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個人事業主を卒業し、27歳でマザーズ上場企業へ

個人事業主を卒業し、27歳でマザーズ上場企業へ

No.941
  • 現職

    マザーズ上場 Webメディア運営企業 マーケティング部   Webマーケッター

  • 前職

    通販事業会社 企画開発部   Web担当
    個人事業主   ( アフィリエイト、ネットビジネス、為替取引・投資等 )

志村 裕司 氏 27歳 / 男性

学歴:早稲田大学 文化構想学部 文化構想学科 卒
TOEIC 650点
空手道初段 ( 県大会ベスト8入り )

● 4年半ぶりの就職を考えた背景

私は大学卒業後、新卒で入社した企業においてM&Aにてグループインした通販事業会社で、Webサイトの運用・マーケティングを中心に経営企画から商品開発まで幅広い業務に携わっておりました。

しかしながら、会社の所在地の変更や社長を含めたメンバー編成の変更などに伴って約1年で退職し、大学時代から取り組んでいたITビジネス (アフィリエイトや情報商材販売) と為替取引に関連した活動 (自動売買ソフトでの運用、セミナー企画、コンサルティング等) を中心に独立開業し、個人事業主として約4年半を個人で活動して参りました。

会社を退職した当初は、食べていくためにもがむしゃらに収入を得る仕組み作りに没頭していたのですが、次第に落ち着き、時間にも心にも余裕ができてきました。
一時は自分と同様に個人でビジネスをしている友人達と、毎月のように海外に行ったりなどと自由を謳歌していた時もありましたが、燃え尽き症候群のような状態になることもありました。
正直なところ、当初思い描いていた状態をある程度は達成することができたにも拘わらず、疎外感や虚無感を感じることも少なくなく、自身の人生に行き詰まりを感じておりました。

大学を卒業して約5年が経過したこともあり、一度立ち止まって自分の人生を振り返ったところ、やはりもっと社会と密な関わりを持って自身の存在意義を実感したいと考えるようになりました。
以前と比較するとスキルや知識は向上したものの、やはり企業に勤めていた頃と比べると社会や人との繋がりも希薄になり、特に精神面での自身の成長を感じ難くなっておりました。
やはりこの先何十年もの時間を、このまま一人で生きていくことは私には受け入れ難く、「もっと人と関わりたい、仕事仲間が欲しい、もっと人間としての幅を広げて社会人として成長していきたい、社会に貢献して社会の一員としての実感を得たい」 などのことを考えまして、そのためには今一度組織に属する 「就職」 という選択肢が今の自分には最良であると考えて、この度の転職活動をすることに致しました。

● (株)エリートネットワークさんに登録した経緯と、廣重さんとの面談

個人で活動してきたとはいえ、おそらく私の職歴は長期のブランクと見なされるだろうと考えて、自分と同じように職歴がほぼない方々がどのような転職活動をしているのかを調べていたところ、今お読み頂いている、こちらの(株)エリートネットワークさんの 『転職体験記』 の記事にたどり着きました。
当時27歳だった自分と同年代の方で就労経験の無い方や、第二新卒の方の体験記などを数多く見つけることができ、似たような境遇の方の記事をおそらく100件以上は読ませて頂きました。

私のイメージでは、転職活動というものは3ヵ月前後は時間がかかるものと考えていたのですが、(株)エリートネットワークさんの紹介では1ヵ月足らずで転職活動を終了したという方も少なくなく、なお且つ、志望動機の添削やフォローの電話などが非常に充実しているように見受けられました。
何より自分と似た特殊な状況の方々へのサポート実績が数多くあるとのことだったので、まずは一度、自身の転職市場での評価と、転職市場の現状を知るためにも話を伺いたいと思い登録をしました。

登録をした翌日には早速お電話を頂き、翌週 (株)エリートネットワークさんのオフィスに伺い、転職カウンセラーの廣重さんに面談をして頂きました。

私は面談に際して、事前にHPに掲載されていた案件を20程プリントアウトして持参したのですが、廣重さんからは、そのほとんどが書類応募にまで至らないとのご指摘を頂き、やはり4年半のブランクがある自分には、今さら企業に再就職するのは難しいのではないか・・・とも考えました。
それらのほとんどが金融関係の案件だったのですが、 書類審査にも至らない理由を伺ったところ、個人での投資活動は中途採用案件における実務経験とはみなされない、との理由からでした。
また、中途採用の案件における 「未経験可」 の本当の意味や、現在の転職市場で重宝されるスキルや経験のお話などを聞かせて頂くことができ、客観的視点からの自身の立ち位置と、転職市場の実態について教えて頂きました。

持参した案件が主に金融関係だった一方で、廣重さんが用意して下さっていた案件は、当時の自分が思ってもいなかったWebマーケティングに関わる案件でした。
今となっては自分で気づいていなかったのが不思議なのですが、持参した金融の案件以上に廣重さんがご提案下さったWebマーケティングに関わる案件の方がしっくりくるものがあり、その後の転職活動ではWebマーケティングに関する案件に絞って進めていくことに致しました。

● 1ヵ月間の転職活動

面談終了後、さっそく企業への書類応募を開始しました。
まずはご用意下さった案件を志望度や適性別に三段階に分類し、それとは別に自分でもHPから検索した案件を追加で打診させて頂きました。書類応募して頂いた企業は20社以上にもなりました。
数日後には書類通過の通知が徐々に届き始め、立て続けに面接の予定が入りました。 (最終的には7社の企業様に面接をセッティングして頂きました。)

