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九州から上京したばかりの第二新卒、未経験で経理職へ

九州から上京したばかりの第二新卒、未経験で経理職へ

No.990
  • 現職

    東証一部上場 インターネットマーケティング会社 経理スタッフ

  • 前職

    東証一部上場 電力会社 営業所 営業事務(電気料金回収業務)

長嶋 純子 氏 25歳 / 女性

学歴:熊本大学 法学部 法学科 卒

「第二新卒」「女性」「未経験」で転職したいと考えている方、朗報です。
私は(株)エリートネットワークの転職カウンセラー安藤様の御尽力の御蔭で、無事希望の経理職で内定を頂くことができました。

九州出身の私は熊本大学を卒業後、新卒で九州の電力会社に事務職として就職しました。正直に言えば、大企業=安定=祖父母が喜んでくれる、という安直な考えで就職しましたが、初期配属の営業所では人間関係に恵まれたこともあり、社会の役に立てている充実感を味わうことができました。
新卒時はよく面接で「社会への貢献」「会社への貢献」とテンプレートで志望動機を答えていましたが、仕事をしていく上で誰かのお役に立てているという充実感は、これ程にも人間として成長させてくれるのかと身を以て感じました。

九州の片田舎で、目の前の24時間営業のスーパーを心の拠り所にする生活に満足していた私に転機が訪れます。
彼との結婚でした。
学生の頃から付き合っていた彼は、大学卒業後東京の大学院に進学し、そのまま東京で就職しました。2年の遠距離の間の波乱は割愛しますが、私は仕事と結婚の狭間で悩んだ挙げ句、「会社はいくらでもあるが、この人は1人しかいない。」と思い結婚を機に退職し、東京に引っ越すことにしました。
新卒で入社して2年と2ヶ月経ったタイミングでの決断でした。こうして私は東京で働くべく転職活動を始めました。

さて、転職するにあたり大事なことは、自分の中で譲れない条件を精査することだと思います。覚悟を決めて転職するからには、やはり前職よりも好条件である方が良いと思う方が大半でしょう。
しかしながら私の場合は、「正社員」と「産休育休制度」の2つが譲れない条件でした。次に就職する企業にはこれから先も長く働くつもりですから、キャリアアップの道があり、様々なライフイベントがあっても柔軟に対応できる制度が整っていることが重要だと考えたからです。
加えて、前職は若干特殊な業務だったため、より汎用性が高く専門的知識を身に付けられる職に就きたいと思い、「経理職」であれば尚良しと考えていました。

転職活動を始めた当初は未経験でも応募できる会計事務所、税理士事務所を中心に探していました。とにかく実務を経験しながら、資格を取得するのが効率的だと考えたからです。

しかし、大手転職サイトを検索しても出てくる案件は、不動産や保険の営業か、名前も知らないIT関連のベンチャー企業の求人がほとんどでした。企業のHPを見ても、社風や人間関係、これからの展望等が分からず手探り状態でした。巷で言われる隠れブラック企業の恐怖から様々な転職口コミサイトを巡っては、ネガティブな情報ばかりが目に入り、更に恐怖に苛まれるという有様で転職活動は難航しました。

そこで私は救いの手を求めて、初めて転職エージェントを活用してみることにしました。登録していた大手転職サイトにはプライベートオファーという制度があり、私のレジュメに興味を持って下さった転職エージェントからメールが届くのですが、その内の1つがエリートネットワークの安藤様からのメールでした。
エリートネットワーク様を選んだ理由の1つは、「正社員専門」であることです。
正社員専門であり様々な大企業とのコネクションを持つエリートネットワーク様は、正に私の譲れない条件の1つを満たしていました。

ようやく安藤様と巡り会った私は、在職期間最後の1ヶ月を前に転職活動を開始しました。
多くの方が、仕事を続けながら次の転職先を探すと思います。平日は仕事に追われながらも、休日は転職に向けて情報収集したり書類の準備を進めたり、転職活動のために使う時間をいかに作れるかが重要になります。

