本日現在:1289 転職体験記
No.20

ロジスティクスを極めたい!語学留学後の転職活動

前職
一部上場 物流企業
現職
株式会社ブリヂストン
藤原  博 氏 / 33歳

入社9年目での退職〜イギリス語学留学〜就職活動・・・(株)エリートネットワークさんの強力なバックアップのおかげで、(株)ブリヂストンより内定を頂くことができました。このたび、転職をお考えの方々に少しでもお役に立てればと思い、これまでの体験を纏める機会に恵まれました。





●退職を決意するまで



大学卒業後に歴史のある一部上場の物流企業に就職し、国際航空貨物輸出部門で8年9ヶ月間お世話になりました。米系コンピュータ製造企業など主に大手企業の担当になり、この間、業務支援のためお客様の物流子会社に派遣されたり、また、ドイツでの駐在業務も経験しました。他の社員ではなかなか得難い貴重な経験を積むことができ、いまでも感謝の気持ちで一杯です。



ところが、ある時期を境に転職を考えるようになりました。実際に意識し始めたのはドイツから帰国してからのことです。お客様との対話を通じて、物流をもっと総合的に見てみたい、ロジスティクスにさらに突っ込んだ形で携わりたい… “お前の言っていることは俺たちだってできるはず” 上司に退職の意を伝えた時こう言われました。確かに輸送はロジスティクスを考える上で大きなウエイトを占めており、実際の輸送のみならず物流業者や物流コンサルタントの立場からお客様への提案営業という形でも参加できるでしょう。しかし、ロジスティクスは本来、購買・生産管理・営業・マーケティングなど、企業内の各部門が密接に関わり合って初めて成り立つもの。その構築と運営はやはり物流部門を軸に製造業者自らがイニシアティブを発揮しなくてはなりません。物流業者にとって製造業者はお客様である以上、深く関わるにはどうしても限界があります。この考えは、貿易実務検定試験B級の勉強を進めるうちにより確かなものになりました。



実は、退職理由はこれだけではありませんでした。スピード感の欠如、硬直した組織、逆三角形型となってしまった年齢構成ピラミッドの中で、常に頭の上に大きな重い石が載せられているという感じがあったのも事実です。



当初の予定であれば、貿易実務検定が合格した時点ですぐに転職活動に踏み切る予定でしたが、その前に自分を見つめなおしてみました。“自分を労働力という商品に置き換えたとき、本当に売れる商品なのか?”それなりのキャリアを積み資格検定試験にも合格しました。TOEICの点数も退職時に750点くらいありました。しかし、ドイツ駐在時に英語での交渉力の物足りなさを痛感したこと、これからのホワイトカラ−にとって、語学はやはり必要条件…加えて、“好きこそものの上手なれ” 転職活動を本格的に行う前に渡英することを決意しました。21世紀も目前の平成12年9月、32歳4ヶ月の時です。



私の場合、辞表提出から退職まで3ヶ月間ありました。次の就職先が決まっていなかったこともありかなり余裕のある引継期間でしたが、今まで様々なチャンスを与え育ててくれた会社にできるだけ迷惑をかけたくなかったため、というのが大きな理由です。この間、一心不乱に働きました。

●イギリス語学留学



すでに年齢的には中途採用社員としての旬を過ぎていることは自分でも重々承知しておりました。遅れれば遅れるほど転職活動が厳しくなる。しかし、今後を考えた時、仮に定年を60歳としても私の社会人としての時間はまだ25年以上もあるのです。大きなリスクと犠牲になるもの(たとえば、ハローワークから支給される雇用保険)があることをすべて承知の上での決断でした。昨年2月、口蹄疫騒動が勃発したばかりのイギリスでの留学生活が始まりました。イギリスを留学先として選んだのは、私の弱点である会話能力が生まれつき高いヨーロッパからの生徒が多く学んでいるので、彼らとのディスカッションを通して弱点を克服できるのではと考えたからです。