面接日程決定後は、事前に 「退職理由」 「再就職の理由」 「志望動機」 などを作成して連絡するよう廣重さんからご指示があり、原稿のチェックに際しては30分近くもお電話で詳細なアドバイスを頂戴しました。
そのアドバイスも非常に的確で、私が自分自身のことを語るために散々悩んだ上で考え抜いた言い回しよりも、あっさりと的確な表現をなさる廣重さんに対しては、有難くも正直少し悔しい思いをしたことを覚えています (笑)
なぜ自分のことでもないのにここまで的確な言葉が出てくるのだろうか、と思いました。
面接に臨むにあたって、転職のプロからの後ろ盾が頂けたことは非常に心強く感じました。

面接が開始してからは、2日で4社と面接することもあり、新卒時の就活を上回る密度でした。
事前準備としては、とにかくその企業に関わる情報であれば全て目を通しました。また、留意するべき点をまとめた資料を、各企業ごとに冊子にして作成しておりました。
面接の当日には、必ず1時間前には最寄駅に到着し、近くのカフェなどで資料の読み込みと、自身に関する問いへの答えのアウトプットのシミュレーションを何度も行っておりました。

退職してから4年半もの間、ほとんどスーツを着ることすらなかった私には、面接は不慣れな緊張感のある場であり、精神的に少々の疲労感はありました。
ですが、味方としてサポートして下さる廣重さんと毎日のように電話で会話をすることで、良い意味で緊張感を保ちつつも転職活動に早期に慣れることができ、次第に面接の完成度も高まって参りました。

● 内定と入社の決め手

大変有難いことに、結果として2つの企業から内定を頂くことができ、どちらの企業に入社するか本当に悩むことになりました。
共に魅力的な企業であったため、両方の企業に所属したいとまで考えました。

私が入社する企業を選択する判断基準としていた項目は、主に以下の通りです。
(1) 自身の望むキャリアに近づける仕事内容か否か (体得できるスキルや経験)
(2) 創業者の人格や人間的魅力 (ネットでのインタビュー記事や経歴などの確認)
(3) ビジネスモデルと将来性 (利益率や成長率、株価推移や時価総額の確認)
(4) 社会的意義 (自分自身が納得感を持って取り組める仕事か否か)
(5) オフィスやメンバーの雰囲気 (特に面接官の方の態度や人柄、考え方など)
(6) 時間とお金のバランス (ワークライフバランス及び、企業入社に対するROIの確認)
(7) その企業での自身の存在意義の大きさ (自分をどれだけ必要としてくれるか)
などです。

職場はこの先何年も、あるいは何十年も自分の人生と深く関わっていくことになりますので、それこそ結婚相手を選ぶくらいのつもりで真剣に悩んで検討するべきだと考えました。

もちろん全ての項目が重要なのですが、今回の最終的な決め手となったのは、(7)の 「その企業での自身の存在意義の大きさ (自分をどれだけ必要としてくれるか)」 でした。

これは今回の就職理由の根本に 「自身の存在意義を実感できる環境を得る」 という目的があったからです。そのための環境として申し分ない企業から内定を頂けたことは幸運でした。

● 最後に ( 相性とタイミング )

私は、(株)エリートネットワークの廣重さんのサポートのお蔭もあり、初回の面談日からぴったり1ヵ月で内定承諾日を迎え、転職活動を完結致しました。

実のところ、続けて不合格のご連絡を頂いた頃には、今の自分ではどこにも受からないのではないか、などと頭によぎったこともありましたが、自分自身と廣重さんのサポートを信じて、この一ヵ月はとにかく目の前の企業の面接だけに集中して一心不乱に活動して参りました。

振り返って考えてみると、内定を頂くには企業との相性とタイミングが大事だと思います。
ある企業ではプラス評価されるポイントが、逆にある企業ではマイナス評価されることや、同一企業においてもある時期はプラス評価されるポイントが、別の時期ではマイナス評価されてしまうという事も普通に有り得るわけです。
こればかりはある程度の数の企業と出会い、相性と時期の合う企業を見つけるしかありません。
また、面接の数を重ねていく過程で、自分自身の考えや方向性なども徐々により強固になっていき、自分を表現して想いを伝える技量も着実に向上していくということを実感することが出来ました。

私は今回の転職活動において、就職できればどこでも良いとの考えでは臨んでおらず、心から納得できる企業が見つからなければ就職自体を見送ろうとも考えていました。
そのこともあり、面接の場で意識したことは、とにかく面接官の方と素の自分で接してどれだけ自然に心地良く対話することができるかということと、どれだけその企業の仕事に対して面白いと感じ、純粋に直感的にワクワクすることができるかどうかです。

私はある程度の数の企業に応募していたこともあり、企業の社風や雰囲気の比較や、自身とのマッチング度の比較をすることができました。
またある程度の数の企業を受けていたからこそ、内定を頂いた企業とのオファー面談までに自身の考えを確固たるものとし、内定を獲得し得る状態にできたものと思われます。

転職を検討し始めた当初は重い腰が上がらずに、何だかんだで半年以上が過ぎてしまいました。私と同様、なかなか最初の一歩を踏み出すことに躊躇している方も少なくないかと思います。
転職活動を開始することを悩んでいる方は、まずは一度(株)エリートネットワークさんに登録してお話を聞いてみることをお勧めします。
カウンセリング後にたとえ企業への応募をしなくとも、明確に一歩前進することができることと思います。

当初の私は金融の (主に投資に関わる) 仕事ばかりに意識が行っていましたが、廣重さんとの面談のお蔭で、より納得感の得られる仕事を知ることができました。
私はその時点で今後の 「生き方」 の方向性を定めることができ、明確な前進をすることができたと、実感することができました。
そして最終的に、自身が心の底から納得ができる企業から内定を頂くことが出来ました。

今回担当して下さった転職カウンセラーの廣重さんには、心より感謝申し上げます。
短い間でしたが大変お世話になりました。どうもありがとうございました。

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