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難航する転職活動に差した“光”。

難航する転職活動に差した“光”。

No.131
  • 現職

    IPO前提の不動産管理会社 社長室・総務室長

  • 前職

    元大手メガバンク 国際業務部 ミドルオフィス → 日系生命保険会社

大屋 俊彦 氏 36歳 / 男性

学歴:一橋大学 経済学部

私の転職活動は10月からスタートしました。最初はいくつかの転職サイトに登録をして、自分単独で探していたのですが年齢が36歳ということと、専門性がかなり絞り込まれた自分のキャリア(外国金融機関向け与信枠のリスク管理)を活かすことができる求人が少ないということもあり、転職活動は最初から難航しました。

それでも、いくつか人材紹介会社の方が私の経歴書を見てコンタクトしてきたので、その度にすぐに会いに行きました。最初の人材紹介会社は直近の生命保険外交員というのキャリアに着目し、生命保険のホールセラー(自社の生命保険商品を販売してもらうために銀行や証券会社等に商品企画、商品説明、販売指導等を行う営業職)の仕事を数件紹介してきました。生命保険という商品自体は嫌いではないのですが、2社目の会社では新規顧客開拓で苦労し、経済的に苦境に置かれた経験を持つ私は、生命保険の営業職という仕事にトラウマのようなものを感じるようになっていました。面接を受けてはみたものの結局、やりたいという熱意が感じられないという評価がなされてしまいました。私自身の腰が引けているのだからこの結果は当然なのですが、それをあっさり見抜かれてしまうという面接テクニックのなさ、自分のやりたいことを熱く語る情熱の欠如についてはそれ以降ずっと悩みの種となりました。
他の人材紹介会社では都市銀行のリテール営業の仕事を紹介されました。面接を受けましたが、そのフィードバックが一切なく、それ以降なしのつぶてになりました。また、別の人材紹介会社は最初のコンサルティングは熱心にしてくれましたが、その後まったく音沙汰がなくなりました。人材紹介会社の方が忙しいのは私も承知しているのですが、まったく連絡がないというのはどういうことかと思いました。ひょっとしたら人材紹介会社の方のほうでは、「一生懸命職探しをしているのであれば、自分のほうからコンタクトして来い。それぐらいの熱意を見せろ。」と思っているのかもしれません。しかし、そういうプレッシャーを受けなければ仕事の紹介を出さないというのは人材紹介のプロとしてはどうなんだ、という気がします。

人材紹介会社に登録、案件がなくなったらまた他の人材紹介会社に登録、ということを何度か繰り返している時に、 (株)エリートネットワークを日経新聞の求人案内欄で見ました。ホームページを見てみると、営業以外の職種の紹介もかなりあり、興味を持った求人案件がいくつかあったので登録することにしました。(株)エリートネットワークから連絡があり、カウンセリングのために訪問しました。そこで、担当して頂くことになるカウンセラーの能登谷さんにお会いしました。能登谷さんは私よりも年下で知的な女性で、しっかりした態度でカウンセリングして下さいました。最初のほんの一瞬、若そうだけれど大丈夫かなと思いましたが、話しているうちに安心して任せられるなという気分になりました。転職活動をもう一度頑張ろうという勇気が湧いてきました。

その後、すぐに数社との面接をセッティングして頂きました。自分だけで職探しをしていたら絶対に出てこないような職種もありましたが、「大丈夫です。頑張って下さい。」との励ましを頂いて面接に臨みました。何社かの面接を受けている活動期間中も能登谷さんを始め他のカウンセラーの方々から何度もヒアリングや途中経過のご連絡を頂きました。また、何度か面接の事前準備として何をしたら良いかにつき前日にカウンセリングして頂き、楽な気分になりました。
それでもすべてが順風満帆にいった訳ではありませんでした。面接での手応えは回を重ねる毎に確かなものになっていきましたが、内定を頂けた会社は一社もありませんでした。「人柄は良いのだけれど」という男女のお見合いの席ででも聞かれそうなコメントがフィードバックされてきたということを聞くにつけ、「私は何の仕事も出来ない人間なのかな」と落ち込むこともありました。そんな中、カウンセラーの能登谷さんからきついアドバイスをもらうことになりました。「今のままではいけない。内定が取れるために今やるべきことは、これと、これと、これ。」と言われ、何で今更年下の女性にそんなことを言われなければならないのかと更に落ち込みましたが、言われた内容はどれも正鵠を射た、耳の痛いことばかり。つまらないメンツにこだわっている暇はなく、言われたことを実行してみることにしました。その後準備万端で、やる気を充実して臨んだ面接でようやく内定を頂くことができました。

転職活動を始めてから停滞している時期が長かったのですが、(株)エリートネットワークさんに相談してからはコンスタントに面接が入り、活動がスムーズに出来るようになりました。最終的には能登谷さんを含む4人のカウンセラーの方々に面倒を看て頂きました。私が今回の体験を通じて思うことは、「担当カウンセラーの方が転職する側の人の立場に立って親身に対応する」ということを標榜する人材紹介会社は多数あれど、本当にそのとおりだという人材紹介会社はあまり多くないということです。(株)エリートネットワークはその数少ない紹介会社のひとつだと思います。
本当にお世話になり、ありがとうございました。

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