留学にあたりいくつかの目標を掲げました。1)すべて自費で賄う 2)成果はどうであれ年末には必ず帰国する 3)TOEICの点数を少なくとも100点アップさせる 4)英語でビジネスを勉強する。結果として、これらをすべて達成しただけでなく予想以上に素晴らしいものになりました。外国に住んで語学を勉強することはその国の生活習慣や文化を学ぶことに繋がり、彼らの考え方や価値観を少しずつ理解できるようになります。私は、日本人の価値観だけでなく様々な国のそれを理解することが真の国際化と考えます。おそらく世界で最も成熟した社会を築き上げたヨーロッパに位置するドイツ・イギリス両国での滞在を通じて物事を別の視点から捉えられるようになり、人生観、そして職業観にも大きな影響を受けることになりました。



恐らく、この体験記を読んで下さっている方々の中にも留学をお考えの方がいらっしゃると思います。精神的・経済的に自立心と自律心をお持ちで、目的意識がはっきりとしていて自己責任を取れる方であれば、実行してみる価値は大いにあると思います。ここでは勉強方法など細かいことは省略させていただきますが、語学を比較的早く習得される方の特徴として1)言語に拘らず言葉を大切にされている方 2)コミュニケーション能力の高い方 3)継続性のある方などが挙げられるでしょう。





●就職活動の第一歩



昨年末に予定通り帰国、正月休み明けより就職活動が始まりました。まず初めに、自分がどのようなタイプの人間かを改めて考えなおしてみました。 “野球に例えるなら、私はクリーンアップを打てる器ではない。むしろ攻撃力より守備力重視のタイプ(実際に中学時代は7番セカンドでした)” 守備重視というと受身の人間と思われるかもしれません。しかし、サッカーでも野球でも企業活動でも、ディフェンス力の弱いチームは競り合いに勝てません。ヒット性の打球をダイビングして捕殺するように、積極的な守備でチームの危機を救うことも結構あると思います。私はむしろ“縁の下の力持ち”的要素の強い業務に魅力を感じます。



次に、会社選びのポイントを纏めてみました。 

1)今まで積み重ねたキャリアを活かすことができる部門、あるいは関心のある部門(ロジスティクス、生産管理、物流、輸出入など)で募集をおこなっている企業。

2)環境・自然・健康問題に積極的に取り組んでいる企業

3)製品やサービスに誇りの持てる企業

1)については退職理由や自己分析の結果に因るもの。ロジスティクスと言うと格好良く聞こえますが、実際には地味な分野です。しかし、リコール回収などの突発的な問題発生時や有事にはその重要性は一気に上昇します。阪神淡路大震災の時、いかに救援物資輸送が大変だったかを思い起こしていただければご理解いただけるでしょう。2)については通算約2年にわたるヨーロッパでの体験に基づくものです。これらの問題に対する意識が日本より高いことは日常生活にも企業活動にも如実に表れています。3)は、やはり自社のサービスや製品に誇りが持てないと自信を持って業務に携わることができません。



そして、就職活動に必要な書類の作成、具体的には和文履歴書・英文履歴書(米語でResume、英語でCurriculum Vitae)・職務経歴書です。この中で最も大切なのはやはり職務経歴書。 納得のいくものができるまで10回以上作り直したと思います。内容のみならずレイアウトにも気を配りました。パソコンのスキルをチェックされるだろうと考えたからです。最後に英文履歴書に挑戦。語学力をアピールするのに有効だと思います。これは和文履歴書と職務経歴書をひとつに纏めたものとお考えいただければ間違いありません。大きな注意点は、職歴については年代の若い順に記載していくこと。学位や資格の英語表記がわからなければ出身校や試験運営団体に問い合わせると教えてくれます。

●(株)エリートネットワークさんとの出会い



この時点で応募する準備が整いました。情報源としては1)ハローワーク 2)新聞広告 3)いわゆる“コネ” 4)興味のある企業のホームページを根気よく検索 5)人材紹介会社経由などが挙げられるでしょう。最初の頃は1)、2)も精力的におこなっておりましたが、残念ながら私にとって魅力のあるものや条件に見合うものはほとんどなく、3)もありません。残る手段は4)か5)になりますが、雇用のミスマッチを防ぐには企業の内部事情にも詳しい人材紹介会社経由がもっとも有効な手段だと思い、インターネットの検索エンジンで調べてみたところエリートネットワークさんのホームページに偶然ヒットしたのです。既にお気づきのことと思いますが、他の人材紹介会社に比べてホームページの充実度が高い。迷わず申し込みました。



