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多忙な現職を続けながら、転職活動を成功させるには。

多忙な現職を続けながら、転職活動を成功させるには。

No.123
  • 現職

    株式公開予定 流通業 経理・財務担当

  • 前職

    大手監査法人 公認会計士

吉岡 純子 氏 27歳 / 女性

学歴:一橋大学 商学部卒

退職を告げた時の周囲の反応

 転職が決まり、それまで勤めていた監査法人に退職意志を告げた時のことです。先輩や同僚から一番よく聞かれたのが「どうやって転職活動をしたの?」という質問でした。私は社内でも「よく残業をしている」という印象を持たれていたようで、「いつの間に」と思われたようです。

転職活動にあたっての私の基本方針

 私が転職活動を本格的に考え始めたのは9月の下旬でした。ホームページで偶然見付けた(株)エリートネットワークさんに登録をし、カウンセリングをして頂きました。他のエージェントとは異なり、親身にこちらのことを考えて下さっているのが伝わってきたため、(株)エリートネットワークさんでお世話になることに決めました。
 とはいえ、監査法人に勤めていた私にとって、10月11月というのは3月決算会社の中間決算で忙しい時期です。また、監査以外の短期の特殊ジョブにも携わっていたため、連日、日付が変わってからの帰宅だったり、土日出勤があったりと、履歴書を書く時間を確保するのですら大変な状況でありました。
 転職を考える人にとって、現在の職を続けながら就職活動をするか、それとも退社してから就職活動をするかというのは大変悩むところだと思います。私の場合は、特に職場自体に大きな不満があった訳ではなく、また自分自身で「これがやりたい!」と明確に言えるような仕事もなかったため、(株)エリートネットワークのカウンセラー横関様のアドバイスのもと、仕事を続けつつ、1〜2社ずつ受けていくことにしました。大学を卒業してからずっと監査法人に勤めており、一般の事業会社のことはよくわかりませんでしたので、数社受けていく中で少しずつでも事業会社に対しての理解が進み、いつか自分に合うと思える会社に出会えれば・・・と考えたのです。

面接を受けるためのやりくり

 自分で広告を見て横関さんに面接を受けてみたいと伝えた某大会社の時は、面接は夜9時過ぎからの開始にして頂きました。当日は面接に間に合うように現場を終わらせ、面接を30分程して頂いた後、また事務所へ戻って仕事を片付けました。
 2社目の面接を受けた時には、勝手ながら、2週間先までのスケジュールの中で、私の裁量で現場の仕事を終了させられる日をいくつか指定し、その中で面接日程を調整して頂きました。これは各自が従事している仕事内容に左右されると思いますが、私の場合、クライアントの決算発表が終わるまでは、現場責任者として急な問題発生にも備えられるよう残業可能な状態にしておく必要がありました。したがって、2社目の面接はクライアントの決算発表後になるようお願いしたため、面接を受けるまでは多少待つことになりました。
 逆に、同社の2次面接に進めることになった際は、その後3日間は自分の裁量で現場を終わらせることができるタイミングでしたので、カウンセラーの横関様からご連絡を頂き返信をしたその日のうちに社長面接をして頂きました。結局、同社の面接で社長ほか面接をして下さった方々のお話をうかがい、ここなら夢を持って働けるのではないかと思い転職を決意しました。

転職を考えている方へ

 自分だけの裁量では仕事の終了時刻を設定できない場合は特に、現職を続けながらの転職活動というのは困難がつきまとうと思います。実際、私の周りでも、出張中の夜に新幹線で東京まで面接を受けに戻りとんぼ返りをした人や、最後の手段として「病欠」として面接に行った人もいました。もちろん、職場に迷惑をかける訳にはいきませんので、自分なりに工夫をしてその分の仕事を前倒しで片付けたり突発的事故が起こらないように可能な限り根回しをしておいたりする必要はありますが、あせらずに腰を落ち着けて転職活動ができたので、仕事を続けながらの転職活動をして良かったのではないかと思います。事情は人それぞれではありますが、妥協せずに転職先を探すには、仕事を続けながらの転職活動というのも良いのではないかと思います。

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