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金融業界未経験で、国内最大手証券会社へ

金融業界未経験で、国内最大手証券会社へ

No.234
  • 現職

    野村證券株式会社 金融経済研究所
    企業調査アナリスト・アシスタント

  • 前職

    大手放送業 総務部 IR局

伊佐木 良子 氏 35歳 / 女性

学歴:関西外国語大学 外国語学部 英米語学科 卒
(TOEIC 965点)

私の転職経験談が皆様のお役に立つかどうかは不明です。というのは、私自身のプロファイルが少し変わっているからです。30代半ばで2児の母親、しかも日本国内での正社員としての履歴は1年少々だからです。私は大学を卒業後、英語力を活かし日本語教師としてアメリカで4年ほど教育に携わっていました。その後、台湾で2年半ほど中国語を学んだ後、日・英・中の翻訳 兼 通訳として働く就職先も決まっていたのですが、前職が日本語教師だったため、台湾当局からの就業ビザがおりず、泣く泣く日本に帰国したのが2001年の冬でした。

外資系製造業の生産管理部門で正社員として働き、1年が過ぎようとしていた頃、帰国後2ヵ月ほど派遣として働いた大手メディア企業のIR部長から、戻って来てほしいと打診を頂きました。外資系企業でも評価を頂き、それなりに楽しく働いていたのですが、職務内容としてはIRの方に、より魅力を感じていました。お話を頂いた時に、責任のある仕事をしたかった私は、職務範囲を拡げてもらうこと、給与を現状維持かアップしてもらうことなどを交渉し、派遣社員としては破格の扱いでIR部へ戻ったのが2002年の春でした。その後、第1子を妊娠した時、派遣法が改正される前の当時としては珍しく産休・育児休暇を4ヶ月ほど頂戴した上で復帰し、2006年には4年を過ぎようとしていました。

実は2004年の冬に、当時の上司の計らいで正社員登用への話がありました。しかし大企業であるがゆえに、いろいろな制限があり、遅々として話が進まないまま日々が過ぎていきました。そのうちに社内人事異動で上司が替わり、ほぼ同時に私の第2子妊娠が発覚。そして当然のことながら正社員登用の話は凍結となりました。

無事に2人目を出産したものの、4月生まれのため、公立の保育園には入園できず、民間の保育園探しに奔走。ようやく2006年12月に入園できる目処がつき、復帰の旨を伝えた時、破格の扱いだった給与も20%カット、2007年4月以降の派遣契約も更新しないという派遣先企業の決断が待っていました。派遣社員は派遣先を自由に選べるものではありません。しかし、私は派遣先のIR業務をしたくて正社員をやめたのですから、ショックを受けたのは言うまでもありません。でも文句を言っても仕方がありません。その時に、会社の事情で簡単に契約内容を変更される派遣ではなく、やっぱり正社員での仕事を探そうと、転職を決断したのです。

英語力に多少の自信があった私は、英語を使って同じような仕事をしたいと「外資系企業・IR・金融」をキーワードに転職活動を始めました。(株)エリートネットワークを含め3社の転職紹介会社を訪れましたが、覚悟していた通り「高齢、2児の母親、おまけに正社員暦が短い」という事で、転職会社のカウンセリングへ行くと「難しいですね。今のところご紹介できる企業はないのですが、何か適職が見つかり次第連絡します。」との回答でした。そんな中、(株)エリートネットワークの担当カウンセラーの方は「大丈夫です。」と力強く答えて下さり、いくつか紹介して下さいました。自分でも市場価値は低めだと分かっている中で、最初の面接をパスした時は、とても嬉しく感じました。

外資系と日系の金融をご紹介頂き、各社ともに最終段階まで面接が進んだこと、各社ともから良いお返事を頂けた事は、やはり(株)エリートネットワークのご担当の方が、転職活動中の私という人材と、転職先企業の風土をそれぞれよく理解し、上手にマッチングできるシステムにあるのではないかと勝手に分析しています。違う職種でありながら、どちらの企業にも魅力を感じ、最後まで悩み続けている私の話を、忙しい中30分以上も電話でじっくりと聞いて下さったり、各企業について分かり得る限りの正確な情報を教えて下さったカウンセラーの方には、頭が下がるばかりです。

結果として、第1希望の外資系の壁は厚かったものの、日系の大手証券会社に就職することができました。諸条件を考慮すると、簡単に就職できる状況・立場ではなかったので、採用して頂いた会社に、これから精一杯貢献することが、私の使命だと思っています。前職のIR経験が少しは活かせるアナリスト・アシスタントという職種ではあるものの、外務員資格という証券会社では最低限の資格でさえ持ち合わせておらず、基本的にはゼロからのスタートです。新卒社員の5倍努力しても間に合わないかもしれません。しかし、遅咲きでも構わないので大輪の花になれるよう、自己研鑽に励むつもりです。

私のように、止むを得ず転職をしなければいけない人でも、(株)エリートネットワークの担当者は一緒に人物像を掘り下げ、適職を探してくれます。私の場合は、派遣社員から正社員だったので、給与・福利厚生なども含め、あらゆる条件が改善されました。今となっては、契約を更新しないと三行半を突きつけられたことも、逆に良かったと思えるぐらいです。

もし転職を迷っている人がいたら、ぜひ(株)エリートネットワークの門を叩いてみて下さい。行動を起こさないで後悔するよりも、行動を起こして新しい可能性を探るほうがポジティブだと思います。きっと私のように、新しい職場で心機一転スッキリとした気分で働けると思います。

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