在職中に行った最初のカウンセリングで今回の転職のきっかけや求める条件をお伝えし、退職以降東京で積極的に面接を進められるよう、まずは徐々に準備をしていくことになりました。
「TOIECも600点以下で簿記の資格もない、裸一貫の私は何か勝負できる武器を身に付けなければ。資格を取らなくては。」と凝り固まっていた私を、安藤様は幅広い視野で転職活動ができるよう軌道修正して下さいました。「士業を目指すのもいいが、「未経験」でも採用して下さる民間企業や、経理以外にも幅広くバックオフィス系の案件も視野に入れて活動しましょう。」と提案して下さったのです。

また、地方大学出身だと東京では通用しないと勝手に思い込んでいましたが、学校歴は関係ないことを理論立てて説明して下さいました。
第三者から見れば、他人に言われなくても自分で考えられるだろうと笑われるかもしれませんが、その時の私にとって安藤様とのカウンセリングは安堵感を与えてくれるものでした。

新卒での就活は周りの友人と同時スタートのため、情報や悩みを共有しやすく、就職に向けて一緒に進む仲間がいました。しかし、転職活動は大抵1人です。自分の考えや悩みを相談できる相手もいなければ、一緒に励まし合える仲間もいません。
そんな中、転職エージェントの方は、これまで多くの転職活動者を見て支えてきた百戦錬磨の頼もしい存在、いわばスーパーヒーローです。

しかし、安藤さんとの出会いで安堵したのも束の間、6月中に応募した企業はことごとく適性検査・SPIの結果が悪く、選考見送りとなってしまいました。これはひとえに私の努力不足なのですが、「面接まで選考が進まなければ、自分の良さを企業に伝えることもできない。」と出鼻をくじかれたことで身が引き締まりました。
結局退職までの最後の1ヶ月間では、書類の準備が中心で1次面接まで選考に進んだのは1社だけでした。

7月1日に東京に転居してからは、無職という現実に再び恐怖を感じ、エリートネットワーク様以外にも口コミの評価が高いエージェントを幾つか利用することにしました。
しかし結局は安藤様以外ではピンとくる方がいませんでした。他の転職エージェントからは、「未経験での経理は難しいでしょう。」と希望とずれた案件を提案されたり、提案された企業について深い知識を持っていないのか概要だけしか教えてもらえなかったりと、あまり安心できるものではありませんでした。
人との出会いですので一概には言えませんが、これまで培われてきたノウハウや長年の実績がエリートネットワーク様にはあるのだと思います。

こうして安藤様への信頼を勝手に再認識しながら、最初の面接を迎えました。
面接前には必ず電話をして下さり、IT業界の時事や前提知識に乏しい私に、業界全体の流れや企業の概要だけでなく、面接に向けて企業のIR情報を読んでおくことや質問に対してどのようなニュアンスで答えるとベストなのかに至るまで、細かく指導して下さいました。
安藤様と話すことで、曖昧だった自分の考えがまとまり、私自身普段から緊張しない性格でもあったため、全く不安なく面接に臨むことができました。大勢の面接官の前に椅子が1つ置いてあり四面楚歌状態といった新卒の頃のイメージとは全く異なり、中途面接は企業の面接官が少人数で距離も近く、終始穏やかに進むことが多かったです。
また安藤様は、面接後の手応えと、その企業との相性はどう感じたか等を毎回電話で聞いて下さいました。
何より嬉しかったのは企業からの私に対する評価をフィードバックして頂けたことです。不安が解消され、具体的にどこを評価して頂いたのか知ることができ、次への自信に繋がりました。

蓋を開けてみれば、7月以降本格的に転職活動を始めてから10日足らずで、未経験にも拘わらず希望の経理職で2社から内定を頂くことができました。
面接を受けた企業は3社のみ。短期決戦でしたが結果には非常に満足しています。

これから入社する企業は安藤様に「CFOが大変良い方なので会ってみませんか。」とご提案頂いたところです。安藤様が仰る通り魅力に溢れたこの上司の下で、一から企業の経理実務を学び、人間としても成長したいと思い入社を決意しました。

もともと “人運” が良いとは思っていましたが、安藤様と出会えたことは、私にとって非常に幸運でした。面接終了後内定を確信した時にいち早く伝えたい、と自然と思える方と出会えたことに感謝しています。
これからの新しい仕事に期待と不安を抱きながらも、挑戦を後押しして下さった安藤様に恥じぬよう頑張りたいと思います。

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