1月28日に行われたカウンセラーの松井さんによる1対1の面談は内容の濃い、とても充実したものでした。3時間以上にも及びましたが、気持ちが切れることなく緊張感が最後まで続きました。このカウンセリングを通して自分の考え方や希望を最終的に確認することができ、カウンセラーの松井さんからのご助言を得ながら今後の方針を立てることができたのは大きな収穫でした。それと同時に“前の会社ではまだ若手かもしれませんが、他の企業ではもう若手ではありませんよ”との言葉に、自分の置かれている立場が想像以上に厳しいという現実も知らされました。さらに、“明日のことなど誰もわからないから、努力するのではないのですか!”と、不安から生ずる弱気の虫をズバリ指摘されました。しかし、このような状況では生半可に優しい言葉を掛けられるより現実をありのままに教えていただくほうが遥かにありがたく、却って気持ちが奮い立ちました。“エリートネットワークさんに賭けてみよう…”。帰りの中央線の車中で気持ちは既に固まっていました。

●いざ出陣、失敗、そして“サクラサク”



カウンセリングの後、応募した企業についての研究が始まりました。主にホームページを見たり、製品を実際に購入したり、また、新聞や経済誌などもまめにチェックしました。自費で展示場や地方の工場を訪れたりもしました。社長が執筆された本を読むこともその会社を知る有効な方法です。会社四季報も参考になります。決算報告書(annual report)や中間報告書(interim report)はかなり役に立ちました。これらはホームページのIR情報(株主情報)のページから簡単にダウンロードできます。これまでの活動報告や今後の方針、新製品の情報などがコンサイスに纏められており、さらに財務諸表(B/S P/L C/F)も含まれています。紹介された企業の経営状況についてはまず心配ないと思われますが、財務諸表を一度見ておくとその企業の特徴や現状が良くわかります。書類選考の結果を待っている間も、定期的に担当のカウンセラーの松井さんよりご連絡を頂き、その都度進捗状況などを詳しく教えて頂きましたので、必要以上に不安になることはありませんでした。



さて、カウンセリングより約半月後、ある外資系企業の書類審査にパスし、面接に進むことができました。今回の就職活動で最初の面接です。企業研究はバッチリ、いざ出陣!しかし結果は不合格でした。自分自身でも余計な力が入りすぎて空回りしていたのはよくわかっていました。ここで大切なのは反省しなければならないところはきちんとしておくこと。カウンセラーの松井さんは、なぜ私が駄目だったかを応募先の企業から聞きそれをフィードバックしてくれました。”It is no use crying over spilt milk(覆水盆に返らず)“。あとは気持ちを切り替えるのみです。この企業は希望の就職先の一つでしたので残念な結果となりましたが、今から思えば、この初期段階での失敗がいい薬になったと思います。成功よりも失敗から学ぶことは多い…しかし、最終段階での失敗は致命傷です。その後、教訓は間違いなく活かされ、また、面接を重ねていくうちに力みも次第に消えていきました。恐らく、言葉遣い・人の話を聞く態度など、総合的に判断されていたと思います。質問に対する私の返答に面接官の方が”ほほぅ…“と感心してくださったとき、”よっしゃ、いけるぞ!“と思わず心の中で叫んでおりました。

面接は主に、職務経歴書の内容に沿った形で行われますので記載内容を覚えておくのは言うまでもありませんが、各社より共通して聞かれた質問はおおよそ次のとおりでした。

*職務経歴書に既に記載されてありますが、今までしてきた仕事内容についてもう一度順を追って説明してください。

*なぜ転職を決意されたのですが?

*従来の業務を改善したことはありますか?

*新しい企画・プロジェクトなどを立ち上げたことはありますか?

