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40代、転職回数多数のハンデを強みに変えるには・・・

40代、転職回数多数のハンデを強みに変えるには・・・

No.178
  • 現職

    上場している 
    インターネット関連技術サービス会社
    総務・人事部 次長

  • 前職

    複合型書店 人事課長

出口 忠男 氏 46歳 / 男性

学歴:日本大学 法学部 卒

1.今までの職業

私は大学を卒業後、就職してから現在46歳になるまで何度か転職をしました。最初の就職先はゲーム会社でした。この会社では株式未公開企業から公開企業へと変革する過程を経理部門の立場から経験することが出来ました。家庭の事情により、6年程在籍した後、株式公開を予定している薬品会社に20歳代最後の年に転職しました。この薬品会社で初めて総務・人事の仕事に就き、マネージメント業務も経験しました。6年程経ち、以前いたゲーム業界で仕事をしないかと持ち掛けられました。30歳代半ばであり、もっと躍動感のある業界で仕事をしたいと思っていただけに、その話に乗り薬品会社を退職しました。復帰したゲーム業界ですが、最初の就職先とは違うゲーム会社でした。その会社で開発したゲームがヒットし、売上げが増え、株式未公開企業から公開企業へと変化するプロセスを、今度は総務・人事の立場からマネージメントする業務を経験し、達成感のある仕事が出来ました。しかし株式公開後、ヒット作に恵まれず、売上低迷となり、事業所の縮小・撤退。6年程在籍しましたが、自分としても転職せざるを得ない状況になりました。40歳代になり、今度は会社を立ち上げて間もない、ほとんどゼロからに近い会社で、総務・人事部門の骨子を作り、軌道に乗せていく仕事をしたいと思い、IT会社に転職しました。しかし、不安定な経営が続き、事業の縮小・人員の整理をしました。在籍は1年程でした。(その後、そのIT会社は民事再生手続きをしています。)そんなIT会社にいたので、日々売上げが安定している小売業を営む複合型書店で総務、人事部門のマネージメント業務に就き、4年程在籍していました。

2.今回の転職を考えるきっかけ

複合型書店で1年程前に経営トップが若返り、経営や人事の進め方が変わり、ベテラン社員に動揺が走りました。人事の責任者として、その動揺を減らし、社員のモチベーションを上げようと努めてきたのですが、なかなか上がりません。私自身、途中で業務を投げ出すのは忸怩たるものがありますが、トップの人間性に疑問を抱くようになり、転職せざるを得ませんでした。しかし、今まで幾度となく転職をしてきた自分ではありましたが、46歳であり、年齢が上がれば上がるほど、転職先が求める条件は厳しくなり、今まで以上に深く転職活動の対策を立てました。私の経験や志向性を振り返り、自分の強み・弱みを整理しました。転職先候補としては、将来性があり、ベンチャースピリットがあり、会社を整備していく状況にあり、出来ればIT関連業界で、社員を大事に考え、社員と経営者が一体感を持てる会社づくりを総務・人事の立場で行っていきたい。こんな目標を実現出来る企業で仕事をしたいと考えました。

3.(株)エリートネットワークとの出会い

40歳代半ばの転職は、まず「人材バンク」に登録することでした。紹介企業を持ち、その企業と登録者との最適な選択をして頂けるのは人材バンクしかありません。人材バンクの選定基準は、『日経新聞』に掲載し「正社員専門」に特化していることでした。それが「(株)エリートネットワーク」でした。そして、ホームページにアクセスしますと、実績を示す紹介企業のリストがありました。私が仕事をしたいと考えている、将来性があるベンチャー企業や株式公開を予定している企業、新興市場に上場している企業等が数多くありました。早速、Webにて登録をし、昨年11月30日カウンセラー安藤様のカウンセリングを受けました。職種は総務・人事業務ですから、年度初めである4月1日入社を目標にし、転職活動を開始しました。しかし、12月・1月は年末年始で企業の採用が活発な時期ではなく、転職活動もほとんど出来ず状態でした。そこで、2月を勝負月とし、積極的な転職活動をしました。何社かご紹介を頂きましたが、半分程度書類選考で落ちました。書類選考で落ちた企業は、応募年齢の制限があったのですが、無理を承知で応募した企業がほとんどでした。面接まで進めた企業は3社でした。そのうち最初に面接を受けた企業は、一次面接で落ちてしまいました。一次面接で落ちた原因は、私の発言が消極的で、会社にとって採用してもプラスに作用しないと判断されたことだと思います。この企業に落ちたことで、反省ができ、良い機会を得ました。応募する際「応募する側の論理」で考えるのが当然ですが、40歳代でマネージメントをする立場で応募するならば、「採用する側の論理」で考えていかなければ採用されないでしょう。増してや自分は「採用のプロ」ですから、採用されるための対策を立て、カウンセラーの安藤様をコーチに、時には企業との交渉役として私のエージェントとして活躍して頂きました。面接を受けるという受動的な立場でありながらも、面接官となる方の職歴・学校歴・出身地まで調べ、面接官との信頼関係を築きながら、逆にインタビューするようなくらい積極的な姿勢で面接に臨みました。年齢・転職歴のハンディを「強み」と考え、転職活動した結果、第一志望の企業に3回の面接を経て採用が決定しました。

4.最後に

企業の求める人材と私の経験・志向性が高度にマッチングした結果の採用決定でした。(株)エリートネットワークは、企業と登録者とのお互いの相性や価値観を重視し、最適なマッチングを常に考えて下さっていたでしょう。在職中の転職活動は、携帯電話・メールが欠かせません。このようなツールを選考状況に応じてフル活用することが出来る人材バンクとお付き合いすることをお勧めします。

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