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オルタナティブ・インベストメントの最前線への転職

オルタナティブ・インベストメントの最前線への転職

No.173
  • 現職

    マザーズ上場 
    セキュアード・キャピタル・ジャパン株式会社
    アクイジション部 ヴァイス・プレジデント

  • 前職

    新卒で総合商社 → 一部上場IT企業 → 一部上場リース会社 → 日系信託銀行

長江 昇介 氏 36歳 / 男性

学歴:北海道大学 工学部卒

転職のきっかけ

転職は数回経験しておりますが、主にオルタナティブ・インベストメント関連のファンドアドミニストレーターとして勤務しておりました。管理部門に関する内部統制上の設計に関わることができないこと並びに教育を含むIT投資への理解度のばらつきに常に歯がゆさを感じておりました。
前職では大企業ということもあり、オルタナティブ・インベストメントで必要とされる意思決定の速さを欠く状況も重なり、金融専門職としてまだまだ最前線で働きたいとの思いもあり、転職を決意致しました。

転職活動

既に何度か転職を経験しておりますので、過去の反省を踏まえ今回は以下の点について重点を置いて転職先を検討致しました。

———企業にとってのファンドビジネスのポジション———
その企業にとってファンドビジネスの位置づけが資金調達であってはいけないと考えておりました。運用ありきでファンドビジネスを行っている場合、どうしても管理面が遅れがちになるような気がします。

———企業規模・資本形態———
一概には言えないのですが、大き過ぎる企業では意思決定の速さに問題が生じますし、小さ過ぎる企業では管理自体にコストをかけ切れない場合が想定されました。
今回は従業員300人までの大手金融機関の関係会社または独立系のオルタナティブ・インベストメントのプロダクツファームを中心に転職活動致しました。

———応募条件と募集条件の調整を行うことのできる人材紹介会社———
今回の転職で最大の壁となったのは前回の転職から1年未満での転職となったことでした。(株)エリートネットワークにお世話になる以前にも数社の人材紹介会社に登録をしていたのですが、転職回数と前回の転職からの期間の短かさが理由となり、なかなか面接までたどり着くことができませんでした。
私としては決していい加減な理由で転職を繰り返している訳ではないため、希望している職種の募集のある企業に対して、私のパーソナリティを正しく説明して頂く必要がありました。そういう意味でこの項目が最重要であったかもしれません。
ご担当カウンセラーの高橋さんが大学の先輩であったという幸運もありましたが(笑)、本当に親身になって相談に乗って頂くことができました。一般的なキーワード検索を多用する人材紹介会社では今回の転職はうまくいかなかったと思われます。

しかし、実際の転職活動は当方にとって、またご担当カウンセラーの高橋さんにとっても長丁場且つ非常にタフなものであったと思われます。記録を調べたところ初回の面談が2005年の7月となっていました。希望先から内定を頂いたのが2005年の12月ですから約半年お付き合い頂いたことになります。その間に十数社以上の企業に照会をお願いしましたが、相手先企業の募集状況等を的確に教えて頂く等、常に迅速なご対応を頂き、また実際の面接に際しましても事前に適切なアドバイスを多数頂きました。
業種としても新しい業種であり、相当業界知識の深い人材紹介会社でなくては対応できない部分があるはずなのですが、いつも適切にご対応頂けました。実際、他の人材紹介会社でキーワード検索だけの紹介で面接に伺った企業もありますが、双方苦笑いで帰って来たことも何度かあります。
そういう意味でも人材紹介会社の選択は、慎重に行うべきだと思われます。

これから転職をされる方へ

自分の希望と能力を客観的に評価した上で転職活動に臨むべきだと思われます。その上で自分にふさわしい企業に絞り込んでいけばよいのではないかと思われます。
また、個人的な感想として、集まる人材にその企業の社風が端的に現れると思われます。応募先の企業につきましてもできる限りの情報を取得すべきと思われます。
もちろんこれらは単独では難しい部分もありますので、知人または人材紹介会社でよくご相談の上転職に臨まれてはと思います。

最後に本当にお世話になり、ありがとうございました。

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