*仕事をしていく上で最も大切なこと、あなたのモットーは何ですか?

*部下は何人いらっしゃいましたか?

面接は通常一次と2次、そのうち少なくとも一度は必ず、入社後に配属される部門の管理職クラスの方が同席されました。具体的な業務の内容につきましてはそのときに質問できますので、あらかじめ考えておくとよいでしょう。



就職活動期間中の過ごし方ですが、書類審査から1次面接、さらに2次面接までそれぞれ10日から2週間程度間が空きました。私は、これは絶好のチャンスと、勉強する時間に充てました。具体的には、英語の個人レッスンを週2回ペースで受け、主に外資系企業、特にアメリカ系企業の英語による面接の対策も行いました(実際には一度もありませんでしたが)。ロジスティクス関連の本も3冊ほど読み、面接に役立てることができました。お恥ずかしいのですが、上述の財務諸表の読み方について詳しく勉強をしたのは、実は今回が初めてです。また、かつてないほど読書もしました。おかげで充実した時を過ごすことができました。少し気が滅入りそうになったときは水泳をしたりサイクリングをしたりしてストレスを発散。また、大学時代の友人や語学学校のクラスメートに久しぶりに再開、一緒に食事したこともよい気分転換となり、同時に改めて友人の有難味を実感しました。面接の際、暗い顔・疲れた顔は禁物です。



3月半ば、就職活動もいよいよ最終段階に入りました。この時点でブリヂストンさんを含めて3社に絞りました。しかし、業種の違いこそあれ、いずれも甲乙の付けがたい、知れば知るほど魅力的な企業でした。入社後に就く業務についても魅力的で不満は特にありませんでした。3社とも最終面接を終えた段階で悩みに悩みました。 最終的にブリヂストンさんにお世話になりたいと考えた理由としては、業務内容が最も魅力的だったこと、そして、海外赴任の可能性が最も高いという点でした。もう一度海外で実力を試してみたいという気持ちはあります。そして、幸運にも内定を頂くことができました。

●おわりに



今の心境はとても複雑です。確かに内定を頂いたことについては本当に嬉しいのですが、現在のように雇用状況の厳しい中、高く評価くださった企業に入社辞退を申し出るのは本当につらい、申し訳ないと思います。これからはいち消費者の立場で応援させていただく所存です。



さて、今回なぜ内定を頂くことができたのか?自分なりに考えてみると、過去のキャリアよりも、大きなリスクを負ってまで自己投資して海外に留学、そして結果を出して帰国したことが認められたのだと思います。まさに”No pain no gain”。 しかし、もし決断が遅れていたら…ブリヂストンさんの1次面接の時に集まった他の候補者の顔ぶれを見て、“この中で自分が一番年上だな”とすぐに気づきました。間違いなく再就職の芽は小さくなっていたでしょう。現時点では敢えて転職に成功したと断言はできません。本当の意味で“成功した、失敗した”と言えるのは、入社して5年、10年と働いた後のことと思います。相撲でいえばやっと幕内の土俵に上がれた状況でしょうか。今回の判断が吉と出るか凶と出るかは今後の自分の努力次第。やりたいこと、勉強したいことがたくさんあります。自分のできる範囲内でこれからも自己啓発に努めたいと思います。



そして、何といっても(株)エリートネットワークさんの強力なサポートがなければここまで来ることはできませんでした。実は、別の人材紹介会社にも登録していたのですがその実力差は歴然、早い段階でその会社を通じての活動に事実上ピリオドを打ちました。人材紹介会社を通しての就職活動で最も大切なこと、それは本当に信頼できるカウンセラーを見つけることだと思います。この点で(株)エリートネットワークさんにめぐり合うことができ、私は本当に幸運だったと思います。まさにオーダーメイド感覚。さらに、会社全体で支えてくれているという安心感。私の担当のカウンセラーの松井さんがご不在の時も、横関さんや杉本さんがバックアップしてくれましたのでまったく心配はありませんでした。



最後に、(株)エリートネットワークの皆様をはじめとして、就職活動を支えてくださった方々にこの場をお借りして、心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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