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建築事務所から不動産投資ファンドへ。

建築事務所から不動産投資ファンドへ。

No.110
  • 現職

    不動産投資顧問会社
    不動産開発担当

  • 前職

    建築・施設コンサルティング事務所
    コンサルタント

黒田 広 氏 32歳 / 男性

学歴:早稲田大学大学院 建築学科 修士課程卒業

大学院を卒業後、そのまま建築・施設開発に関する企画・コンサルティング事務所に勤め、企画立案から施工監理、竣工後の運営支援まで幅広く経験を積ませてもらいました。組織が肥大化すればするほど顕在化するセクショナリズム”が横行するクライアント内部に対し、外部から横断的に仕事の舵取りを促し、開発事業を進めていく。こんな果敢な仕事の仕方に強く影響され、成長できた約10年。本当に多くの事を教えて頂いた素晴らしい会社で、私の礎をつくって下さったと今でも感謝しています。

そんな会社からの転職を考え出したのは、自分の担当する大型物件が竣工し、手離れし出した3〜4年前の事でした。横断的に業務をこなし、立ち上げから引き渡しまで一貫したプロセスを経験できる、この課程を通して感じた事は、自分なりの専門分野や知識を確立していかないと、将来自分が行き詰まると考えたからです。誰にでもある事だと思いますが、自分の得手不得手や興味の対象が、仕事を通じてわかってきたのでした。

遅かれ早かれ独立する事を志望していた私は、自分の武器となる分野に狙いを定め、磨いていく機会と環境を得たいと意識するようになりました。しかし、自分の当時の仕事内容にも満足しており、漫然と業界研究をする以外は特に動きのないまま1年2年と経ってしまい、年齢が30を迎えた時に改めて危機感を感じ、数社に相談を持ち掛けたのでした。

建設業界というものはその仕事の種類や物件特性が多岐に渡り、それだけ様々な仕事が存在します。市場が大きく、とても複雑です。いくつかの人材紹介会社に相談させて頂いた結果、感じた感想は、私がこれまで仕事をしていた会社やその内容について、ある程度以上の知識や理解が無いと的を射た紹介先は教えて頂けない。偉そうな言い方になってしまいましたが、これが当時の本音でした。中には1年以上通って話を定期的に聞いて頂いた紹介会社もありましたが、毎回紹介頂く企業は変わらず、自分にとって多少の業態転換も厭わない旨を伝えてみても、これまでの先入観が強いのか、経験と重ならないから難しいと言われ、私にチャレンジできるかどうかの可能性も見えてこないという状況も経験しました。

私にとっての転職は、自分の職能のステップアップの為に、異分野でも良いから今必要な事を吸収しておきたいという動機に基づいたものでした。その為に、あれだけ慣れ親しんだ会社を辞めるという決断をした訳です。不安は承知の上でしたが、自分だけでは得ることができない情報を期待して人材紹介会社に相談を持ち掛けただけに、”のれんに腕押し”状態の1年間は徒労感だけが残る虚しいもので、焦りだけが募っていきました。

(株)エリートネットワークの事を知ったのは、偶然インターネットで気になる会社情報を閲覧していた時だったと思います。大げさな名前の会社だなあと思いつつも、HPを拝見した時に紹介企業の種類の多さと質の高さに興味を覚え、早速登録を済ませ、一度話しを聞いてもらおうと思いました。トップページから具体的に紹介企業や募集人材についてのニュースが掲載されており、こちらの欲している事を意識された上で運営なさっている事なのかと考え、好感を覚えました。

カウンセラーの横関さんとは、初めにお会いしてきちんと希望をお伝えした後は、私の仕事の事情も有り、ほとんどが電話でのやりとりでした。それでも不安にならなかったのは、私の前職を深くご理解下さったこと、お願いした件に対しての情報提供までのスピードが早かったこと、そして、変化の著しい昨今の不動産市場において、将来の為に一度経験しておいて損はないという業態を強く推された、そのアドバイスを信じたからでした。

実際、私が行き先として検討していた方向は不動産投資ファンドを基とした業種で、新規参入企業も多く、これまでのデベロッパー業と比べても経済性優先主義のイメージがあり、パブリックイメージも決して良いものだけではありませんでした。それでも、転売だけを前提とせずに運用までを見据えた企画開発や、経済性至上主義に偏らずに本当に良い資産を創る事ができるのであれば、有益なビジネスモデルであろうと思い、その気持ちを理解して頂ける企業に巡り会えるかが自分にとってのハードルとなっていました。

運良く一つ目に関心を持った企業に声を掛けて頂き、1ヶ月に渡り社長を含めて3回の面接を行いました。カウンセラーの横関さんからはその都度連絡を頂き、自分の考えや行動を見直すきっかけを与えて頂いてました。最終の社長との面接の際に、もの創りに執念を持つ人に来て欲しいという社長の一言と人柄に魅力を感じ、自分が漠然と考えていた事を少しずつでも実践できるのではと感じ、この会社で働いてみようと決意しました。

これまで社名も全く知らなかった会社でした。

やってみて初めて気付きましたが、転職は決して自分だけの個人的な問題ではなく、お世話になった方々や仕事を通じて知り合った仲間、そして家族等、様々な人々に対する感謝も忘れずに、改めて自分を飛躍させる大きな転機でありチャンスです。その為に自分の将来に対する考えや目的を可能な限りしっかりと持ち、長期的視点で人生計画を練ることが重要なのだと思います。そんな大事な事を相談するには、やはり相手のカウンセラーの方との信頼関係が大切だと考えるのですが、(株)エリートネットワークの横関さんには、本音で相談も出来、決してこちらを失望させず、常に的確な情報提供と明るい声で私を支援して下さいました。コンサルティングという同業の括りで見た際に、私にとっても大変お手本になる方として、(株)エリートネットワークさん共々感謝しています。

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