川さんに再度カウンセリングをして頂き、新たに企業を紹介して頂きました。その時も、岩川さんは食品に携わりたいという私の気持ちを汲んで下さり、関連のある企業を紹介して頂きました。説明をして頂いたのですが、あまりイメージが湧かず、正直なところ、かなりハードルが高いイメージしかありませんでした。それから毎日ホームページを見たり、サービスを利用したり、企業研究を深くしていくうちに、どうしてもその企業に入りたいと強く思うようになりまして、面接を受けたい旨をカウンセラーの岩川さんに伝え一次面接の日取りが決まりました。一次面接はやや緊張していましたが、話はじめたら落ち着いてきて、自分がどうしても御社のような環境で働きたいということを具体的なエピソードを交えて話をしました。とにかく、悔いが残らないように自分の思いは素直に全て話しました。結果、二次面接に進むことができました。社長様との面接ではかなり緊張していました。その時には、具体的に入社をしたらこんなことがしたいということを話ました。自分が思っていることを素直に話はできましたが、なんとなくダメかなぁと不安に思っていましたが、幸いなことにその場で内定を頂くことができて、一瞬、何が起きたか分からなくなりました。その後に職場内を案内して頂き、簡単な自己紹介をして帰宅しました。帰り道に、すぐにカウンセラーの岩川さんへ連絡を入れた時は、この上ない喜びでいっぱいでした。

転職活動を振り返ってみて、苦しい時期もありましたが、絶対にあきらめないという強い意志を持つことで、自分自身のモチベーションもあがったと思いますし、内定を勝ち取ったことで自分の自信にもつながりました。また、転職活動をすることによって、自分がどういう人間なのかを深く考えることができた機会だったようにも思います。

(株)エリートネットワーク様に出会ったことで、私は本当に本当に働きたいと思える企業に巡り合うことができて感謝申し上げます。カウンセラーの岩川さんには大変お世話になりまして、ありがとうございました。これか(株)エリートネットワーク様に登録され転職をされる方々が、最高の結果になりますよう心よりお祈り申しあげます。

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