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日系から外資系へ。メーカー経理の転職。

日系から外資系へ。メーカー経理の転職。

No.141
  • 現職

    GEインターナショナル・インク コントローラー

  • 前職

    一部上場 化学メーカー
    経理・財務部〜シックスシグマブラックベルト

松平 武郎 氏 36歳 / 男性

学歴:東北大学 法学部卒
TOEIC 930点

人生の諸先輩の転職活動と比較すると、「果たして、同じ土俵で自分の転職体験を語ることにどれほどの意義があるのか?」と少し躊躇を覚えるが、「普通の人による、普通の転職」の一例として、私のケースを紹介したいと思う。

転職の背景

転職に対する漠然とした願望を持ち始めたのは4年前からであった。当時の職場に対する不満(上司との関係)から、「現実逃避」としてインターネット上の転職サイトに没頭するようになった。ただ、所詮は現実逃避、「申し込んでは断られ、焦りを募らせて」、と徒労の連続であった。他方、大手の転職サイトでも複数の企業からアプローチを受けることがコンスタントに続いていたこともあり、「自分もまだまだ商品価値があるな。いつ開始しても楽勝かな」と転職に対して、真剣に取り組む姿勢に欠けていたことも事実であった。

転職のトリガー

そんな安穏とした状況を方向転換させる、大きな要因になったのが、前勤務先の人事制度の変革であった。私は、所謂「バブル経済」が栄華を極めていた頃に入社した世代であり、現在、多くの国内企業がその処理に暇がない「切捨て」の対象年次である。昇給・昇格についても制度の締め付けが厳しくなり、同世代での賃金格差も次第に拡大しつつあった。実に面白くないことである。このような環境の変化の中で、ある考えが次第に膨らんで行った。
「今の状況は、前向きに見れば、次なる挑戦の機会を与えられていることを意味するのではないか?すなわち、長年、不平をこぼしながらも従っていた、(前勤務先の)価値観・評価基準から自己を解放する千載一遇の機会ではないか?今こそ、「投企」する時ではないか?」。
勿論、「自分のそのような考えが、敵前逃亡ではないか?」という考えも常に心の片隅にあった。それを相克できたのは「自分は、10年以内にCFOになる」という明確なキャリアビジョンを、この4年間の間に抱くようになったからである(経緯は長いので、ここで開陳するのは控える)。その上で現勤務先におけるキャリアオプションを分析した結果、一旦、現在の職場を離れて新しい挑戦をするのが、唯一且つ最適の選択肢であると断定するに至った。2月のことである。ここまで達観できれば、転職活動は大きな山を越えたようなものであり、以降の行動が、転職に帰結するとして割り切ることができた。そのお陰か、モチベーションを喪失気味であった当時の担当職務に対しても、ポジティブに取り組めるようになった。

転職の最適Path

この状況に至れば、あとはどういうPath(経路)で転職をするか?が最大にして唯一の問題である。転職支援サイトは「相手が表層的な情報でしか判断できない」、という限界を持つが故、転職エージェントを活用することは早くから決めていた。今までも名の知れた転職エージェントとは接触したこともあったが、まずはネット上で各エージェントを調べることにした。(株)エリートネットワークとは、その過程でたまたま出会ったのであり、初めは入り口だけみて、印象に残らないなら他のサイトに移動しようとしていたくらい、当初の思い入れは全くなかった。今だから言うが、社名もその時初めて知ったくらいである。
しかしながら、私は3〜4時間を(株)エリートネットワークのサイトで過ごすことになった。それは、多くのケーススタディ「転職体験記」のせいであった。読めば読むほど、いろんな人生、バックボーン、苦悩を持つ様々な世代の人たちがどのように新しいキャリアの扉をつかんでいったのか、それにエージェントがどのように関与したのか、克明に記されていた。暫し読み耽った後、(株)エリートネットワークが流れ作業でない「オーダーメイド」の転職活動支援をやってくれる、と確信したのは自然な流れであろう。
実際会ってみて、カウンセラーの岩川さんそして高橋部長とお話した時点から、「転職希望者と企業間の波長」及び「転職希望者とエージェント間の波長」を念入りに調整しようとする「オーダーメイド」感がひしひしと伝わってきて、自分のキャリアに対するビジョンが、安心感に包摂されていくのを感じた。この時点で、自らの新しいキャリアを(株)エリートネットワークに託そうという考えが固まった。
この安心感は、実際に候補先企業と面接する過程でもしばしば感じた。
面接が終わった後も、フォローアップを念入りに行ってくれる、或いは昼夜を問わず連絡を頂けるといったCourtesyに代表される「オーダーメイド」感は、同様のサービスを銘打っている他のエージェントとは明らかに秀でているものを感じた。お陰で、転職プロセスのストレスを殆ど感じることなく、希望していた企業からの内定をもらい、「あっけなく」転職活動が終わってしまったのである。その後、担当プロジェクトの完了、既存職務の引き継ぎを円滑にこなし、後腐れなく退職できた。これも(株)エリートネットワークの「オーダーメイド」型転職支援のもうひとつの産物であろう。

転職のKey Driver

自分なりに、転職を可能ならしめる主たる要因をリストアップしてみた。
■己の生き様(55%)
美辞麗句で職務経歴書を固めても、早晩化けの皮がはがれるのは明々白々である。「身の丈をわきまえた上で、いかにキャリアの革新を図っていくか?」、言い換えれば「キャリアビジョン」を常日頃から描いておくことが転職に限らず、人生設計で有益になることは明らかである。
■エージェント(35%)
如何に多くの情報、ノーハウを有しているエージェントでも、転職志望者と良い関係が構築できない限りは、満足できる転職活動をサポートできないであろう。エージェントの資質以上に、「如何にエージェントと良好な関係を築けるか」にかかるウェイトが高いと言える。
■運(10%)
希望する企業、希望する職種に空きがあるか?そして良いエージェントと巡り会えるか?運はコントロールできないが、常にアンテナを張り巡らせれば運に依拠する部分は限りなく0%に近くなるであろう。

終わりに

自分でも驚くほどに、「平穏無事に転職活動が終わった」のであるが、繰り返すまでもなく(株)エリートネットワークの磐石の支援があったからこそ、そう言えるのであろう。達成感に驕る事なく、緊張感を持って新しいキャリアのスタートを切ることができたことに対し、(株)エリートネットワーク及び担当カウンセラーの岩川さん並びに高橋部長に感謝の意をこめて、この体験記を終わらせたいと思う。
「数々のサポート、有難うございました」

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