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SIerから、社内SEへ 〜第二新卒の転職〜

SIerから、社内SEへ 〜第二新卒の転職〜

No.210
  • 現職

    モバイル&インターネットコンテンツプロバイダー
    社内システム運用担当

  • 前職

    派遣が中心のSIer企業
    ネットワーク保守・運用担当

大久保 優太 氏 26歳 / 男性

学歴:地方私立大学 情報文化学部卒

最初に

私は、大学卒業後すぐに新卒入社したわけではなく、約1年のブランクを経て就職しました。また、大学も退学後、復学しており、年齢の割には職歴が短いです。不利な条件ではありましたが、実際に転職することは可能でしたので、皆様の参考にして頂ければ幸いです。

転職の経緯

私は大学卒業後、IT業界でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。当初はやりたい仕事がはっきりしていたわけではなかったので、実務経験を積みながら可能性を広げていくつもりでした。仕事を続けていく中で自分のやりたい仕事が徐々にはっきりと絞り込まれてきました。そのためには転職するのが最良の手段であると考え転職を決意しました。

転職理由

将来への不安と現状の仕事内容への不満、並びに、年齢面では第2新卒扱いとなることが転職を考えた大きな理由です。仕事内容はサーバーの保守業務を行っていました。私はネットワークエンジニアとして採用され、当初はインフラ周りの仕事ができるものだと期待していましたが、実際の業務はサーバーの保守であり、ネットワークやインフラに関係した業務内容ではありませんでした。将来的にはサーバー、ネットワークの構築・設計業務に携わりたいと思い、そのためにはキャリアアップする必要がありました。私の勤務形態は他社へ出向し働いており、数ヶ月、数年単位で現場が変わっていくという流れが一般的な形でした。会社が運用・保守業務をメインで行っていたため、ネットワークやインフラの設計・構築業務に就ける人間はほとんどいませんでした。

そのため、将来的にも、自分の希望する仕事ができないのではないかという疑問が生じ、閉塞感と不安から転職を考えました。また、保守業務の性格上、トラブル対応が中心となるためトラブルが起きない平常時は仕事がなく常に受身の状況であり、得られる知識、積める経験も限られたものでした。さらに、人数の少ない体制で24時間対応のシフトを組んでいたので、精神的・肉体的に長時間拘束されていました。このような仕事内容、環境を変えたいというのも転職を考えた理由です。

転職活動を振り返って

転職活動を行うに当たり、まずは人材紹介会社を利用しようと決めていました。客観的な第三者の意見を聞くことにより、留まるべきか転職すべきかの判断の参考材料になると思ったからです。大手の人材紹介会社、IT専門の人材紹介会社、(株)エリートネットワーク様を利用していましたが、最終的には(株)エリートネットワーク様を通して内定を頂くことができました。カウンセリング時に非常に丁寧にこちらの意見を聞いて下さったこと、親身になって下さったこと、そして面接対策等の充実したサポート体制が整っていたからこそ、内定を得ることができたと思っています。初めてのカウンセリング時には、転職に対して漠然としたイメージしか湧いていませんでした。また、精神面でもエージェントに頼り切ってしまっていた部分があり、実際に選考が始まった時に思うような結果が出なかった時期がありました。

自分のための転職活動であり、今後の人生に関わってくる重要なことであることを再認識したうえで、面接対策の目的で何度かカウンセリングの機会を設けて頂き、仕切り直しを行いました。実際に企業との面接が終わった後は面接内容を(株)エリートネットワーク様へフィードバックを行い、反省点をノートに残すなどして次のステップへと活かせるよう心掛けました。選考が進んでいく中で自分のやりたいことがよりはっきりしてきたこともあり、仕切り直し後はスムーズに選考が進みました。一旦内定を頂いた後は自信がついたせいか、他社の面接でも余裕が出来たように感じました。短い職務経歴にも拘わらず、最終的には1社から内定を頂きました。面接時に今までの実務での経験が評価されたことは、非常に嬉しく思います。
初めての転職活動で戸惑うことが多かったのですが、(株)エリートネットワーク様には適切なサポートをして頂き非常に助かりました。無事に内定を頂くことができ、転職に踏み切ったことは間違いではないと思っています。内定を頂いた後の待遇や条件面の交渉等も行って頂き、希望通りの結果が得られたことには、非常に感謝しております。

最後に

初めての転職活動でしたが、学ぶことが多くたいへん良い経験ができたと思っています。私は、エージェントの方に頼り切ってしまっていた部分があり、反省すべきことがいくつかありました。転職は自分のために行うものであるということを忘れかけてしまっていました。何かを変えようすることは相応の努力、時間が必要であり楽なことではありません。自分自身が目的に向かって意識を高めていく必要があることを今回の転職活動を通して改めて実感しました。自分の職業人生に新たな発見が出来たと思っています。今回の転職活動から得た貴重な教訓は、転職後の生活に活かすことができるものだと確信しています。
新卒入社後3年以内で離職する人が後を絶たないという実情を考えると、多くの人が自らの職業に疑問、不安を抱えていると思います。20代の方で今の仕事に悩んでいらっしゃる方は、一度、エージェントに相談してみるのをお薦めします。第3者のカウンセラーから客観的立場で意見を伺えることは非常に有意義だと思います。そこから新しいものが見えてくるかもしれません。
たいへんお世話になり、ありがとうございました。

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