20年の銀行経験を活かし、コンサル・事業会社CFOを経て、上場企業の経営企画部長に

20年の銀行経験を活かし、コンサル・事業会社CFOを経て、上場企業の経営企画部長に

No.940
  • 現職

    株式上場エンターテイメント企業   執行役経営企画部長

  • 前職

    長期資金系銀行 国際業務部門  参事役
    コンサルティング会社 金融事業部  ディレクター
    株式上場メーカー  取締役CFO
    株式上場金融業・不動産投資会社  CFO

榎本 丈史 氏 57歳 / 男性

学歴:京都大学 経済学部 経済学科 卒
TOEIC 880点
証券外務員資格1種
貸金業務取扱主任者

私は、大学卒業後、大手銀行に入行し、主として海外畑を中心に21年間勤務してきました。大きく21年間を振り返りますと、主な担当分野として、[1] 海外経営戦略の企画立案、[2] 日系・非日系のお客様への様々な与信案件に係る法人営業・審査、[3] 大型IT・BPRプロジェクト (米国にて) のプロジェクトマネジメントを経験しています。振り返れば、この21年間の実務経験がその後の私の人生の大きな資産になったものと思います。

その後、大手コンサルティングファームでのプロジェクトマネジメント・コンサルティング経験を経て、いくつかの事業会社でCFO等、経営に近いポジションで、主として管理部門を任せて頂きました。

その中にはオーナー色の強い企業もあり、そういった企業では、常に経営トップからスピード感を持って的確な処方箋を提供することが常に求められます。このような経験は苦労も多いのですが、遣り甲斐、達成感というものも多く得られます。ある企業様では、海外事業展開の推進、M&A・事業提携等による業容拡大、財務体質強化等について、経営トップとの密接な連携のもと陣頭指揮を執りながら、様々な経営課題を幅広くハンズオンで執行させて頂きました。これはその後の私自身のビジネスマン人生を歩むうえでの大きな成功体験であり、財産になったものと思っています。

銀行という大きな看板を自ら捨てて以来、様々な苦労もございましたが、企業の抱える経営課題を目の当たりにし、常に経営トップに寄り添いながら、事業の発展に邁進してきたことは、私自身の社会人人生の中で一本筋を通してきたものであると自負しています。

私がこの年齢になって、人生の集大成として転職を考えるに至ったのは、それなりに複雑な事情もございますが、一言で申し上げれば、現職において、組織編成上の歪さから停滞感・閉塞感を感じている中で、従来信条としていた経営に近い立ち位置での業務遂行が困難となったことでした。もしこれまでの経験・知見をより活かしつつ、経営に直接関与できるような機会があればと思い、活動を開始したものでした。

元よりこの年齢でおいそれと自らが希望するようなポジションでの転職先が見つかることは、当初あまり期待してはいませんでした。転職先が見つかるまでは数か月から場合によっては数年かかることも想定していました。

ところが、ある日目に留まったポジションに応募したところ、(株) エリートネットワークの廣重様から即座に連絡を頂きお会いしたところ、その後、人事ご担当者、専務取締役、代表取締役との各面接が極めてスピーディに進んだのです。それは転職活動を始めてまだ1か月程度の頃でした。これほどとんとん拍子で進んだのは私の経験でも過去なかったことです。

ここで重要なことは、私自身、経営を支え、その柱石となって働けるポジションであることを希求する気持ちに一切妥協しなかったことです。これは、処遇面よりも私にとっては遥かに重要な判断軸でした。(株)エリートネットワークの担当カウンセラーの廣重様にはそうした私の信条をご理解頂き、そのうえでのご紹介であったものです。従って、面接では、これまでの自らの経験・知見を転職先のポジションでどのように活かせるかを、なんの衒いもなくお話しすることが出来ました。もちろん、面接に先立って、その企業や業界について事前に勉強し、その企業が抱えている課題なども自分の中で整理して面接に臨むのは当然のことです。

私にとっては、あまり知見のない企業ではありましたが、それだけに想像力を働かせて率直にお話したのが今振り返れば結果的には良かったのではないかと思っています。

もう一つ重要なことは、「人」 です。この文章を読まれている方の中にも、人間関係などでご苦労をされた方も多いのではないかと思います。面接の機会は、ともすれば 「自分を売りこもう」 と考えがちですが、むしろ、キャンディデートとしても企業様のトップにおられる方々の 「人柄」 を見極める重要な機会です。私は、面接を重ね、社長と率直に意見交換 (面接というよりは 「意見交換」 という方が当たっています) をさせて頂き、その見識はもとより人柄に 「惹かれた」 ということが、最終判断としては非常に大きな比重を占めました。例え、ポジションや処遇が希望通りであったとしても、この一点で理解し合えなければ 「内定受諾」 とはいかなかったと思います。

私にとって 「ミッションステートメント」 「経営層の人柄・社風」 が、新たな天地を求めていくうえでの大きな判断軸であったと言えると思います。処遇面は、私のような年齢では、二の次でした。今は新天地でどのようにミッションを達成していくか、頭の中で想像しながら組み立てているところです。

最後に、私のような者がこの文書を読まれる方にアドバイスをするという立場でもございませんが、転職に当たっては、以下のようなことを心がけられるといいかと思います。

[1] 自らの判断軸を明確に定めておくことです。これは、もちろん報酬でもポジションでも、個々人で異なるところであるとは思います。これを定めておきさえすれば、転職されてから後悔するというリスクも最小化できるのではないでしょうか。

[2] 特に年齢がある程度高い方には、できるだけ間口を広げられて、アンテナを張っておかれるのがいいと思います。本来、長い社会人経験を経て積み重ねられた経験は何物にも代え難い資産であるとは思いますが、企業様にとっては、年齢の高い方を採用することは確実にリスクを伴うことも事実です。それだけに機会はかなり限られてくるのが現実だと思います。ただ座して待っていては、希望するような案件にはなかなか巡り合えないのではないでしょうか。
しかし、企業様の側でも、中にはむしろ実年齢よりも実務経験を重視されるところもございます。そのような案件と巡り合うためには、アンテナを広く張られることを強くお勧めします。目についた案件には 「アピールポイント」 を整理して訴求されることが肝要かと思います。


以上、口幅ったいことを申し上げました。
何かのご参考になれば幸いです。

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